なぜか年末になると、掃除と併せて色々と処分したくなってしまいます^^
今日も大量のダンボールをリサイクルコーナーに処分しに行きましたが、溢れんばかりのダンボールでした。みなさん考えることは一緒みたいですね。
今回は、不要になってしまったパソコンの処分なのですが、廃棄の方法はちょっと一工夫必要です。
そのまま不燃ゴミにしていしまえばいいのでは?
と思うかもしれませんが、パソコンは不燃ゴミで処分してはいけません。
日本は資源の乏しい国家でありながら、世界有数の都市鉱山とも言われています。
携帯電話やパソコン、家電に含まれているレアメタルの埋蔵量はかなりのものであり、それらを適切にリサイクルし、再資源化することで希少なレアメタルを発掘することと同等な意味を持ちます。
パソコンはしっかりリサイクルできる資源ということを気にしながら、一番楽な処分の方法を見ていきたいと思います。
パソコンのリサイクルって買ったお店に持っていくの?
まず、ノートパソコンを含めてパソコンのリサイクルはどうやってやればいいのでしょうか。
一番良いのは、PCリサイクルマークが付いているパソコンであれば、既にリサイクル料金は支払い済みですので、下記のサイトからリサイクル手順を見て、回収に来てもらえばOKです。
ただ、そういうパソコンばかりでも無いかなと思います。
平成15年以降に購入したパソコンには付いているようなのですが、自分の手持ちのPCには一切ありません(汗)
そんな時は、上記サイトによると、メーカーさんに有料(3240円)で回収してもらう・・・
のですが、なんだか捨てるのにお金かけるのものね。と思ってしまいます。
パソコンを無料で処分してくれる業者さんがある。
今回は無料で処分してくれる業者さんにお願いしたいと思います。
ここの業者のいいところは、引き取ってくれる機器の幅が広く、送料も無料なところです。
色々な業者がありますが、自作PCはダメ。モニタのみはダメ。windows8以降じゃないとダメ。
など制約があるところもあります。
また、重要なのが送料が無料なところ。
特に重たかったり大きかったりするパソコンやモニタはコンビニなどに持っていくのも大変。
業者さん指定の配送業者さんのみですが、集荷に来てくれて、着払いで送ることができます。
利用の注意点
パソコンならなんでもいいや。と思ってしまうのですが、プリンタ、スキャナ、スピーカーなどの周辺機器はNGです。(下段のリネットジャパンさんは周辺機器もOK)
後、液晶は良くてもブラウン管モニタはダメだとか、自作PCでもハードディスク以外の部品が無いのはダメだとか色々です。
リサイクル業者さんは何らかの手段で、廃棄料金無料。送料無料分を相殺してお金にしているはずですので、その辺りはしっかり守っておきたいところです。
さぁ、ノートパソコンを処分しよう。
パソコンを処分する方法がわかったところで、梱包して送るのですが、ちょっと待ってください。
個人情報がたくさん詰まったパソコン。そのまま処分しても大丈夫でしょうか。
先程紹介したリサイクル業者さんでは、情報を消去してくれると書いてありますが、本当にしてくれているのか不安だったりします。
実際にはその辺りはちゃんとしっかり消去してくれているのだと思いますが、廃棄までのどの過程で情報が漏れるかわかりません。
やはり個人情報はしっかり自分で処分しよう。と思う方へ2通りの方法があります。
1つ目は、ハードディスクを完全に消去する方法。
2つ目は、ハードディスクを物理的に破壊する方法。
ハードディスクの完全消去は結構たいへん。
ハードディスクの中にある情報を消すためには結構大変だったりします。
ハードディスクの中にある情報は、簡単に言えば、データ格納庫とそのデータの住所に分かれています。
パソコン上では普通にゴミ箱に入れて空っぽにするだけでは、その住所が消えただけで、データは誰も知らない倉庫の中に残っていることになります。
ちょいちょいとその住所を探し出して戻してやれば、データが簡単に復帰されてしまいます。
そのため、データまで完全に消去するためには、ハードディスク内全てを分けのわからないデータで埋め尽くす必要があります。
