こんばんは、はっちです^^
今回の2年後(そろそろ3年経とうとしていますが)のWEB内覧会は窓です。
最近の新しい家は結構窓が少ないですよね。
耐震性を高めるためにはやはり壁が必要です。
ただ、やはりずっといる家なので、外が見えることって大事だと思います。
そんな我が家の窓の紹介と、経年劣化具合を紹介します。
2年後のWEB内覧会 窓サッシ
窓は高気密高断熱住宅にとってかなり重要な要素になります。
本来であれば、気密を上げ、断熱材を惜しみなく注いだ、箱のような家が一番性能が良く省エネなのですが、それだと住環境が著しく低下してしまいます。(建築基準法の制約あり。)
窓は設置すればするほどQ値は悪くなっていき、C値もまた良い値を出すのは難しくなってきます。
さらに窓を少なくすることは、壁を増やすことになるため、耐震性も向上します。
近年作られている家を見ていると、結構窓が小さい家って多いですよね。
耐震性を出そうとしたり、なるべく熱を逃さないように工夫されていると思います。
そんな我が家のスペックです。
とにかくたくさん窓を詰め込んだ。開口率32%
おぉぉぃ!ヽ(`Д´#)ノ
と聞こえてきそうですが、一応考えています。
一条工務店のi-smartは当時天井高が2400mmしか選べませんでした。
そうすると、やはり吹き抜けでも作らないと開放感って得にくいんですよね。
だったら、と、結構大型の掃き出し窓を詰め込みました。
入れた結果、Q値はハニカムシェード全オープン状態で1.11(※)かなり悪い方なのかなと思いますが、それでも高気密高断熱のスウェーデンハウスさんと同じぐらいなので問題ないかなと思っています。
※ハニカムシェードはすべてオープンの値です。ハニカムシェードクローズするとQ値は0.89。通常はこちらで計算されます。
さすけさんのQ値簡易計算シート
20分でできるQ値超簡易計算!(一条工務店i-smart・i-cube版)こんばんは。 さすけです。 \(^o^)/ さて、先日一条工務店でQ値を計算してもらったのですが、有料であることを書かずに誤解を与えてしまいました。。。無料でやってもらったんじゃないの~、と思われた方もいたようで、すみません。ちゃんとお金払
断熱性能も大事なのですが、自然な光を取り入れる方を重要視しました。
初夏は涼しい風を入れるのにも重要ですしね。
ちなみに一般的な住宅の窓の開口率(=窓面積/床面積)はおおよそ25%
縁側があったりするような昔ながらの開放的な家で35%
建築基準法上では14.3%以上窓を取り入れなさい。というようになっています。
一条工務店ツインペアガラス窓の性能
我が家の窓は、ツインの防犯ペアガラス(アルゴンガス入り)を採用しています。
今の一条工務店の仕様だとトリプルガラスが標準仕様だったり、準防火地域だとペアガラスしか選べなかったりと地域にもよるみたいですね。
トリプルガラスは、より断熱性能が上がっています。
ただ、それだけガラスの性能を上げても、断熱材を入れた壁に比べるとかなり断熱性能は落ちます。
さらに、壁に比べると日射負荷も増えます。
通常の次世代省エネ基準の家であっても家から放出される熱全体の内、窓から放出される熱は、冬場で58%、夏場で73%もの熱の出入りをしているそうです。
開口部(窓)が少なくなれば熱損失も少なくなり、より省エネな住宅になります。
昔の家に比べると全然寒くない。
窓は外壁に比べると断熱性能が低い。
とは言えども、樹脂サッシのツインペアガラスを触ってみると、それほど冷たくは感じません。
壁に至ってはまったく室温と同じなのでその差は歴然なのですが、自分の中で
そもそも窓と壁とを比較する。
ということはあまり考えたことがありませんでした。
ただ、窓を触って冷たいと感じることはそこから冷たい熱が入ってきていることになります。
なぜか、窓は冷たいものだ。
と何も考えずに思っていたため、最初にこのペアガラスに触った時は驚きでした。
学校では中で暖房つけていても窓際は寒いですよね。
それは窓を閉めていても、窓やサッシを伝って冷たい熱がどんどん室内に入ってきているからです。
逆に、暖かい熱も外にどんどん出ていってしまいます。
今思えば、かなりもったいないことをしている感じがします。
