夏のエアコンの正しい運転方法!省エネ快適な24時間冷房のすすめと比較

KIMG0701

 

こんばんは、はっちです^^♪

先日、「今年は冷房の24時間運転してみようと思います!」

と宣言して、ひと夏過ぎました。

夏のお昼にエアコンを入れるより、朝からエアコンを点けたほうが安い?検証編
こんばんは、はっちです^^♪ お読み頂きありがとうございます。 7月に入りRAYエアコン(一条工務店標準エアコン)の冷房を入れ始めました。 今までなんとなく、 ...

今回はその夏の間の電気代を追って行きたいと思います。

昼間にエアコンをつけるのはNG!?かかる電気代は2倍以上

今年の8月8日。平均気温31.0℃、最高気温37.8℃という日に、昼過ぎにエアコンを付けてみました。

使用したエアコンは先程出てきた14畳用のエアコンRAYー4037です。

この日は前日より外出しており、家の中はすっかり暑くなっていました。

その時帰宅してエアコンをONにしてからのエアコンの単体の電気代の推移がこちらです。

 

2016-08-22-23-20-10

 

どん!と一時間に45円~50円もの電気代を使って、その後、20円~30円程度に落ち着いています。外気温が低下してくるに連れて、エアコンの電気代も下がっていっています。

そのまま夜中には1時間2~3円程度に落ち着いてしまいました。

また比較対象として、ほぼ同様な気温の8月17日(平均30.9℃最高36.6℃、)では、前日よりつけっぱなしにしていた結果がこちらです。

 

2016-08-22-23-21-06

 

昼間については10円~20円を推移しているも、全体的に8日に比べて電気の山が小さいのが分かります。

さらに、8日は16時前からエアコンを付けたにも関わらず、かかった金額は159円。

後のグラフの17日は、丸一日エアコンをつけっぱなしにしていて、194円でした。

3倍長い時間運転していても、その差は35円。おおよそ2割の増です。

3倍長い時間ひんやり快適にできて、たった1.2倍の増でおさまっています。

やはりエアコンの使い方としてはなるべく暑い時間帯の前に付けて冷やしておくのが良さそうです。

特にオール電化は昼間の電気代が高いので、そのあたりの違いが大きくなります。

ほぼ24時間運転を実施した今年と間欠運転した去年の電気代の比較(6月末~8月末)

今年ほぼ24時間冷房運転した時の電気代です。

使用した冷房機器と環境

まずは、実施した環境を整理していきます。

使用した冷房機器

RAY-4037 (一条工務店標準品)

冷房能力 4.0kW(14畳程度)

定格消費電力 1230W

使用条件

i-smart(高気密高断熱住宅)

使用面積:約43㎡(26畳)ぇ

設定温度:ほぼ27℃

使用時間:ほぼ24時間(ただし昼間の段階で最高温度が27℃以下の場合は1日OFF)

特殊条件:8畳分の吹き抜けあり。

 

真面目な出だしの割に、ぐだぐだの使用条件でございます(苦笑)

やっぱり涼しい時は消したい(*^^*)

 

設計段階において、

RAYエアコン一台でおおよそ一階部分は冷えますよ。」

との設計士さんの話通り、確かに1台で冷えてくれます。

結果としてRAYエアコンにはかなり無理をさせているような気がしますが、電気代を見るとそうでもなかったりします。

 

ちょっと特殊条件として、結構大きめの吹き抜けがありますが、2階はまったく冷えてくれません。

冷気は下に貯まるので当然といえば当然なのですが、現在(0時)の2階の気温は33℃(汗)

下の階は冷房中で27℃です。(-.-;)2階はあつい。。。

 