それこそ、痕跡すら残さないように何度も埋め尽くします。
近年のハードディスクの大容量化に伴いTB(テラバイト)という単位が普及していますが、これだけの大きさのハードディスクを一つずつ埋め尽くそうとすると、1TBで3回書き込みで11時間程度かかるようです。3TBだったら約1日半。
相当な時間がかかってしまうのでかなり手間です。
ノートパソコンを分解してハードディスクを物理的に破壊してみる。
もう一つの方法として、ハードディスクを完全に読み取れないように破壊する方法があります。
ハードディスクはその名の通り、硬いディスクが中に入っています。
これを物理的に破壊して、情報を読み出せないようにすればOK。
そのためにはまず、ノートパソコンを分解してハードディスクだけ取り出す必要があります。
まとめて破壊してもいいのですが、その場合リサイクルとして引き取ってもらえません。
しっかりとリサイクルしてもらうためにも、ハードディスクだけ取り出します。
今回廃棄するノートパソコンはこちら。
Lenovo ideapad100です。
ノートパソコンは精密機器だから分解するのはちょっと・・・と、感じるかもしれませんが、ハードディスク取り出しぐらいは案外簡単なんです。
ただし、取り外しの際に、ボディに傷が付く可能性があるため、気になる方は廃棄する時ぐらいしかおすすめしません。
ノートパソコンの分解についてはわかりやすくするために動画にしてみました。
3倍速ですので早回しで3分ほどで見ることができます。
必要なものは精密ドライバぐらいでしょうか。
電源、バッテリーは抜いた方が安全です。この機種はバッテリーが取れないためそのまま実行しています。
どのノートパソコンも似たような分解の仕方です。
ただ、注意しておきたいのが、取り出したハードディスクの処分方法です。
ココまで来たら、外から見えないようにして不燃ゴミに出しても問題無いかなと思いますが、まだ心配な方は続きをどうぞ。
ハードディスク安全に物理的に破壊する方法。
別に推奨するわけではないですが、パソコンが分解できたならハードディスクも分解してみたくない?
という思いで、ハードディスクを分解していきます。
一応外からとんかちでガンガン叩いてもいいのですが、外装はかなり固く、金属片が飛んだりすることでケガをしそうなので推奨しません。
今回のハードディスクの分解にはちょっとだけ特殊なドライバが必要でした。
こんな星型のネジが付いていますので、それに対応するドライバがあれば大丈夫です。
秋葉原、日本橋、大須のような電子部品がごろごろしているようなところでも簡単に手に入ります。
これでちょいちょいとネジを外していきます。
ネジはいくつかシールの下に隠れている場合がありますので、そこも外します。(下写真)
隠れてはいますが、よく見たり、手で触ってみたりすれば大抵わかります。それらを外して。
よっこらせと。
鏡のようなきれいな円盤が出てきましたが、これがハードディスクの記憶領域。
これを外して。
地面でゴリゴリして(苦笑)
不燃ゴミにポイです。
磁石でぐりぐりしても大丈夫らしい。
なんだか可哀想ですが個人情報を守るため。
残ったハードディスクの無いパソコンは業者さんにリサイクルしてもらいます。
パソコンのリサイクルして。
パソコン廃棄.comさんやパソコンファームさんなどにパソコンをリサイクルしてもらったことは多数ありますが、今まで一度として何か折返しで連絡があったことはありません。
中にはヤマダ電機のポイントが付くところもありますね。
リサイクル料が取られると思っているパソコンの処分ですが、最近は色々と回収業者さんも増えてきているようです。
パソコン自体はかなり普及していますので、どんどん廃棄されるパソコンが出てくると思うのですが、それらすべてが適切にリサイクルされているとは思えません。
内包されているレアメタルなど、リサイクルしてなお価値が残るものについてはどんどんリサイクルしてほしいですね。
また個人情報を安心して捨てるためにも、少しだけ努力してみてはどうでしょうか。
ではでは^^
コメント