こんにちは、はっちです(^^♪
様々なハウスメーカーを回りブログを書いてきましたが、最終的に比較、検討して競いそうな3社で見積もりをとることにしました。
最初は何が何やらわからなかったハウスメーカー巡りでしたが、色々な営業さんと話しを聞き、その話の中でも、大げさに話しをしていたり、はたまた他社を批判したり。
その根拠となる言葉の裏を知ることで、情報の取捨選択ができるようになったかな?
という段階まで来ましたので、ハウスメーカーの良し悪しと決定に至った根拠を記事にしておきたいと思います。
最終候補に上がったハウスメーカー3社を比較してみよう
ハウスメーカーの選定については、それぞれハウスメーカー毎に重きを置く項目がありました。それらの項目が我が家の要望と合致するか?
デザインの三井ホーム、軽量コンクリートのヘーベルハウス、トータルバランスの積水ハウスなど。
数あるハウスメーカーの中からまずは候補を絞っていきます。
それぞれの特色がある中で重視した項目
我が家で重視する項目は。
イニシャルコストとランニングコストを含めた最終的に必要な金額
いちばん重要なのはやはりここ。
最初の投資が安くても、後々メンテナンスで大金がかかるようではいけません。
逆に、
最初が高くても、メンテナンスが安くなったり、ランニングコストが安くなったりすれば、それも考慮する必要があります。
目先に囚われず、後々の話までしっかりしてくれるハウスメーカーさんを重視しました。
住み心地の良い家
当然のことではありますが、新居はとても住み心地が良いでしょう。
ただ、同じ新居でも住宅の性能によって、大きく住み心地は変わってきます。
住宅の住み心地を表す住宅性能。
これを2番めに重視した点です。
営業さんの対応
意外かもしれませんが、これはすごく大事でした。
契約を取ってしまえば後はプロ設計士さんにおまかせ、現場監督におまかせ、そしてその後もアフターサポート部隊におまかせ。
それでは色々と話を聞いてくれて信頼関係を築いてきた営業さんとのことは何だったのか?と思ってしまいます。
もちろん会社としてそれで良いのかもしれませんが、客側は違います。
突然出てきたプロ設計士。
何もわからない現場。
あれよあれよと流されて本当の希望のとおりにできるのか?お金の心配は?契約前の打ち合わせは?
何もわからない家造りだからこそ、色々話を聞いてくれた営業さんに側にいてもらいたいのです。
それも含めて、どんな体制の会社なのか、その点を重視しました。
我が家の要望にあった3社を最終候補にしました。
1,一条工務店(木造2×6工法)
2,桧家住宅(木造2×4工法)
3、サンヨーホームズ(鉄骨軸組工法+制震)
大手ハウスメーカーが軒並み落ちてしまってますが、いかに住み心地の良さそうな家でも坪単価が高くランニングコストもかかりそうな大手有名ハウスメーカーは、そのコストパフォーマンスから軒並み脱落していきました。
安さで有名なタマホームはその安いコストはメリットでしたが、最初の提示額からどれだけの増がわからず不透明な上、説明も特にありませんでしたので除外しました。
唯一、一条工務店が残った理由はその冷暖房効率の良さ、太陽光発電メリットが大きく影響しました。
桧家住宅さんは全体的にそつなくまとまっている感じ。
ですが、デザイン性は高く、色々な要望を聞いてくれそうです。
それでいて、地元の有名工務店である新和建設との提携により、その施工技術も確たるものであることがわかっています。
サンヨーホームズさんは、よく聞くサンヨーハウジングとは違い、中堅鉄骨メーカー。
鉄骨の中ではコストパフォーマンスも良く、かなり努力している様子が伺えました。
それぞれの見積もりから平準化し比較してみる
見積の結果は、その都度変わると思われるので、単なる大小比較を含めて表現しています。ご勘弁を~( ´∀`)
具体的な数字が提示できない箇所は、値引きされたりすることで、誰が行っても同じ金額になるとは限らないだろからです。
飛ばしていただける方は、下の青文字までお願いしますm(__)m
それでは!
