ウッドデッキをDIYで作ろう!1 ウッドデッキに向いている木材は?

こんばんは、はっちです^^♪

木工DIYをやり始めるきっかけとなった、ウッドデッキ。

練習、練習と言いながら、まったく別のものばかり作っていますが、本来の目的を忘れたわけではありません。

ですが、今までの小物と違って、ウッドデッキはかなり大物。

そして費用もかなりの価格です。

失敗は許されません。

途中で挫折することも許されません。

そもそもやらなくてもいいのでは?という考えは聞きません(ぇ)(´Д`)

結構なお値段の電動工具を買った時点で、小物で元を取ることは厳しい。

時々頭をその考えがよぎることが(ぐらぐら)

そもそも、金額としてウッドデッキをDIYするとどれぐらいのメリットがあるのか?

まずそこから整理していきたいと思います。

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ウッドデッキをDIYするとどれぐらいメリットがあるのか。

施工を含めたウッドデッキ設置費用。

比較となるのは、我が家の新築時に外構工事で作ってもらったウッドデッキ(人工木製)。

人工木の樹脂製デッキの価格とメリットデメリット

我が家で施工していただいたのは、LIXILの樹ら楽(きらら)です。

 

樹脂ウッドデッキ

 

実際の見積もり費用ですが。

 

LIXIL 樹ら楽 ダーク

3間×3尺 約4.9㎡

材料費 130,000円

施工費 50,000円

1尺は約30cm、1間は約180cm

合計 約180,000円。

 

結構してますね。(汗)

 

人工木は朽ちたり、色あせたりすることがないため、長い期間ノーメンテナンスでずっと変わらずに使用することができます。

その代わり、人工木は半分が樹脂のため、太陽光でかなり熱くなってしまいます。

夏場の直射日光の下では熱くてぴょんぴょん飛び跳ねます(苦笑)

天然木にはソフトウッドとハードウッドとある。

天然木の場合では、どうしても植物なため、長い年月で土に還ってしまいます。

自分がよく工作で使用しているSPF材などは、何もしなければ屋外で1年経たずに腐ってしまいます。

SPF材を屋外で長く使おうと思えば、腐らないように防腐塗料を毎年塗るようなメンテナンスが必要です。

自然の木材を使おうとするときはここがネックになってきます。

 

一条工務店で本体と一緒に施工してもらえるウッドデッキの場合、木材の種類はわかりませんが防腐のために防蟻処理をしていますので、

何もしない木材よりはずっと耐久性は高くなっています。

ただ、それでも元々の木材は柔らかい針葉樹のようですので、塗装などで保護するメンテナンスは必要になってきます。(約1年毎)

 

一方で、耐久性は10年以上、20年以上と言われるハードウッドというものもあります。

ハードウッドの代表格と言われるウリンというものがあるのですが、鉄よりも高い耐久性だとか。

確かに実際にウリンを持ってみたのですが、めちゃくちゃ固く、重たいです。

ノーメンテナンスで20年以上の耐久性を持っているそうです。

ハードウッドの費用とデメリット

このウリンで上と同じウッドデッキを施工してもらおうおとすると大体、

175,000円 ~ 237,000円 ぐらい。

天然木は環境配慮のためか円安のためか価格変動があり、あまり正確なところはわかりません。

我が家が作ってもらった人工木のウッドデッキよりも少し高そうです。

ただ、ウリンのようなハードウッドにもデメリットがあります。

木にささくれが出来やすい。

素足で歩くのはためらわれるかもですが、実際にはどの程度かわかりません。

ハードウッドには高い耐久性を保つために木自身が防腐性能を持っています。

その成分を含んでいるため、木のささくれが皮膚にささることで、より痛みを感じるようです。

人工木の場合はそういったささくれが出ません。

ソフトウッドの場合は、ほとんど出ない(もしくは気にならないようです。)

ただ、ハードウッドの場合でもヤスリがけをすることである程度解消することができますが、セランガンバツーなど頻繁にささくれが出て、素足では歩きにくいものもあるようです。

天然木は色褪せる。

これはソフトウッド、ハードウッド両方に言えることですが、色褪せをしてしまいます。

人工木の場合、退色はほとんどありませんが、ウリンの場合、直射日光の下では半日で色が変わり、数ヶ月で白銀化するとも聞いています。

 

白銀化の一例

 

公共施設のウッドデッキで日当たりが良い場所は、こんな感じで白黒のようになっているいることが多いです。

ただ、やはり公共施設で使われるほど、ウリンのようなハードウッドの信頼性は高いことがわかりますね。

朽ちて事故が来たら大変ですからね。

ハードウッドは加工が難しいため素人DIY向きではない様子。

信頼性は高いのですが、その分硬い。

重い!硬い!でビスが折れたり、ドライバが折れることも頻繁にあるそう。

大工さんは大変そうです。

素人DIYではかなりのやる気が必要になりそうです。

人工木はかなり重さがあるようですが、成形しやすいためか、施工性が良く作られています。

ソフトウッドは軽いです。木も柔らかいので、加工が容易です。

ソフトウッドで良くウッドデッキに使われる木材は?