特にアルミのサッシを使っている場合、アルミサッシの熱伝導率は樹脂サッシのおおよそ1000倍。
シングルのガラス部分と比べてもアルミサッシは200倍もの熱伝導をしてくれちゃいます。
サッシ部分から出ていく熱はガラス部分なんか目じゃないほどどんどん熱が逃げていき、かつ冷たい熱がどしどし入って来ている状態です。
高断熱を実現するためには、この昔から使われてきたアルミサッシをなんとかする必要があったんですね。
熱を逃さないように配慮している高気密高断熱の家では、どんどん熱を逃がすアルミサッシは非常にもったいないといえます。
この部分は冷暖房費に大きく関わってくるので、家を建てるにあたって重要視すべき点ですね。
そんな我家の防犯ツインペアガラスはこんな感じです。
とても分厚いと思ってしまいますが、トリプルの場合は恐らくもっと分厚いと思います。
そして開閉には結構重みを感じます。
昔のマンガなどで、扉を閉める時は、ガラガラガラ!ビシャン!と派手に閉まる擬音がありましたが、
同様に擬音で表現すると、すーっ。ドン。
という感じ。
勢いをつけて閉めようものなら、ドン!ばいーん。と返ってくるような感じです。
それだけ重厚に作られているようです。
Low-Eツインペアガラスって結露はどうなの?
ツインのペアガラスは間に断熱層を設けているため、結露はし難くなっています。
し難いとは言えども、どれぐらい結露するのかは気になるところだと思います。
冬場は室内の空気が乾燥しやすい床暖房。
寝室では加湿器をつけて、大体50%以上を保つようにしています。
そうなると。
ハニカムシェードを下数cm空けているのですが、朝にはこんな状況。
上から下までびっしり結露です(^_^;)
この状態で室温が大体20℃ぐらい。外気温度が5℃ぐらいです。写真を撮ったのが朝9時ごろなので、早朝はもっとひどいことになっています。
同じタイミングでも加湿器をつけず、誰も寝ていない南側の部屋だと、ハニカムシェードの下数cmを空けた状態でこれぐらい。
一方で誰も寝ていないけども、今度は北側の窓ではこれぐらい結露します。
樹脂枠にも結露が出てきていますね。
誰もいなくても、加湿器を付けていなくても、北側は結露しやすいようです。
結露は湿度を保とうとすると、どうしても起きてしまうので、快適に生活する以上しょうがないものだと思っています。
まぁ、ただ、以前の鉄筋コンクリートのマンションの場合は、結露水でベランダの水やりが完了してしまうぐらい結露してましたので、
それに比べれば全然良くなっています。
2年経って窓が歪んだ?気が付かなかった隙間と調整。
まずはこちらのサッシ下側の写真です。
下の方はピッタリ閉まっているのですが、次の写真は上の方に行くに連れて窓と窓のスキマが出来てしまっています。
下側のスキマはほんの2mmほど。上側に至っては1cmほどスキマが空いてしまっています。
ただ、スキマは出来ていますが、窓のパッキンのおかげが、スキマ風はありませんでした。
このスキマは以前からのものなのか、それとも2年経過したことで少しずつ歪んできたのかわかりませんが、今回はちょっとコレを調整してみます。
窓の調整の仕方は、一条工務店から引渡し時にいただけるメンテナンスノートに記載がありますのでそちらを参照して進めます。
が、
これが大きな間違いでした。
窓のサッシをドライバで回すだけの調整に大苦戦
窓のサッシを調整するには、調整ねじがありますので、それを回して高さを調整するだけです。
赤丸をつけたサイドのところに調整ねじがあります。
必要なものは、プラスドライバーとできればマイナスドライバ。
まずはねじがある場所のカバーを外します。(マイナスドライバの出番はここだけ)
そしてそこにドライバーを入れると、中にねじがあることがわかります。
また反対側にも同じように穴が空いています。
その両サイドを一条工務店から頂いたメンテナンスノートの通りに時計回しか反時計回しかで調整するのですが。
まったく動きません。
おかしいおかしいと思って確認してみたところ。
「逆でした(汗)」
上の画像では、時計回り:下がる、反時計回り:上がる
になっていますが、実際には
時計回り:上がる、反時計回り:下がる
です。(悔しいのでかなり大きくしました)
