こんばんは、はっちです^^♪
前回までで作ったパーゴラは、屋根が張りやすいように垂木と梁の上面を全てフラットになるように加工してきました。
この上に中空ポリカーボネートというポリカの屋根を張り、紫外線と雨を防ごうと思います。
・ アクリルよりも断然丈夫で紫外線にも強い
・ 加工しやすい
・ 軽い
DIYするのにも非常にやりやすいポリカーボネートについてしっかり見ていきたいと思います。
下記のリンクはパーゴラ付きウッドデッキ全工程の目次です。

パーゴラの屋根材で採用した中空ポリカーボネート
今回屋根材として使用するのは、中空ポリカーボネイトという材料です。
ポリカーボネートって?
ポリカーボネートは、身近なところですと、CDケースなどによく使われてる透明な素材です。
プラスチックよりも固く丈夫で、ガラスなどに比べて弾性もあり、壊れにくい素材です。
現在では、倉庫の屋根などによく使われる波板もポリカーボネート製になってきていまして、
耐久性も耐衝撃性もは以前の塩ビの波板に比べると格段に上がっています。
裏のストックヤードですが、そちらはポリカーボネイトの波板で囲われています。
ポリカの波板でも良かったのですが、やはりちょっと・・・ということで中空ポリカというものを採用しています。
ただ出来栄えはどっちもどっちのようになりましたので、お好みでどうぞ(汗)
中空ポリカーボネートとポリカーボネートの違いは?
中空ポリカーボネート(以下中空ポリカ)は、普通のポリカーボネートの板とは違い、薄いポリカを丈夫な構造に組み合わせて作られています。
そのため、薄く、軽く、そこそこ安く、さらに荷重はポリカ並に丈夫という利点を持っています。
ただ、丈夫ではあるのですが、鋭利なものに弱く、切断もカッターナイフで簡単に出来てしまうため、飛び石などによる穴あきなど心配ですね。
大きさは1枚当たり900×1800mm程度。厚みは4mmか5mmです。
よく言うサブロク板と同じ大きさです。
予め、この大きさ、幅で留められるように垂木を組んでいます。
コストパフォーマンスは非常に高く、耐久性も10年ぐらいは大丈夫とのことです。
丈夫が屋根が必要な理由は太陽光を滑る落雪
我が家は太陽光発電を採用しているのですが、3寸屋根の雪止め無しです。
ですので、積雪の少ない東海地方でも、大雪が降れば、結構な量が屋根に積もり、それが氷となり落ちてくることは大変危険です。家から出た時、ウッドデッキに出た時、落ちてくる可能性もありかなり危険です。
これを防ぐために作成したウッドデッキに屋根は必須だと思っていました。
そんな場所ですので、やはり壊れやすい塩ビの波板ではなく、ポリカで制作しておきたかったということもあります。
実際に耐衝撃性はかなり高く、自分の体重を支えても中空部分は潰れないことから、落雪の危険性を回避できるものと思います。
ただ、凍って鋭利になってしまった氷がポリカに当たることが心配なんですよね。
落雪の様子を見つつ、危険なようであれば張替えが必要かもですね。
ポリカでも波板はあるのですが、家の正面に波板を持ってくるのは、ちょっと抵抗がありましたので、こちらの中空ポリカーボネートを採用しました。
パーゴラの屋根に必要な材料の加工と中空ポリカ
今回貼っていく中空ポリカは1820×910mmの合板サイズ。
これを6枚使い、パーゴラに屋根を取り付けていきます。
元々この中空ポリカを使って屋根を作る予定をしていたので、パーゴラの横幅は約2700mmにしてあります。
少しだけはみ出ますが、この少し出した部分が重要でして、雨水がサイドから入り込もうとしても巻き込まれずに下に落ちてくれます。
きっちりぴったり作ってしまうと、パーゴラに雨水がつたい、下が塗れてしまうのを防ぎます。
中空ポリカーボネイトの張り方
中空ポリカーボネイトは丈夫なのですが、とても軽いため、しっかり固定しておかないと、風であおられて飛んでいってしまいます。
そして、中空ポリカは何枚も張るため継ぎ目から雨が漏れてもいけません。