ウッドデッキに使われるソフトウッドの代表格としてはSPF材というものがあり、ホームセンターなどで非常に安価売られています。

 

自分が木工している材料も大体SPF材を利用しています。

デメリットは低い耐久性なのですが、メリットとして、

・価格が比較的安価

やはりソフトウッドは成長が早い木が多く、供給量が多く安定しているということがあります。

ホームセンターでも手に入る物もあるため、取得性も良いです。

・加工がしやすい。

DIYするにあたって、これは重要です。

重たいハードウッドの場合、そこそこの広さのウッドデッキ材でも総量で200kgも超えてきています。

そして、切削、穴あけ、ビス打ちなどが非常に楽です。

SPF材の大きなデメリットである耐久性の低さを補うには?

ソフトウッドのデメリットである耐久性を確保するためには、腐らないようにするということがあります。

工場的な方法ですと、薬液の加圧注入や、薬液浸透加熱処理などを行い、木材自体に耐久性を持たせ、耐久性をもたせる方法がありますが、

やはり加工に手間がかかるため、安価であったソフトウッドが高くなってしまいます。

 

耐久性としては、加圧注入や薬液浸透で耐久性は3~5年、加熱処理(サーモウッド)で10年ほどと言われています。

DIYでできる防腐処理ですと、屋外用の塗装を行い、耐久性を高めることができますが、防腐性能はそこまで持続すること無く抜けてしまうため、定期的な再塗装をすることで、外部からの腐食を防ぐ必要があります。

ソフトウッドでありながら、耐久性と加工性を併せ持つウェスタンレッドシダー

ただ、中には木自身が防腐性能を持った木材もあります。

世界的に有名なものでウェスタンレッドシダー

日本では桧(ひのき)などが有名です。

ウェスタンレッドシダーは樹高が60mにもなる大きな木なのですが、その大きさになるためには長い年月を必要とし、その間、色々な菌による腐朽から耐えるための成分を自らを持っています。

桧もあの独特な香りで虫を寄せ付けないのもありますが、心材部分には腐朽に強い抵抗力を持っています。

ただ桧の場合、腐食に強い部分は赤くなっており、わかりやすいのですが、周辺部分は腐朽に対して弱く、耐久性が悪くなってしまいます。

芯に近い腐朽に強い部分のみを使おうとすると、非常にお値段が高くなってしまいます。

 

 

写真はスギですが、桧と同様に芯に近い赤い部分は腐朽に強くなっています。

 

ただし耐久力は高いと言っても、良い状態を保つためには定期的な塗装は必要になるようです。

ウェスタンレッドシダーで3年に1回ほど再塗装をすることで10年~20年と保たせることができるようです。

10年経ったら新しいウッドデッキというのもまたDIY熱が上がりそうです(コラ)

ただ、どうやって古いデッキを廃棄するんだろう。

BBQでもしますか(笑)

木材を長持ちさせるための塗料の価格

塗料も結構なお値段するのはメンテンナンス必要な面としては見逃せない点です。

塗料として名実共に有名なキシラデコールであれば4Lで8,000円ほど。

毎年でないにしても、数年に一回は塗り直すことを考えると、いい金額になってしまいます。

10㎡ぐらいのウッドデッキですと、おそらく二度塗りして8Lほど必要になるかと思いますが、それで計算し、3年毎に再塗装を行い10年経過することと考えると、40,000円のコストUPになります。

 

ハードウッドの場合、性能としてはノーメンテナンスで大丈夫ですが、色あせが非常に早く、銀箔化してしまいます。

それを防ぐために塗料を塗る、ということを考えると、塗料についての差はあまり考えなくて良いかもしれません。

ハードウッドは色は褪せてしまっても、しっかり腐食などには強いままです。

塗料

色々書いてあるけど、結局何がいいの?

