ウッドデッキをDIYで作ろう!2 ウッドデッキに向いている木材を種類ごとに調べてみた

こんばんは、はっちです^^

前回に続きウッドデッキDIYへ向けての材料選抜です。

前回、木材の大まかな種類について記事にしてみましたが、今回はそれぞれの木材ごとの特性について書いていきたいと思います。

ウッドデッキ&パーゴラ制作のまとめはこちら

DIYでも高耐久で低コスト イタウバでウッドデッキ!中空ポリカの屋根を1から作る全製作工程のまとめ。
DIY初心者ですが、ウッドデッキの構造から材料、作り方を色々と考えながら、低コストで作成してみました。また屋根も中空ポリカで制作していますので、耐久性も快適性もいい感じです。ぜひ参考にしてください。

加工性も価格も魅力なソフトウッド

ソフトウッドと呼ばれるものは、主に針葉樹林を指します。

成長が早く、木も柔らかいのですが、耐久性に劣る傾向があります。

有名なものから見ていきます。

SPF材やホワイトウッド

SPF材とは、SPRUCE(スプルース・えぞ松)、PINE(パイン・松)、FIR(ファー・もみ)の3種類の意味で、それぞれ樹種が似ているため、区別せず一緒くたにしているようです。

ホワイトウッドも似たようなものです(コラ)

 

非常に安価であり、購入についてもホームセンターでかなりの数量が手に入ります。

加工性も良く、複雑な形でも思った通りに加工が可能。

住宅の構造材にも使われ、強度も十分。

安く作るのだったらこのSPF材が一番

ただし、耐久性が悪く、屋外では1年程度で腐朽してくることも。

そのため、メンテナンスのための塗料に結構なお金がかかってしまい、その分手間もかかることになります。

 

DIYする人にしてみれば、張替えもまた楽しみ。( 一一)むー

とすれば最初の選択肢としてはありかも。

廃棄ゴミの問題も結構気にしなければいけないかもしれません。

薬液浸透の木材(加圧注入材など)

薬液浸透の木材といっても、中身はSPF材、スギ、サザンイエローパインなど、基本的に耐久性の低いソフトウッドに防腐剤を注入して耐久性を高めている材が多いです。

一条工務店で使われている加圧注入材はこういうところにも使われているんですね。

緑色をしているものもあれば、無色な物もあります。

 

 

昔と違って、今使われている薬液は、体に対して害のほとんど無いものを使っているため安全な様子。

 

浸透させる木材がソフトウッドなため加工性は良く、価格はSPF材の倍程度。耐久性も倍ぐらい良くなる。

ただ、元々ソフトウッドの耐久性は高くなく、屋外での経年と共に防腐剤も抜けてしまうため、耐久性が倍になっても数年保つかどうかとのこと。

薬液についても実際には木材のどこまで浸透しているかが問題であり、浸透しやすい木材を使うか、加圧注入することで木材の内部まで浸透させている。

耐久性の低いソフトウッドですが、家の構造材として用いられている木材は、紫外線にさらされることも、雨風にさらされることもないため、ソフトウッドを使用していても耐力に問題は無いが、シロアリなどの虫害にはさらされるため、薬液浸透させた木材を使用することが有効です。

 

一条工務店で使用されている木材は加圧注入されているシロアリなどに非常に強い(というか殺虫する)木材を利用しています。

 

一方で、多湿な日本の風土で良く用いられているヒノキやスギの芯材には腐朽に対抗する成分が多く含まれているため、大黒柱として多く使われているようです。

その分お値段も高くなってきます。

ウエスタンレッドシダー

やはりウッドデッキ材として多く使われているのは理由があり、加工性が良く、耐久性もノーメンテナンスでも10年程度は大丈夫だとか。

 

ウエスタンレッドシダー

 

塗装などのメンテナンスしておけば10年以上も大丈夫な様子。

ただし、世界中で高級な木材として認識されてきたせいか、供給に制限があり、値段も少し高めで、ハードウッドと変わらないか、少し安い程度。

DIYする人にとって見れば、加工性が良く、耐久性もある。

ただ適度に手間のかかる子。

ということで人気の材料。(なんだと思う(笑))

手間のかかる子ほど可愛いんだ。多分。( 一一)はは

甘いようなとても良い香りがして、DIYしているとなんとなくいい気分になります(怪しくないです。)

ホームセンターでも売っているところは売っています。

桧(ひのき)

桧は耐久性が強い部分と弱い部分とあり、そのままだと腐朽しやすいため、薬液浸透を行うのが良いようです。

 

 

分類としてはソフトウッドであり、加工も容易。

耐久性は何もしなければ2~5年。薬液浸透すれば10年ほどで、ウェスタンレッドシダーにも匹敵する強さを持つらしい。

日本では桧といえば、高級な木材として認識されているような気がするが、実際には、

「節の無いヒノキ」が高級なのであって、

むしろ間伐材として大量に朽ちているような木であり、価格はSPFほどじゃないにしろ、非常に安価。

独特な香りを持ち、あのヒノキの模様も日本人の美意識に合うと思う。

だったらヒノキでしょ!

間伐材を利用できて環境にも優しい!

