こんばんは、はっちです^^♪
平屋と2階建て、どっちがいいのか。
我が家の周りはどこを見ても2階建てばかりです。
新築するお宅は大抵そうかなと思います。
やはり狭い日本。
土地を有効活用し、なるべく広い我が家を、と考えればそうなるのも当然かなと思います。
ですが、最近は平屋にも注目されているようです。
今回は、なぜ平屋が注目されるようになったのか、平屋のメリットデメリットを実体験を通して考えてみます。
平屋(1階建て)が注目されるようになったメリットとデメリット
どうして平屋が注目されるようになったのでしょうか。前述のように土地を有効活用するためには、立体的に面積を取るのが有効かと思います。平屋のメリットに注目してみます。
平屋にすることのメリット
1、少子高齢化による家造りの変化
少子高齢化でなぜ平屋が増えるのかというと、一つは、高齢化によるバリアフリー住宅の増加が挙げられます。
2階建て以上のバリアフリー住宅を作ろうとすると、エレベータが必要になり、建築費用が跳ね上がってしまいます。
足腰に負担のかかる上下移動を無くすためには平屋という条件はぴったりなんですね。
ただし、平屋を建てようとすれば広い土地が必要になります。
現在の日本の住宅情勢は、家を建てようとする世代の人数が少なくなり、新たに家を建てる人工が減っていっています。同居する人も増えるでしょうし、高層マンションも多く建つようになりました。
結果として、大都市圏から離れた地域では土地が余るようになってきます。
そうすると、上下移動のある2階建てにする必要は選択肢から外されるのかもしれません。
2,配送網の発達により、田舎暮らしを楽しむようになってきた。
今やインターネットさえ繋がえれば、大抵の買い物が出来てしまう時代。
不便であった田舎暮らしや山の中でも、クリックひとつで物が届いてしまいます。
田舎の広い土地を購入して、過ごしやすい平屋を建てる。
というのも一つの贅沢ですね。
3,度重なる大地震に対して安心、安全な家を求めるようになってきた。
阪神淡路大震災、十勝地震、新潟中越沖地震、東日本大震災、熊本大地震。
記憶に新しいだけでもこれだけの大きな地震が発生しています。
同様な構造であれば、2階建てより平屋の方が耐震性は高くなります。
そして、もし家が倒壊しそうな場合でも、平屋であればすぐに外に出て避難できるメリットもあります。
安心、安全を求めて平屋を希望する方が増えるのも分かる気がします。
平屋にすることのデメリット
ただ、一方で平屋にすることで大きな問題も発生します。
・広い土地が必要になり、土地にかける費用が増える。
平屋の住宅で、床面積(居住空間)が100㎡(約30坪)取ろうとすると、建ぺい率が60%とした場合、
167㎡以上の土地が必要ということになります。約48.5坪です。
総2階建てで34坪の家を建てようとすると(階段、廊下面積を参入)、1階部分の床面積は17坪。
必要な土地の面積は28.4坪となり、1階建てに比べて、2階建ての建物は、
20坪分の土地が余計に必要ということになります。
坪単価50万円の土地に建てようとすれば、1,000万円の増です。
・基礎、屋根部分のコストが増大
2階建てに比べて1階建ては住宅を支える基礎部分、雨を凌ぐ屋根部分が大きくなります。
基礎、屋根は家を建てる上で結構な費用として計上されています。
一方で、2階建ての場合、基礎は丈夫になり、同面積であれば壁の面積は多少小さくなりますが、前の2つを超えてくることは、ほとんどありません。
総2階建ての建物と比較すると同様な床面積で2割ほどの価格差がでるそうです。
同じ広さの家でも、2500万円と3000万円とでは大きな違いが出てきます。
・プライベート空間が作りにくい。
2階建ての場合、階段から上は家族の空間としている家が多いように思います。
1階部分はくつろぎのスペース兼、来客用とすると切り分けができ、住みやすく設計することが出来ます。
ただ、別の視点で考えると、上下に空間があるため、それぞれが上下を気にしなければならないこともあります。
騒音、振動などですね。
子供部屋の下にキッチンを設置したりすると、なんとも気分が良くないかもしれません。
最近は吹き抜けを作る家も多いと思いますが、2階まで音が筒抜けてしまわないようになど、工夫が必要です。
我が家が平屋を諦めた理由
我が家は一条工務店のi-smartで建築しています。
総2階建てです。平屋ではありません。
当初一条工務店とは、
2階建ての図面で契約したにも関わらず、
最初の打ち合わせで、
「平屋も含めて0から検討をお願いします。」
と爆弾を放り投げたのは記憶に新しいです(こら)
ですがその期待に答えてくれた設計士さんから出てきた平屋案は、それはそれは魅力的でした。
南北に長い平屋は、東西からの採光も良く、プライベート空間とパブリック空間が玄関を中心に分けられ、太陽光発電も設置し放題。
駐車スペースも確保でき、バリアフリー対策も容易にできそうです。
まるで、ホテルのような居住空間を想像させてくれました。
ですが、採用したのは2階建でした。
10年後20年後の周りが想像できない土地
