ウッドデッキをDIYで作ろう!7-1コンクリートで手作り束石

こんにちは、はっちです^^♪

ようやくウッドデッキ本格的なDIYの開始です。

ウッドデッキをDIYするにあたって、非常に重要なのが基礎

基礎をしっかり埋め込んで固定して、上モノとなる木材をしっかり支える必要があります。

ウッドデッキ制作のまとめは次のリンクからお願いします(*^^*)

DIYでも高耐久で低コスト イタウバでウッドデッキ!中空ポリカの屋根を1から作る全製作工程のまとめ。
DIY初心者ですが、ウッドデッキの構造から材料、作り方を色々と考えながら、低コストで作成してみました。また屋根も中空ポリカで制作していますので、耐久性も快適性もいい感じです。ぜひ参考にしてください。

ウッドデッキの束石(つかいし)をDIYで作ってみよう!

ウッドデッキを作るために重要な基礎。

基礎の石のことを束石というみたいですね。沓石という場合もあるそうです。

ホームセンターではこんなものが売っていました。

 

 

羽子板付き基礎石(束石)698円

持って見ると結構重たいです。

この束石木材が固定できるように、ビス穴とボルト穴が開いています。

これに角材を乗せてビスで固定することができるようになっています。

 

ただ、現在の計画において、この基礎石が24個~30個程度必要な感じ。

キリのいい間とって25個×700円=17500円。

案外かかります。

それもかなり重たい。恐らく10kgは超えているのですが、25個でも250kg以上。

ホームセンターから運ぶのも一苦労です。

モルタルの経験から自分で束石を作ってみよう。

以前、モルタルであれやこれやしていた経験から。束石を作ってみたらいけるんじゃない?

売っているようなカタチじゃなくても、安定していればいいよね。

型枠としてアレを使えばなんとかなりそうな・・・

ということで。まず用意したものがコチラ。

 

円錐形のゴミ箱。@100均

100均 ダイソー ゴミ箱

 

丈夫そうで、そこそこ大きい物を選びました。

この中にとりあえずモルタルを入れて、固めます。

ただ、これだけだとただの石です。

ですので羽子板と呼ばれる束石と木材をつなぐための良さそうなものを探してみました。

羽子板として使用したものはコチラ。

 

 

ひねり金具(くぎ付き) 40円

羽子板ボルト 60円ぐらい。

正直な所、ひねり金具はあまり強度はありません。

ただ、ウッドデッキといえども、それほどの重量物が乗るわけではないだろうし、あくまでズレないためなのでこの程度で良いかなと。

パーゴラ(屋根)の柱のようなものはこれだと危ない気がしますね。

もう少し強度が必要そうな箇所は、ボルトで止められるような羽子板を用意しています(写真右)。

 

とりあえず試験的に一個作成してます。

このゴミ箱一個程度ですが、結構な量のモルタルが必要です。

ゴミ箱に入れて翌朝。

えいやっとひっくり返してみたら。

ばこっと取れてくれました。

かなり気にしていたのですが、ゴミ箱から固まったモルタルが剥離しない。

なんてことはなさそうです。

 

ですが、ごろごろしていたら。。。

あ、割れた^^;

まだ全然固まってませんでした。

底にも一部残ってしまい、結構無残。

 

一応ひねり金物だけ救出して、後は固まるまで待って、固定無しの重石として使うことにします。これが後々結構役に立ってくれてたり(-.-;)

ただ、インスタントモルタルでの束石は、なんだか軽い。

やはり骨材の問題なのか、結構な重量の木材が乗るには少し頼りない感じがします。

どうにもモルタルでは強度が足りないようです。

では、ということで次はコンクリートで作成してみようと思います。

強度を上げるためにコンクリートを作成してみる。

強度を上げるためには、まずモルタルをコンクリートにしますが。

モルタルとコンクリートの違いは

モルタルとはセメントを混ぜあわせ、水で硬化させたものです。
コンクリートとはセメント砂利混ぜあわせ、水で硬化させたものです。

 

それぞれの配合比は一般的には

モルタルの場合、セメント1に対して砂が3

コンクリートの場合

セメント1に対して砂が3砂利が6

とのことです。

ということでホームセンターで購入してきました。

コンクリートDIY

セメント 25kg 350円

砂    20kg 200円

砂利   40kg 400円

20個程度作るにはもう1セット必要でした。

写真ではバラス(砕石)20kgとガーデン玉石が乗っています(総重量120kg今回は使いません)