余談は置いておいて。

そんな条件ではありますが、ほぼ(汗)24時間運転した時の7月の電気代は、

7月の電気量は514kWh 金額は11,639円でした。

8月の電気量は573kWh 金額は12,745円でした。

さて、ここで比較対象としては雑な条件になりますが、昨年度の電気代と比較してみます。

昨年度の冷房を間欠運転(暑い時に付ける)した時の電気代

昨年度の使用環境の紹介です。

冷房機器:National ルームエアコン

冷房能力 2.2kW

定格消費電力:433W

恐らく6~8畳用のエアコンです。

ほぼ10年もの。

部屋は8畳間を締め切りで一部屋だけ冷やしていました。

昨年度はここのみを冷房して、主に家族が集まって使用した部屋になりました。

昨年の7月の電気量は 375kWh 金額は 9,918円 でした。

8月の電気量は 488kWh 金額は 12,298円 でした。

 

a0002_003051

昨年と今年の電気代の比較

結果だけ比較してしまうと、かなり電気代に差があるように思いますが、使用した電気代を日数で割ってみると一日あたり、

今年(24時間運転)388.77円/日

昨年(間欠運転)  351.63円/日

となりました。

24時間運転したほうが一日あたり37円ほどの増という結果になり、

月々としては約1,000円の増となりました。

1日辺り40円ほど増えるだけであれば、なるべく朝の内は我慢して、昼にエアコンをONにする生活よりも、朝起きた時から、午前中の家事をたくさんこなす必要がある時も涼しく快適に過ごせるほうが良いのではないでしょうか。

 

さらに、1階部分の居住スペースをほぼ全て(26畳)冷やしている今年に比較して、昨年は8畳の一部屋だけ。

面積としてはほぼ3分の1です。

そのことを考えれば、大した増分では無く、むしろ効率的に運転できていると言えそうです。

間欠運転のムダ。使用した電気量に注目してみる

ここで気になるのが、昨年度は6月末~8月末で使用した電気量は合計863kWhだったのに対して、今年は1,087kWh。

ほぼ24時間運転した今年のほうが日数割した後では、一日あたりで計算すると、

間欠運転した昨年 13.70kWh/日

ほぼ24時刊運転 17.25kWh/日

約2.5割増しになっています。

ですが、電気代の増分は、388.77円/日と351.63円/日と、その差は1割程度です。

また、8月だけに注目すると、その電気代は使用した電気量573kWh、488kWhという電気量の違いに対して、電気代はほぼ同じという驚くべき結果が出ました。

理由として考えられることは、昨年度の間欠運転では、暑くなってきたら付ける。というような運用方法であったため、どうしても昼間にONにすることが多かったようです。

その結果、電気代の高い昼間の起動電力が増え、さらに外気温が暑くなってからエアコンを入れることで、エアコンの効率的でない運用になります。その分部屋の温度を冷やすための電気使用量が増加し、トータルとして多くなってしまったようです。

なるべく涼しい時にエアコンを入れることの有用性がわかります。

一方、オール電化ではない、従量課金制の場合、電気使用量に電気代は比例してしまうため、この差は大きくなってしまいます。

次に実際に昼間のエアコンの電気代についてどれぐらいの差が出るのかを実験してみました。

24時間冷房がお得になるケース まとめ

色々な環境によって24時間運転がお得になるケースもありますが、条件に寄ってはその差が詰まる、または逆転するケースもありそうです。

少しまとめてみますと。

エアコンが比較的新しい。

新しい方が冷房効率がいいですしね。低負荷時に出力を下げて運転できるインバータの搭載は必須です。

そこそこのエアコンにインバータは、大抵ついていると思われます。

高気密高断熱の家である。

せっかく作った冷気を逃がしてはいけません。

断熱材で覆われた高断熱の家はもちろんですが、鉄筋コンクリートのマンションなども気密は高いそうです。

家にいる時間が長い。

勤め人のように、昼間の暑い時間帯に誰も居ないのに冷房を入れておくのはもったいないです。

昼間に家の中で冷房が必要な環境ほど、24時間冷房は成功しやすそうです。

我が家はまだ0歳の子供がいるので、今回は非常にエアコンを重宝しました。

このことも電気代の変化に関わってきているかもですね。

まとめ:効果の高いオール電化のエアコン24時間運転

24時間冷房運転することで、使用する電気量は増えてしまいましたが、昨年と比較して高い電気代の昼間の使用料を減らすことができたため、トータルの電気料金としては少しの増で納まりました。

冷房を使用した部屋の面積は3倍違う。ということも考えると「減」であるとも言えるかもしれません。

通常のガス電気併用住宅の場合、この差は使用した電気量に比例するため1割り程度の差になると思われますが、効率的なエアコンの運転方法という点では省エネ効果に変わりありません。

