こんばんは、はっちです^^
年の暮れに、十代ニュース!なんてやって、一つ保留になっていた項目があったことをすっかり忘れていました^^;
もちろん自分が忘れてしまっていたのですが、昨年、部屋内に小さなアリさんが侵入してきました。
それも、結構たくさん。
高気密高断熱住宅なのになんで!?と思った時の話です。
高気密高断熱住宅のアキレス腱は窓やサッシ
高気密高断熱住宅を作る際に、一番大きな障害となるのはどこでしょうか?
壁のスキマ。外部との配管ルート。コンセントの穴。
などと言ったところが思いつきそうですが、一番大きなスキマになるのは、可動部です。
可動部ってどこ?ということですが、
大きいのは窓。次いで換気扇が挙げられます。
換気扇は閉まってさえいればそれほどでもありませんが、窓はスライドする以上、どうしてもスキマが出来てしまいます。
ですが、スキマが無ければ窓を動かすことはできません。
そのスライド窓ですが、制作する側もかなり工夫している様子は構造からわかります。
一条工務店で採用されている、「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」(長い(汗))の断面図を一条工務店のHPからお借りしてきました。
なんだか色んな四角が複雑に組み合わされていますね。
こちらはスキマを塞ぐことはもとより、断熱性能や歪みなく4枚ものガラスを支える強固な構造。雨水の侵入防ぐこと。滑り等を総合的に考えているのだとは思いますが、それにしても複雑です。
そういったスライドする窓のスキマを嫌ったのか、同様に高気密高断熱を謳っているスウェーデンハウスさんでは、木製のスライドドアを閉める際に、取り付けられているハンドルを閉めることで、スライドドアとパッキンを押し付ける1作業を加える事で、更なる高気密性能を確保しています。
そして、今回アリさんの侵入経路の問題となったのは、そのスライドドアを支える桟(さん)の部分。
この部分は分厚いドアをスライドさせるために、幅広の桟を取っています。
当然、雨が入るとここに溜まってしまうのですが、水抜き穴があるため大部分の水は出て行ってしまいます。
この水抜き穴からアリさんが侵入してきていました。
侵入経路の水抜き穴はこちら。
水抜き穴の出口は通常閉じているような開閉式になっています。
今回の侵入経路と思われる場所はここが何かゴミが挟まって僅かなスキマが空いてしまっていたようです。
少し手で持ち上げてあげて、さっさとゴミを払ってやればぴったり閉まってくれました。
水が溜まった場合は、その重みでここから出て来るのですね。
ちなみに、結構ゴミ溜まっていました(汗)
他の場所はそうでもなかったのですが、何かたまりやすい原因が有るのかもしれないです。
その後から、アリさんの侵入は無くなりましたε-(´∀`*)ホッ
とっても小さい(2mm程度)のアリさんでしたので、この次に出て来る工夫の部分も超えることが出来たのかな?と思います。
水抜き穴には侵入防止の工夫がたくさん。
ただ、この水抜き穴から侵入しようとしても、まだ家の中には侵入しにくいようになっています。
水抜き穴の家側はこうなっています。
水が流れるようにカバーが付いていますので、ドライバで開けてやると。
目の粗いメッシュのスポンジのようなものが出てきました。
これで、他のムシさん達の侵入を防いでくれているのですね。
ここにもゴミが溜まりやすいので、ちょっと掃除しておきました。
だって高気密高断熱なんだもん(笑)
結構この場所を特定するのに時間がかかりました。
一条工務店の家は高気密高断熱の家。
例えるならば、魔法瓶のようなものです(個人的にこの表現は変な顔されるので好きじゃないです)
なんて頭の中に合ったんでしょうね。
そんな隙間あるわけないよね?窓開いてたんじゃない?網戸ってぴっちり閉めてる?
などなど。
機能的に穴が空いている。というところに思いが至らなかったのが気づくのを遅らせてしまいました。
ちょっと反省です(´・ω・`)
ちなみに少し前にアリさんの侵入があったおとくさん宅
見事に撃退されています(^o^)
一条工務店 Low-Eペアガラスに思うこと
まだ自分の契約の時は防犯ペアガラスまでしかありませんでした。
それがトリプルがラスが採用になり、今は防犯トリプルガラスが出てきました。
現状でも結構重たいペアガラス。
トリプル防犯までくると重さは大丈夫かな、なんて思います。
ですが、その性能はかなり高いはずです。
我が家のペアガラスであっても、家の開口部をかなり多くしたのですが、それでも、冬場は快適に過ごせています。
ですが、気になる点は、ココ。
写真が見苦しいので小さくしています(;´∀`)
この桟(さん)はすごく汚れやすいですね。
まぁ、こういうものだと思っていますが、初めて見た時はちょっとぎょっとします。
以前の家であれば、この桟のスキマは非常に狭いものであったため、人が触りにくい構造でしたが、高気密高断熱を支える窓ガラスのためか、非常に広く、そして白い。
そのため、どうしても目に着くようになってしまいます。
ここが何か改善されるといいですね。
2階の窓などはカーテンが入り込んでしまうと結構汚れてしまいます。
ここは、空気中のゴミやホコリが雨に含まれて家に当たってしまうので溜まってしまうのはしょうがないですが、改善されるといいなと思います。
それでは~(^O^)/
他の我が家のWEB内覧会はこちら
一条工務店i-smartのWEB内覧会です。ダイニング中心の間取りで、吹き抜けを北側にしています。
そんな住み心地や、工夫をこれから設計する人の参考にしてもらえればと思います。
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コメント
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わが家(夢の家Ⅰ)を建てた頃は、サッシの水抜き穴は・・・ 穴のまま(笑)
外からゴキやゲジが侵入し放題でありました。
防止ネットを自作したり、一条には散々文句言いましたがッ
当時、一条の次世代省エネルギー基準はC値:2.0c㎡/㎡
今と比較すればスッカスカなわけであります。
実測値では1.0c㎡/㎡以下のお宅もあったでしょうが
わが家はC値:1.4c㎡/㎡でありました(汗)
その後、水抜き穴の出口にシャッターが付きましたが
強風でパタパタうるさいと不評だったようで、色々改良されて
現在に至るのだと思います。
一条の気に入らない所は一切フィードバックしない所で
わが家は穴が開いたまま・・・ 対策品をつくれーや! なのだわ。
今では、水抜き穴の家側にも細工があるのですね、、 ふむふむ。
この記事から更に現在は改良されてるのかな?
一条の家も改善に改善を重ねてきて、今があることが良く分かります。
我が家も10年経とうとしていますが、現在はより改良されているのでしょうけれども、
確かに、既に建てた人には、今あるもので何とかしてくれ。という感じですね。
ただ、穴が空いている。みたいなものはサポートで対応してほしいところです。
長く住む家ですしね。