現在のところ、一番DIYで良く使われるウッドデッキの木材は、加工性でソフトウッドのウェスタンレッドシダーが多いようです。

そういう点では一番安心、失敗が少ない木材ですね。

ただ、価格は高め。(最近高騰しているらしく、安いハードウッドよりも少し安い程度)

メンテナンスの頻度は低くても良いのですが、やはり塗装などのメンテナンスは必要です。

 

軽くまとめてみますと。

価格面(安い順)だいたいの目安

1,SPF 

2,ソフトウッド(薬液浸透) 

3,ウェスタンレッドシダー 

4,ハードウッド 

5,人工木ウッドデッキ 

ハードウッドは結構樹種によって価格に幅があります。もちろん耐久性もそれに連動するようです。

 

耐久性(高い順)

1,人工木ウッドデッキ 

2,ハードウッド 

3,ウェスタンレッドシダー+塗装 

4,ソフトウッド(薬液浸透)+塗装 

5,SPF+塗装 

ソフトウッドは加圧注入してあっても塗装が必須。ウエスタンレッドシダーでも塗装したほうが長持ちします。

 

施工性(DIYしやすさ)重い、硬いなど

1,SPF+塗装 

ほぼ同立 ウェスタンレッドシダー+塗装 

ほぼ同立 ソフトウッド(薬液浸透)

4,ハードウッド 

5,人工木ウッドデッキ (?)

人工木は実際どう使うかわかりません。キットになっているのかも。

 

どれも一長一短があるため非常に悩みます。

どの面においても上位にいるのが、やはり人気のウェスタンレッドシダー。

初めて行うにはウェスタンレッドシダーがいいかもです。

 

お金に余裕があれば、全面ハードウッドにしてみたいとかありますが腕を磨いてからがよいかも。

床材は張替えもできますので、とりあえずソフトウッドで行こう。

なんて考え方もありかなと思います。

色々整理してみましたが、まだまだ悩みそうです。

なんだそりゃ、という声が聞こえてきそうです(;´Д`)すみません

それにしてもウッドデッキって高いですね。

外構工事の際は、

え?たった20万円でウッドデッキできるの?じゃぁ見積もりに入れといて。

なんて思っていましたが、総額360万円の外構工事の中に入ると見えてないですね。

家が完成して住宅ローンを払っていると、その20万円が非常に高く感じてしまいます。

少しでもコストパフォーマンスが良くなるように色々検討してみたいと思います。

 

やはりDIYはじっくりゆっくり考えられるのがいいですね。

納得行く物が最初からできるとは思っていませんが、なるべく後悔の無いウッドデッキ作りをしていきたいです。

では~(^O^)/

ウッドデッキ&パーゴラ製作工程のまとめ

ここまでお読み頂きありがとうございます。m(_ _)m

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コメント

  1. とり より:

    こんにちは、とりです(・∀・)

    ほほ~勉強になりました。
    ウッドデッキ導入するなら「樹ら楽」かなと思っちゃいました(;´▽`A“

    夫がウッドデッキDIYすると言っていましたが、はっちさんのように設計して木材を加工して…なんてところからやるつもりはなく、組み立てるだけのキットになりそうなのですが、それもそこそこちゃんとしたものだと結構なお値段がしてしまいますよね。

    それならいっそのこと人工木が良いのかも…

    でもうち、ウッドデッキを設置した場所が、ちょうど屋根から水が滴る位置なんですよね。
    北海道は雨どいがないので、屋根からポタポタ雨だれが落ちてきます。
    その部分は何を置いても傷みやすいと思うので、元々ウッドデッキを設置するというのは無理な計画だったのかもしれません(ToT)

    はっちさんのウッドデッキ、どんなものになるのか楽しみです☆

    • はっち はっち より:

      とりさんへ

      コメントありがとうございます^^
      組み立てキットでも結構な価格しますよね。
      安いのは安いのですが、耐久性に難ありの木材だったりしますし。

      人工木は非常に魅力的な耐久性なのですが、ちゃんと作れるかどうか心配だったので、
      一度ベーシックなウッドデッキを作ってから考えようと思っています^^
      今のところ、DIYを2~3回ぐらいに分けて、少しずつ試しながらウッドデッキを作っていこうと思っています。

      屋根から落ちるところのウッドデッキは湿気による腐朽が心配ですね(TT)
      もしかしたら北海道だと菌自体が少ないのかも・・・なんて思ってしまいました^^

      できなかった(TT)
      なんてならないようにがんばります^^