 

我が家で24時間冷房していて一番良かった点は、夜ぐっすり眠れることですね。

旧宅では、寝付くまではエアコンを付けて、自分が寝る時には消す。という使い方をしていました。

扇風機はつけていても、やっぱり寝苦しいです。

もったいなからと我慢していましたが、エネルギーをムダにしない高気密高断熱住宅のおかげで、暮らしが楽になりました。

今はまだ子供が小さいのであまり広く部屋は使いませんが、また成長するに連れて、全館冷房もしてみたいですね。

とにかく自分のいる書斎は灼熱なので(汗)

エアコンを付ける口実がほしいです(苦笑)

エアコンのより効率的に運転するために省エネDIYしています^^

日光を反射!すのこを使って格安にエアコンの室外機カバーをDIYして省エネしよう!
はっち こんにちは、はっちです^^ 先日、ホームセンターでこんなものを見つけてしまいました。 エアコン室外機の日よけパネル。 年間で2600円も電気代を節約でき...

それでは~(^O^)/

コメント

  1. グラスママ より:

    はっちさん こんにちは
    うちも今年は24時間エアコン稼動してます。
    7月はリビングの1台だけだったのですが8月は寝室のエアコンも付けッパで2台稼働させてます。 電気代がどうなるか実験のような感じです。
    今年はかなり暑い夏なのでやりがいがあります。(笑)
    もしかしたら8月の電気代の記事の時にはっちさんの記事 りブログさせていただくかもしれませんがよろしいでしょうか? りブログもやったことないのでうまくできるかわかりませんが、よろしくお願いいたします。

    • はっち はっち より:

      グラスママさん こんにちは^^

      我が家も本当は2台運転したいと思っていました^^
      やっぱりもったいないか~ということで寝室はOFFにして、1階のみONにしています。
      そのためか、リビングに毎回布団を敷いて1階のみのRAYエアコンで寝ています(汗)
      シングルベットに娘と2人なので、大抵二人共外に落ちています(苦笑)

      リブログしていただけると、すごく嬉しいです^^
      自分の方としてもリンクさせて頂くかもしれませんがよろしくお願い致します^^

  2. こんにちは。24時間冷房の件、今年はグラスママさんがトライされているので、その報告を興味津々で注目していました。ハッチさんもされているんですね。お二方とも2階建てですが、我が家は平屋。去年まではリビングのRAYエアコンとおばあちゃんの寝室の後付けエアコンの2台を夕方からONしていました。今年はさらに夫婦の寝室に冷房専用機をつけたので、就寝時はRAYエアコンをOFFにしています。
    効率的には連続運転の方がかえっていいように思いますが、どうしても電気代が気になって”24時間営業”には踏み切れません。(ー_ー)!!・・・やっぱり人間が古いんですよね。(-“-)
    今年は例年にも増して暑そうなので、お二人の実践を参考に考えようか?と思っています。参考になる記事をありがとうございました。

    • はっち はっち より:

      プリプリマンさんへ

      コメントありがとうございます^^
      無理して24時間運転をする必要はないですよ!
      やっぱり涼しい時は風を入れたほうが気持ちもいいですし、気持ち的にも安心できるかと思います^^
      ただ、点けたらなるべく消さない。昼間が暑くなりそうだったら涼しい時にONにする。
      というようになるべく連続運転する、ということを心がけています^^

      今年は暑いですね。
      夜でも本日の2階の温度は34℃。
      ブログを書く手が厚さと汗で止まってしまいます(苦笑)

  3. 自分も今年からはできるだけつけっぱなしにすることにしました。
    快適性のほかに、このほうがかえって電気代が安くなるか、増えても大差ないという話をよく聞くからです。
    こういう比較は参考になります。

    • はっち はっち より:

      招き猫の右手さん

      コメントありがとうございます^^
      24時間運転のメリットはその快適性ですよね。多少電気代は上がるかもしれませんが、
      許容範囲と思える程度ですので、その快適の中で生産的行為ができればプラスかなとも思います^^

      私も老害にならないように気をつけたいと思います^^;