比率としては適当ですが、どこまで使うかわからなかったので、砂を基準とした量にしました。

そして、トロ舟と呼ばれるコンクリートを練るための丈夫な箱が必要なのですが。

当然無かったため、余っていた衣装ケースで代用しました。

まずは、大体配合比が1:3:6(セメント:砂:砂利)になるようにゴミ箱に投入していきます。

ですが。

砂利だらけです。。。

砂利が大粒だったのかごろっごろです。

こんなんでいいのかと思いながら不安だったので、砂とセメントを追加してモルタルが全体に行き渡るようにしてみました。

まぁ、まだ見れるぐらいになったかなというところ。

おそらく配合比はセメント2:砂4:砂利6程度

それを必死に混ぜていきます。

配合した材料から出来上がりの量の目安としては、砂利の分が出来上がりの大きさになります。

砂利の他にも砂、セメントが入っていますが、隙間埋めに使われてしまうような感じです。

束石の大きさは一定にしたほうが後々楽です。高さ15cmと17cmとを制作しました。

セメントを混ぜる時の注意点

セメントを混ぜる時ですが、なるべくならマスクしたほうが良いかなと思います。

セメントは砂よりも細かいため、風でかなり飛ばされてしまいます。

さらにスコップで混ぜていたら尚更。

あまり吸い込まないほうが良いと思います。

混ぜるために使用したのは園芸用の普通のスコップ。

セメントは固まる前に洗い流してしまえば綺麗に取れてくれるので大丈夫です。

そして、もっとも必要なのが。

体力。

めちゃくちゃ重たいです。これぐらい入れているとおそらく30kg程度。

大きすぎて穴掘り用のスコップ登場です。

 

ただ、元々が衣装ケースなだけにケースに強度はありません。

なんとかして持ち上げようものなら、あっという間に壊れてしまうでしょう。

場所は動かさずに、全体にまんべんなくかき混ぜるように混ぜていきます。

ちなみに混ぜるポイントですが、

砂とセメントを先に混ぜておくと、後から楽です。

砂利は粒が大きいく混ぜにくいです。そのため、混ぜやすい砂、セメントを入れてから行うのがムラがなくなりやすそうです。

今回のコンクリートを作った際の材料比

均等に混ざったところで、最初に投入したセメントの1と同じぐらいの量の水を追加して練っていきます。

今回はトータルを体積比とすると。

水:セメント:砂:砂利=1:1:2:3

ぐらいとしています。

コンクリート比は色々あり、この後試してみますが、ウッドデッキ程度であれば問題無さそうです。

混ぜあわせたコンクリートを型枠(ゴミ箱)に入れます

水の量は投入直後は少ないかな?と思うかもしれませんが、結構いいぐらいの水の量のはずです。

少ないなと思ったら追加して、バサバサだと思ったら、セメントを追加してください。

水の量は、強度に関わってくるので、慎重に追加していくと良いと思います。

えっほえっほとかき混ぜていきました。

混ぜている間は、コンクリートはほとんど固まりません。ですのでゆっくり落ち着いて作業してください。

 

そして、作ったコンクリートを型枠の中に流し込んでいきます。

型枠→100均のゴミ箱のおしりをカットしたもの。

見るも無残になりましたが、ゴミ箱の底を切り落としました。

そして、下に敷くコンパネもホームセンターで購入。

コンパネはコンクリートパネル略称なのですが、コンクリートの型枠に使用するような合板です。

片面がつるつるなのでコンクリートが剥がしやすくなっています。

これに逆さまにしたバケツを置き、中に作ったコンクリートを流し込んでいきます。

当然置いてあるだけなので、下からは水が出てきました(汗)

まぁきっと大丈夫。

なんらかの拍子にバケツが浮いてしまう可能性もあるので、レンガを重しにおいておきます。

羽子板となるひねり金物を挿入

そして先ほどの羽子板(ひねり金物)を釘付きで挿入。

釘付きで入れてやることで、引き抜きに強くなります。

まぁ、せっかくついてきた釘なので、ちゃんと使わないとね、という感じですが。

これはできるだけ真っ直ぐ立ててください。

そうしないと後で木材を固定する際にスキマができてしまい、なんとも都合が悪いです。

コンクリート内の空気を追い出す

最後にゴミ箱のサイドからちょっと振動をいれてやります。

中身はどうしても空気が含まれているため、振動させてやることで中の空気を出し、密度の高いコンクリートを作ります。

本来であればコンクリートミキサーのような強力なので混ぜるのですが、

この当たりがDIYの適当さ。

ウッドデッキの基礎石ぐらいであれば問題無いでしょう(さっきからコレばっか(汗))