と、はっちイチオシの木材だったのですが、薬液浸透したヒノキが手に入りにくく、断念。

サーモウッド(加熱処理材)

元々はSPF材のような非常に柔らかく、耐久性の低い木材ですが、加圧したり加熱処理することで、木材の芯まで耐久性を高める処理可能であり、耐久性はウェスタンレッドシダー並の10年以上だとか。

 

 

元々が柔らかいソフトウッドなので加工しやすく、そして軽い。

水分も完全に抜けてしまっているため、反りや、捻りも無く、非常に扱いやすいです。

計画的に伐採され、計画的に植樹されるような管理されないと数がどんどん減ってしまうような木材ではなく、間伐されてしまうような木材を利用しているためECOな木材として流通しています。

ただし処理をする関係上、価格はウェスタンレッドシダーと同等。

サザンイエローパイン

非常に木目が綺麗で屋内用で使われることの多いパイン材と似た品種。

 

サザンエイエローパイン

 

主に屋内に使われていることから分かりますが、耐久性は低いです。

ただ特徴的なのが、均一に薬液が浸透するため、非常に防腐効果が長続きし、高いということ。

他のソフトウッドと同様に、塗装のメンテナンスは必要ですが、耐久性は高く10年程度は行きそう。

ただ、屋外で使用することで、割れ、反りが出やすく、素足で歩くには少し不安のようです。

耐久性が魅力なハードウッド

ハードウッドは主に広葉樹を指し、非常に硬い木材です。

その分耐久性は高く、10年20年は当たり前。

あるところではウリンなら100年でも大丈夫だとか。

ただその分成長には時間がかかり、その重量から運搬にもお金がかかります。

基本的にホームセンターでは見かけません。

我が家の近くのホームセンターでは1種類だけ売ってました。

ウリン

耐久性が高く非常に硬い木材。別名アイアンウッド

鉄よりも耐久性が有ると言われ、その性能はノーメンテナンスで30年以上とか。

木は水に浮く。という常識はこの木には通用しなく、比重がほぼ水と同じと言うぐらいずっしりしています。

川の中に家が建つような地域ではこういう木材が利用されているとか。

そのため非常に重く、木の中におもりが入っているような感じ。

価格はウェスタンレッドシダーよりも少し高いぐらいのところから倍程度するところまで様々。

ただメンテナンスが必要ないため、ランニングコストを含めると安くなるかもしれない。

ただし、デメリットとしてはハードウッドならではのササクレが出ることがあり、素足で踏むには少し抵抗があるらしい。

またウリンはアクのようなポリフェノールのようなものが出てくることがあり、下地のコンクリートに色がついてしまい中々取れないこともあります。

イペ

ハードウッドの王様と言われる木材。

重さ、耐久性はウリンと同程度とか。

公共施設において採用される率が一番高いらしい。

それだけの信頼性のおける木材ですが、価格が非常に高く、ウリンよりも高い設定が多いです。

イペは、ササクレは出るがアクが出ることは少なく耐久性も高い。非常に優等生だがコストがかかります。

アマゾンジャラ(アマゾンウリン)

ウリンと似たような性質の木材。

 

 

近年人気で伐採量が多くなってしまったウリンの代替木材として使われることが多い。

多少褐色の木材なので、家の雰囲気と合わせると非常に良さそう。

代替品として扱われるだけあってウリンと重さや性質は似ています。

高めではあるが、ウリンよりも少し安いぐらいです。

イタウバ

ハードウッドの中ではまだ柔らかく、重さもウリンほどではないです。

ウリンほどではないですが、SPF材の軽く2倍は重たいです。

 

イタウバ

 

その代わり耐久性としてはウリンより落ちるがウェスタンレッドシダーよりは長く、20年以上はノーメンテナンスで大丈夫だとか。

ハードウッドの泣き所であるササクレが殆ど無く、素足でデッキに出ることができるデッキ材として近年注目を集めている木材。

価格はウリンなどと同等~少し安めの設定が多い気がします。

セランガンバツー

ハードウッドの中では加工性が良く、耐久性能も15年かえら20年と長め。

ウリン、イタウバなどに比べて供給量が多く、安定しているため必要な木材が揃いやすいメリットがあります。

価格はウリンなどと同等か少し安いぐらい。

ササクレはかなり出てくるらしく、素足での歩行はやめておいたほうがいいかもです。

サイプレス(豪州ヒノキ)

同じヒノキでも日本のヒノキと違い、ハードウッドに分類される硬いヒノキ。

耐久性能は10年以上と長く、加工も比較的容易。

加工性がよく耐久性も長く、香りも良いハードウッドなため人気が高いです。名前もなんかかっこいい。

ウリンなどと同様か少し安い価格帯で、ササクレがでてくるようです。

ハードウッドの魅力と不安。

加工性、耐久性、そして様々な人のDIY実績。

ウェスタンレッドシダーはそこそこの耐久性を保たせるウッドデッキとしてはすごく優等生。

ただ、やはりお値段が高め。

だったらもう少しお金を出して、ハードウッドで作ろう!何十年と保つウッドデッキを作ろう!

なんて思っていましたが、ハードウッドのその重さにびっくり。

そもそもブラックアンドデッカーマルチエボの丸のこで切れるのか?という疑問すら出てきます。これについてはまた次回(*^^*)

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手持ちの道具でカットできなければ、DIYも何もできません。

丸のこぐらい買ってもいいかな?と思ったりしますが、

できるだけブラックアンドデッッカーのマルチエボで作れないかなと思います。

これで作れないものは、もう、お手軽DIYの領域じゃない気がします。

中々丸のこまで持っている人っていないですよね。

 

とかなんとか言いながら、前に進めなくなって購入してしまったらすみません(´・ω・`)

色々と試行錯誤しながらDIYしていきたいと思います。では~(^O^)/

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ここまでお読み頂きありがとうございます。m(_ _)m

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