太陽光発電システムの実績から、25年間の収支をシミュレーションしてみる。

太陽光発電システムの実績から、25年間の収支をシミュレーションしてみる。

 

こんにちは、はっちです♪

今回は、一条工務店の夢発電制度を使った太陽光発電による売電の結果、売電金額、太陽光ローン、メンテナンス、税金などの収支がどうだったのか。

また、一条工務店から頂いていた太陽光発電シミュレーションはかなり厳しく設定されている上に、税金などが考慮されていないため、実際の収支結果から、今後どのように変化していくかを、3年間の発電実績を考慮して見ていきたいと思います。

太陽光発電設備3年間の実績値から、25年間の収支をシミュレーションしてみる。

25年間の収支を考える上で、必要なのは、ほぼ10年後に終わる夢発電(太陽光ローン)の支払いが終了した時にどのように変化するか。

また、20年後の固定買い取り期間が終了した時にどのように変化するのか。

そこに注目してみたいと思います。

※注 今回のシミュレーション結果は我が家の試算に基づいたものになっております。計算結果の正誤、またそれによって被った損害・損失に対しては、一切の責任を負いかねます。

我が家の太陽光発電設備

発電容量:18.2kW(3寸屋根に12.8kW 1.5寸屋根のカーポートに5.4kW)

遮蔽物:電線や電柱程度。

方角:南向き

売電価格:37.8円(全量売電) 2016年9月よりPanasonicへ39円で売電先変更。

夢発電:太陽光ローン金利1%

電圧抑制による不可売電量:おおよそ1~3割(季節によって変動)

電圧抑制によって売れない電気量が結構あるため、発電容量から2割り程度割り引く(15kWと同程度)と、おおよそ一致するのではないかと思います。

25年間の太陽光発電収支シミュレーション

実績値から予測した太陽光発電シミュレーションです。

横軸は西暦、縦軸は収支(万円)を表しています。

(毎年の収支)=(売電額)ー(太陽光ローン)ー(パワコン電気代)ー(所得税)

となっています。

売電額に比例する発電量は年1%ずつ劣化するというNEDOの指針従っています。

そして、今回はありませんでしたが、何か不具合があればメンテナンス費用がかかってきます。10年ぐらい経過すると半導体がダメになるとかなんとか。

その他、細かな経費に算出する項目については割愛しています。

グラフにすると、中々面白い結果になりました。

やはり厳しい最初の10年間

2014~2016年については実績値を入れていますが、その後1%の発電量減少を考慮すると結構な減になっていきます。

実際には発電しているのでかなりの額を売電しているのですが、夢発電(太陽光ローン)によって少なく見えてしまっています。

その上、売電額が20万円を超えているため、所得税が約20%かかってきていることもありグラフがどんどん小さくなってしまっています。

何もなければとても平和な時期 太陽光ローンの終わり

そんな不遇の時代の10年を経過したところで、ようやく太陽光ローンが終了します。

そうなると、今までローンで支払っていた金額がそのまま収支に反映されます。

太陽光発電の劣化はありますが、まだまだ頑張ってもらいたい時期です。

途中2031年から収支が少し減っていますが、これは太陽光発電設備の減価償却期間である17年が経過したため、経費として参入されていた費用が無くなったためです。

我が家の場合、約7~8万円程度の税金の増加になる予定です。

固定買い取り期間終了後の展望

国策である自然エネルギーの固定買い取り期間が終了した時、一体どれぐらいの買取金額になるでしょうか。

平成29年度以降の調達価格などに関する意見

非住宅用太陽光発電は2030年に発電コスト7円/kWh

http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20161219002_01.pdf

とされています。

ここまで下がるかどうかというのはわかりませんが、そうなってしまった場合が上のグラフです。

ただ悪いことばかりでもありません。

買取価格が7円/kWhとなってしまった場合、年間の売電価格が20万円を下回ることにより、太陽光発電だけを見た場合、雑所得による税金を支払う必要がなくなります。

とは言っても、元々少なくなってしまった売電額なので、寂しいことには代わりありません。

全量買電を採用している家庭は20年後が節目になる

この途端に下がってしまった売電額ですが、ある程度持ち直す方法が、余剰売電に切り替える方法です。

現在でもオール電化の場合、高い昼間の電気代に悩まされますが、余剰売電にすることで、太陽の照りつける昼間の電気代を、太陽光発電から得ることが出来、電力会社から購入する電気を減らすことが出来ます。

そうなると、7円でしか売れなかった電気が、昼間の電気代であるおおよそ35円に価値がUPします。昼間の売電額が高いことは今後も変わらないと予想しています。

余剰売電にすることで、収支の減少を抑えることが出来ます。

ただし、そのためには大きな障害があります。

全量売電から余剰売電に変更するのは容易ではない。

全量売電から余剰売電に変更するためには、大掛かりな電気工事が必要です。

スイッチひとつで切り替えられるわけではありません。

それぞれの配線の仕方が違い、それは以下のようなイメージです。

太陽光の売電、またオール電化などの買電の配線はかなり太く、壁、もしくは天井を這っているため、家が建ってからその配線を変えようとすると、壁や天井を剥がさなければいけなくなってしまいます。

工事費用としてもかなりのものになり、実際に20年後に行おうとした場合、生活への影響、費用対効果をしっかりと考えておく必要があると思われます。

10kW以上余剰買電。当時はそこまで考えが及んでいなかった。

一条工務店で家を建てる決意をした時は、太陽光発電設備ありきの計画でいましたが、10kW以上は全て全量買電。

全量買電の方が余剰買電よりもずっとメリットがありますよ。

と、しっかり考えること無く選択してしまったことを、今となっては後悔しています。

一条工務店の営業さんは知識を持っていましたが、それ以外のハウスメーカーの営業さんの場合、全量買電?そんなものがあるんですか?といった感じ。

そもそも10kWの太陽光発電なんて、住宅用には無理ですよ、大きな家を建てればそれも可能かもしれないですけどね。

なんて鼻で笑われたような言い方をされるような時でしたので、そういった情報自体少なかったのもあります。ちょっと根に持ってる(^_^;)

まだ先の見えない自然エネルギー情勢ですが、引き続き注視していき、20年後にどうするのか、ということをしっかり考えていきたいと思います。