気づかずにぐりぐり回していたため、ねじがだめになってしまっていないか心配です(汗)
あまりにも調整できない(動かない)ので、逆向きに思いっきり回しながら様子を見たら。
徐々に動いていく様子が分かりようやく判明。
もしかしたら最初に正誤表を頂いていたのかもしれませんが、2年経ってようやくメンテナンスしようかというズボラー(苦笑)の手の中にはそんなものありませんでした。
2014年初め頃の引き渡しの方はご注意ください。
兎にも角にも再調整開始です。
今回のスキマは引違い窓の併せの部分なので、両窓の計4箇所を調整しました。
途中水平器を持ち出して水平に合わせようとしましたが。
あまり良くなかったです。
元々サッシは樹脂でできており、窓自体はほとんど歪みません。
歪むところは木製の枠部分なんですね。
なので、歪んだ枠に合わせる必要があるため、水平器の調整はあまり意味がありませんでした。
色々とあっちやこっちやいじって。
出来ました。無事調整完了です。
上側のスキマが大体7mm、下側のスキマも大体7mmで調整しました。
ですが、下側のサッシについていたゴムパッキンが、長い間押し付けられていたせいか、サッシを調整することで空いてしまいました。
まぁ、隙間風は入ってきませんし、以前も上側は空いていたので大丈夫じゃないかな?ちょっとぐりぐりしておきます。
このように窓の高さなどを調整すると鍵がかかりにくくなる可能性があります。
この調整方法については、窓の調整と併せて閑古鳥さんが紹介されている窓のメンテナンスの記事に詳しく紹介されています。
ちなみに、先程のメンテナンスノートの間違いも閑古鳥さんの記事で違っていることに気が付きました(汗)
今回の調整ではクレセント錠の調整までは必要ありませんでした。
高気密高断熱住宅の窓の開閉と後悔ポイント
一条工務店の高気密高断熱住宅は基本的に窓を開けなくても換気ができるように全熱交換器(ロスガード)を入れていただいています。
これがあるから極端な話、窓を開ける必要はありません。
ただ、やっぱり開けたいですよね。
なんとなく窓を開けて、外の空気吸ってみたり。
掃除機をかける時に、ホコリが舞いそうだから窓を開けてみたり。
どれもこれも気分の問題かもしれませんが、やはり窓を開ける。
という開放的な感じはあったほうが良いなと思い、多くの窓をつけて思います。
冬場、夏場の24時間冷暖房中というのは特に窓を開けませんが、中間期(春、秋)にその存在は大きくなってきます。
ただ、今から窓の大きさを設計し直せるとするならば、
西側に面している居室の窓をもう少し小さくすれば良かったかな。
と思います^^;
我が家は西日を遮るものが無い位置に建っているため、結構西日が厳しく、夏場はむわっとします。
現在でも他の面に比べて西面の窓は少なめではあるのですが、もっと少なくても良かったなと思っています。
最後に
i-smartのような高気密高断熱の家では、窓の傍が寒く感じます。
それは相対的に壁と窓の断熱性能を比較できてしまうだけで、その分壁の断熱性能がものすごく高いということが良くわかります。
先日、一条工務店の有名ブロガーさすけさんの記事で、サッシの性能がQ値に大きな影響を与える記事を書いておられました。
よりよい断熱性能、そして省エネ化を図るのであれば、トリプルサッシは魅力的ですね。
ただ、ないものねだりをしてもいけないのですが、今あるペアガラスを、トリプルへ変更できればするか?と言われても、まぁ、いいかなと思います。
かなりの金額になるのは目に見えていますし、窓からの冷気も相対的に「寒い」と感じるだけで、全体としてとても高いレベルで高気密高断熱を実現してくれていることは、広さは5倍ぐらいになっても、旧宅と変わらない冷暖房費を見てもわかります。

既に高いレベルで実現されている高気密高断熱の家なので、窓で少し遊んでみるのもいいかもしれないなと思います。
それでは(*^_^*)
他のWEB内覧会はこちら

一条工務店i-smartのWEB内覧会です。ダイニング中心の間取りで、吹き抜けを北側にしています。
そんな住み心地や、工夫をこれから設計する人の参考にしてもらえればと思います。
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