ただ、無事出来上がるでしょうか。

ココでもまっすぐ立っていることに注意してください。

ガンガンとサイドから叩いていると、だんだん傾いてくることがあります。

1回で作ることができる束石は3~4個

ちなみに、この衣装ケース一杯、総重量30~40kg程度のコンクリートで、できる基礎石は。

たったの4つです。

なぜかポーズの娘(汗)

 

これは先が長そう。

焦らずにやっていきます。

そして最後になりますが、後片付けです。

道具洗浄の注意点!モルタル(コンクリート)は流さない。

固まるまでの間、トロ舟(衣装ケース)とスコップを洗っておかないと大変なことになります。

ですが、そのまま排水口に流すと後々大変なことになってしまう可能性があります。そもそも流してはいけません(`・ω・´)

 

モルタルは水に溶けているように見えますが、実際に溶けているわけではなく、すぐに沈殿してきます。

排水口にはいくつかマスが設けてあり、そこで、分岐や接続をするのですが、まずほとんどのモルタルがそこに堆積していってしまいます。

 

 

水の中だから固まらないのでは・・・?と思うのですが、しっかり水の中でも固まって、固着します。

固着してしまうとカンタンには剥がせません。

そして、マス以外にも、管路内にペースト状に堆積していきます。

それがずっと堆積し続けることで、排水管路が詰まってしまい、最終的には詰まってしまい。そして新たに排水管を敷設しないといけなくなってしまいます。

 

以前、ガーデンシンクを作成時にモルタルが少し流れてしまったようです。

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排水口を覗いてみると、ペースト状に固まったモルタルが「こんにちは」してました。

幸いなことに、ぺりっと取れましたが、おそらくマスに流れ込んでしまったモルタルは除去できないでしょう。

少量でも、モルタルは排水口に流さないほうが良いかと思います。

もし、運良く流れていったとしても、どこかの排水で固まります。

モルタル、コンクリートは廃棄物になるため、公共下水などに捨ててはいけません。

捨てられないコンクリート、どうしよう?

じゃぁどうすればいいの。ですが。

自分の場合、余ったモルタルは使っていないゴミ箱に集めて固めて石にしてあります。

その他の洗うことで出て来るモルタルについては、なるべく流さないように注意しながら、庭の片隅に少し穴を掘って流しています。

しばらくすると当然固まるのですが、崩して砂と一緒にしてしまっています。

洗い流したモルタルは水分過多のため強度はあまりありません。問題なく崩せると思います。

ただ、家庭菜園しているような場所だと、モルタルは強アルカリ性なので、石灰などで中和しておくと植物の成長が良いかなと思います。

コンクリートの束石は大体1日~2日ぐらいで固まる

モルタルやコンクリートはセメントが水分を吸収しながら固まっていきます。

そのため、早い段階(1日2日)で硬化するのですが、その後、しっかり強度が出るまでが時間がかかります。

その強度が出るまでも水分は必要になりますので、あまり日差しの強いところに置いておくと割れてしまいます。

なるべく日陰にして、必要なら水をかけるのも良さそうです。

 

とりあえず2日置いて、型枠(ゴミ箱)を持ち上げてみたところ。

バコっとすんなりと取れました。

 

今回のはコンクリート配合なのか結構重量感があります。

 

一番左はしっかりした支えのために購入したボルト用羽子板で作ってみました。ボルトとZ座金で200円ぐらいです。安い。

 

やはりジャンカができてしまいましたね。

適当にガンガンと揺らした程度では完全に空気は抜けていかなかったようです。

ジャンカは以前、家造りの基礎工事を見ていた時に気にしていましたが、自分で作るとなぜかあまり気になりません(コラ)

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とりあえず上手く基礎石が作れそうです。

ただ、やはり時間がかかりますね~。

まぁ、時間はたっぷりあるDIYなので、のんびり作っていきます。

次回は、

コンクリート配合比による違い

めちゃくちゃ焦ったコンクリート

作ってみてどうよ?

の3本です!DIYの良いとこ悪いことが伝えられればと思います(^O^)/

ウッドデッキ&パーゴラ製作工程のまとめ

ここまでお読み頂きありがとうございます。m(_ _)m

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