平屋を諦めた理由。
一番の大きな理由が、周りが畑だったことです。
畑だということは特に遮るものもなく、太陽光発電にも有利だったのですが。
一方で、何が建つか分からない。ということからリスクがありました。
建築当初は環境の良い土地でも、10年後、20年後には2階建ての建物に囲われる可能性もありました。
何より、土地に隣接する道路は幅16mにもなる道路に拡張される都市計画があります。
現在は接道の幅は3m程度の細い道なのですが、道路の拡張により、一気に都市計画が進む可能性がありました。
そうなってしまった時の平屋はかなり寂しいことになるのでは。太陽光発電はほとんど発電しなくなるのでは。
との懸念が、平屋に踏みきれなかった理由になります。
そして、心情的な問題がもう一つ。
自分の実家は平屋でした。
今もですが、実家の周りに平屋は少なく、
「どうして自分ちには階段が無いの?」
と小さい頃に聞いたことがあります。
その時は、「2階建てだと風が吹いたりすると家が飛ばされやすいでしょ。安心のために2階は作ってないの。」
という母の言葉でした。
母の実家は伊勢湾台風の時に倒壊しています。
その時は、今は亡き祖父の決断で家から逃げ出したため、全員無事だったそうですが、後方で家が倒壊したのを目の当たりにしたようです。
そんな思いからなのか実家は平屋なのですが、小さいころに自分が聞いた、
「なぜ2階が無いの?」
という言葉は、親にとってはずっと気になっていた言葉だったようです。
住宅事情も造りも変わった現代。2階建てにしたほうが良かったかな。
と、思っていたのかな?と考えてしまいました。
一条工務店の平屋はおトクなのも後ろ髪惹かれた
一条工務店の場合、総二階建ての住居と平屋の坪単価がほとんど変わりません。
30坪以上であれば、坪単価で1万円超えるぐらいの増額にしかならないようです。
参考:こーめいさんの平屋坪単価(リンク失礼します^^;)

建物コストの増分が抑えられるのは非常に魅力的ですね。
通常、平屋にすることで坪単価が2割ほど上がることを考えれば、30坪の家で、約300万円以上のコストが抑えられます。
「贅沢な平屋」の一角を担っていた建築コストを抑えることは、また一歩平屋に近づく理由になりそうです。
平屋のお手軽な情報収集方法
もし平屋を建てる条件があったとしても、平屋ってなかなか情報収集がしにくいです。
住宅展示場では2階建以上の大きな建物ばかりです。当然坪単価や標準価格なども2階建てを想定されています。
平屋を作ろうと思って展示場を訪れても、中々平屋のイメージが湧かないかもしれません。
まずは、大手ハウスメーカーで平屋の情報を集めることが大事かなと思います。
建築実績も豊富で、タイミングによっては建築中を見学できたり、もしくは入居宅見学もさせてくれるかもしれません。
自分の足で、目で見て確認するのは、非常に高い買い物をするために、自分を納得させるために必要な手順かと思います。
ただ、住宅展示場を訪問すると、1件で1時間ぐらいかかることを想定しておいたほうが良いかもしれません。
時間もないし営業さんの相手も面倒だ、という方は、資料の一括請求などを利用してみるのも手かなと思います。
平屋という分野に限って、請求を行えば、多数の情報に埋もれることも無く、比較検討することができそうです。
平屋に興味が有る方は下のリンクから資料請求できます。
平屋専用サイトで地域の業者を探してみる。(外部サイトへ飛びます^^)
お住いの地域から、業者さんやメーカーを検索して資料請求できるようです。
ただ、注意が必要なのは、資料請求した会社からのアポイントメントを如何に攻略するかですね。
営業さんの攻略方法(ぇ)
非常に有用な情報であれば、請求者に取っても有用なのですが、必ずしも全てそうだとは限りません。
色々と情報を見て聞いて、必要かどうか判断して、不要だと思ったら、
その場合は、はっきりと断ってください。
う~ん、どうしようかな~と言っていると、こちらからまた電話します。と言っていても、どうなりましたか?などとかかってきます。
はっきりと、こちらから連絡しますので。と言って構いません。
営業さんの顧客リストに「脈あり」なんて書かれてしまっては大変です(こら)
出来上がった家の満足度は設計によるかもしれませんが、今後の付き合い、トータルのハウスメーカーの印象としては営業さんの腕によります。
ちゃんと話を聞いてくれる営業さんは、信頼への第一歩かと思います。
資料請求の時の注意
横道にそれてしまいましたが、営業さんとの付き合いも、良い家を作る一歩です。
先ほどのサイトや下のバナー先では、平屋でなくてもリフォームや二世帯住宅、不動産売却など、様々な分野で、さらに地域まで絞って資料を一括請求できるような仕組みになっています。
ただ一括請求と言っても、資料の申込先は選ぶことができます。
不要な申し込みは行わず、少数を数件ずつ対応できる範囲で資料請求するのが良いかなと思います。
家造りは時間をかけてゆっくり焦らずですね。
それでは~(^O^)/
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