ハウスメーカー毎の建物金額(延べ床面積42坪)を一律化すると。
桧家住宅(1730万円) 坪単価41.2万円
サンヨーホームズ(2260万円) 坪単価53.8万円
一条工務店(2400万円) 坪単価57.1万円
全て42坪で価格を統一しています。
やはり大手一条工務店が一番高いですね。
桧家住宅さんは、そのデザイン性と新和建設とのコラボレーションによる建築品質の良さ。
サンヨーホームズさんは鉄骨造による大空間を実現しやすいというメリット。
一条工務店はその断熱性能と良い物を標準品として用意していること。
それぞれの金額に換算しにくいメリットが実現されるコストを比較して判断したいと思います。
家の住み心地を表す性能Q値(W/㎡・K)(年間冷暖房費を試算)
平均的な冷暖房にかかるエネルギー量を算出して、各ハウスメーカー毎に出されているQ値、C値、Ua値から省エネ量を試算してみました。
一条工務店 | 桧家住宅 | サンヨーホームズ | 次世代省エネ基準 | 28年度新基準 | |
Q値 | 0.76 | 2 | 1.9 | 2.7 | - |
C値 | 0.59 | 1 | 5 | 5 | 2 |
UA値 | 0.28 | - | - | - | 0.87 |
ハウスメーカーから公表されていない値については、次世代省エネ基準と同様としています。
また不明な箇所は「-」と表現しています。
結果。20年間の冷暖房費のみをQ値から試算してみると。
1,一条工務店 約49万円
2,サンヨーホームズ 約162万円
3,桧家住宅 約170万円
やはりダントツの性能の一条工務店。次世代省エネ基準である、Q値2.7を大きく上回る、Q値0.76という性能はダントツです。
家の隙間を表しすC値が反映できないのがツライですが、一条工務店の圧勝でしょう。
太陽光発電搭載量と発電量から売電額を含めた比較
1,一条工務店(19kW)
2,サンヨーホームズ(13.5kW)
3,桧家住宅(10.2kW)
一条工務店はソーラーカーポート付き。通常のカーポートの金額を各社プラス。
一条工務店の太陽光発電シミュレーションをベースに、パネル、パワコンの仕様を各社に合わせて計算。パワコンは1回交換を予定しています。
一条工務店 約-550万円
桧家住宅 約-266万円
サンヨーホームズ 約-420万円
桧家住宅、サンヨーホームズは間取りが確定してないためか、ここで値引きをかけてきました。値引き後の結果が上記の比較です。
サンヨーホームズさんは一番高くありましたが、当時最大の発電量を誇る東芝製を採用している(サンヨーじゃないのかい)とのことで、高いようですが発電効率は一番です。
ただし、設備設置費用を上回るほどの効率では無さそうでした。
搭載量の多い一条工務店は、発電効率の高いサンヨーホームズの追随を許しませんでした。
ここで桧家住宅一歩ダウン。
メンテナンス費用
メンテナンスとして必要になりそうな大きな項目として、シロアリの防除と外壁のメンテナンスが挙げられます。
一条工務店の場合、シロアリに対しては75年もの効果を持続するそうなので0円。
サンヨーホームズ、桧家住宅の場合、5年に一度防除が必要となりその費用は10万円/回ほどのようです。
また、外壁の補修は、元になる基本価格の中で採用されているのがタイルなのか、サイディングなのかで区別しています。
タイルの場合、10年ほどで目地の点検補修が必要になり費用は30万円/回と言われています。
またサイディングの場合10年に一度再塗装が必要とのことで100万円/回の費用を加算しました。
上記の結果を元に、20年間のランニングコストを反映させた結果
1,1,959万円 一条工務店(見積額2,400万円)
2,1,735万円 桧家住宅(見積額1,730万円)
3,2,239万円 サンヨーホームズ(2,260万円)
という試算結果になりました。
当初の見積額からランニングコスト(20年間の冷暖房費や太陽光発電費用)を考慮すると順位が変動してきました。
大きく変化した点としては太陽光発電設備の初期投資金額と、20年間の売電額が非常に大きく、家の性能である冷暖房費も去ることながら、太陽光発電のメリットがとても大きかったです。
また一方で桧家住宅、サンヨーホームズのメンテナンス費用が載ってきた結果、それぞれコストが上がってしまいました。
その差220万円程度まできた一条工務店と桧家住宅。
ここで気になるのが家のスキマの量を示すC値の存在。
C値はQ値とセットでないと結露などからカビを発生させる原因にもなります。
まだ目に見えていない標準の内容、オプションなどを含めるとほとんど差は無くなりそうでした。
営業さんの対応の違い
営業さんはそれぞれでしたが、一条工務店の営業さんは良いところも悪いところも教えてくれました。
さらに、「他のハウスメーカーも見て回りたいんです。」
と話をしたところ、
営業さん「どうぞどうぞ、たくさん勉強してください、納得の行く家を建てるには色々見てもらうのが一番です。やっぱり一条がいいなと思ったらまた来てくださいね。大歓迎ですので。」
と一歩引いて頂き、その後もほとんど営業攻勢は無かったことが好印象でした。
(きっと放置ではありません、たまに連絡くれました)
ときにはこんなことも。
桧家住宅の営業さんはとにかく必死そうでした。
特に何もお願いするでもないのですが、値引き額はかなりのものになっていたようです。
ぎりぎりの対応はその後の対応(融通)にも影響が出てきそうです。
とにかく家造りはまだ始まってもいません。
契約したのは良いけども、これはできません、これをするなら金額が上がります。
と、言うようなやり取りが目に浮かぶようで不安な気持ちがありました。
重要項目を検討した結果、一条工務店にお願いしようと思います。
結果、一条工務店と桧家住宅はコストはほぼ同値になりましたが、住みやすさ、営業マン、数値にできない細かな仕様、嫁の意見を考慮した結果。(ぇ)
一条工務店で行きたいと思いますヽ(^o^)丿
検討期間はおおよそ5ヶ月。
それでも全てのハウスメーカーと満足に話が出来たとは思えません。
とにかく目ぼしいところを色々と訪問して、話を聞いていましたが、正直あまり効率的ではなかったような気がします。
ただ、じゃぁ効率的に一括情報収集などを行うと、その後の対応が大変です。
下のサイトからだと、お近くのハウスメーカーなどの住宅情報を選んで集められるようです。
効率的に家造りをしたい。でもいきなり訪問するのは・・・という方は、こういうところからちょっとずつ情報集めるのが良いかもです。
またZEHに特化した住宅情報を集めることも可能みたいです。
ようやくハウスメーカーを決定しました。
自分たちの希望を胸に、契約を迎えたいと思います。
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