しっかり固定していくのですが、固定方法はこちらの本を参考にしました。
屋根材の中空ポリカーボネイトの加工
まずは中空ポリカの加工です。
今回購入した中空ポリカーボネイトは両面UVカットが施されています。
片面だけUVカット加工されていたりするものもあるため注意して下さい。
このポリカは丈夫なのですが、縁の部分をアルミテープで補強しておきます。
アルミテープは100均で買ってきました。
このアルミテープは非常に指を切りやすいので、注意してください。
何度かやってしまいました、本当にイタイです(泣)
ポリカ屋根をアルミで補強したものを次にパーゴラに貼っていきます。
これで先端部分の汚れを目立たなくさせる効果もあります。
雨漏りをしない中空ポリカの張り方
中空ポリカの固定には、スポンジ付きのステンレス釘を使用します。
波板にも使用される釘です。
スポンジが雨の侵入を防いでくれます。
そして、中空ポリカのつなぎの部分には錆びないアルミ板で抑えながら貼り付けていきます。
簡単な模式図です。
こんな感じで防水しています。
ただ、この模式図は、材料が手に入らなかったりしたこともあり、理想になっています。実際にはホームセンターなどで用意が出来た材料で作っています。
中空ポリカの隙間を埋めるアルミ板の加工
実際に30mmのアルミ板でポリカとポリカの間の押さえに使っていますが、
25mmのアルミ板しか売っていなかったため、結構ギリギリです。
まずはアルミ板に鉄工ドリルで等間隔にアルミとパーゴラを固定するためのナベビスを入れる穴を空けていきます。
穴は普通に100均などで売っているドリルビットを使って、電動ドリルで穴を空けられます。
間隔は適当ですが、ポリカ板が浮いてしまわないようにある程度埋めています。
このアルミ板は予め、20~30cm間隔でサイズ3~4mm程度の鉄工ドリルでナベビスを取り付ける穴を空けておきます。
アルミは結構柔らかいので、簡単に空いてくれます。
ちなみにアルミ板は2m単位で売っていましたので、長さを調整する必要がありました。
長さの調整はグラインダーを使って切りました。
結構お値段も安く、ディスクを交換すれば切断に研磨に色々と活躍してくれますので、あってもいいかなと思います。
最初付属の砥石で切ろうとしたのですが、どうやらオフセット砥石というものらしく、削ったり凹ませたりするためのものですね。
無理に切ろうとしましたが、やめておきました。
そして切断砥石(ディスク)購入。
80円ぐらいでした(やすいw)
ちなみにアルミ板ぐらいであれば、カッターでもカットできるようです。
何度か切込みを入れては折り曲げ、反対側も切り込みを入れては折り曲げ。
最終的に金属疲労で折ります。
カッターの刃が1ブロックだめになるかもしれませんが、それぐらいで切れます。
グラインダーだと結構あっさり切れます。
あつあつの火花が飛びますので注意してください。
続いて、これに防水のために両面ブチルテープを貼っていきます。
中空ポリカの隙間を埋める防水ブチルテープ
ここで重要になってくるのが屋外用防水ブチルテープ。
普通にアルミ板を隙間の上に貼り付けても水は入ってしまいますので、防水用のブチルテープで水が入り込まないようにします。
ここで先程の幅25mmのアルミ板に対して、50mmのブチルテープ。
ちょうど二枚分一気に貼り付けて、真ん中をカッターで切ってみました。
このあたりが上手いこと資材の節約ができています^^
ただ、用意ができるのであれば、アルミ板は25mmよりも30mmの方が安定します。
ブチルテープなので、刃に結構くっつくかと思いきや、結構あっさり切ることが出来ました。
片面は屋根を貼る時に剥がします。
続いて屋根を貼っていきます。
モザイクかけると、屋根から侵入しようとしている犯罪者のよう(by 嫁)
コメント
[…] の波板を使用しました。安価な塩ビの波板もありますが、耐久性から考えるとポリカが断然おすすめです。また、現在はおしゃれな中空ポリカもありますので、お好みで選定しましょう。 […]