今回のDIYは、我が家の玄関口である、門周辺に敷き詰められているこちらのタイル・・・というかコンクリートブロックというか。
が剥がれてしまいました。
もう、ばっこりと。
このままでは引っ掛けても転んでしまいますし、夜はその危険性が増しそうです。

うむむ、なんとかしないと危ないしな。
ということで、DIYで補修してみたいと思います。
必要なものはインスタントモルタルと勇気(笑)
さぁいってみましょう。
床ブロックの剥がれを補修するための手順。
今回取れてしまった床ブロックはこちらの角。
床のブロックが取り付けられている構造は基礎の上にモルタルを敷いて、水平を取りながら接着されていたようです。
さほど気にならなければいいのですが、このままの状態で上からモルタルを塗ってしまうと床ブロックが周りのブロックに比べて持ち上がってしまうことになります。
うん、どうしよう。

よし。削りますか(汗)
ということで持ち出したのはレンガを割った時に使用したレンガタガネとかなづち。
これで縁から順番に下に敷かれている古いモルタルを削り落としていきます。
新しいモルタルが載っても盛り上がらなければいいので、おおよそ2mm~3mmほど。すべて取る必要はありません。
カンカン、カンカン。
根気よく削っていきます。
相手はモルタルなので、コンクリートほど固くはありませんが、それでも時間はかかります。
カンカン。
角を残してようやく削りきりました。おおよそ30分ぐらいでしょうか。
やりにくいのが、ブロックの際です。
ガンガンとレンガタガネで切り込みを入れていき、外側から削り取ります。
そうこうやっていて気が付きました。

これ。隣のブロックもやばいんじゃね?
ということで。
よっこらしょ。と隣の床ブロックを”手で”持ち上げてみると。
がこん。
軽々と剥がれてしまいました。
そしてそのまた隣のブロックも。。。がこん。
そこからまた1時間、モルタルはつり作業です(汗)。
はつり:コンクリートなどを壊す時に使う言葉です。
ふぅふぅ言いながらも根気よく叩き続けてなんとかはつり終了。
気をつけるポイントは、なるべく段差が出来ないように削っていくことです。
新しく敷くモルタルで調整できますが、削る段階でなるべく段差が出来ないようにしておくと、モルタル塗りに手間がかかりません。
この時点で、元々貼ってあった床ブロックを敷いてみると。
削った分だけ段差ができました。
この段差分だけモルタルを塗ることが出来ます。
床ブロックをモルタルで接着!
続いてモルタルを作成していきます。
今回使用したものはインスタントモルタルにしました。
セメントと砂を混ぜても良いのですが、そこは少し手抜き^^
配合比を考える必要もないですしね。(写真の左に写っている砂は使用していません)
インスタントモルタルは、水を加えて混ぜるだけなので楽々。
しゃびしゃびになりすぎないように、ゆっくり水を加えながら混ぜていきます。
このぐらいバサバサの状態から、少しずつゆっくり水を加えていきます。
これぐらいになったらOK。
モルタルに水を混ぜていくと最初はバサバサなのですが、一気にどろどろになってきます。
水を入れすぎたかな?と思ったらモインスタントモルタルを足しましょう。
さて、モルタルを塗っていく前にやって置かなければならないことがあります。
取り付ける床ブロックは、事前にしっかり水に浸しておきます。
ブロックは大きいので立水栓で水をかけ続けておきました。^^;
これぐらいかな?と思って配合した水分は足りなくなくなってしまい、しっかり接着強度が出なくなってしまいますので注意しておく必要があります。
作ったモルタルを左官こてを使ってモルタルをなるべく均一に広げていきます。
ちょっと水が多かったかも。
コツは少しずつ、焦らず。
モルタルは固まるまでに時間がかかりますので、のんびりゆっくりでも大丈夫。
念の為、貼り付けた床ブロックの水平を調整しておきます。
少し傾いていれば、少し力かけながら押し付けて均します。
最後に、全体をゴムハンマーなどでコンコンし続けて、中に入り込んでしまった余計な空気などを押し出しておきます。
剥がれてしまった床ブロックを貼り付けて、しばらくそのままにしておきます。
コンコンしたことではみ出てきたモルタルはしっかり取り除いてください。
いらないスポンジなどで拭き取ると楽です。
木材は、ブロックの水平を保つために置いてあります。念の為です。
ほぼほぼ平らになりました。
後は時間が経てばインスタントモルタルが乾いてくっついてくれます。
床ブロックの目地埋め
後日最後の仕上げをしていきます。
何日も待たなくても良いのですが、水に浸しておいた床ブロックの表面が乾いたら。
どうしてもできてしまう床ブロックと床ブロックの隙間を埋めていきます。
剥がしたブロックと既存のブロックとのスキマ
この隙間の上にインスタントセメントをさっさっさーと落とし込んでいきます。
本来であれば、何も混ざっていないセメントを使うのがいいかな?と思いましたが、家にあるのはインスタントセメント。
砂が配合されてしまっています。するとどうなるか。
きれいに隙間に入っていってくれません(汗)
そこで、爪楊枝でがりがりしながら、隙間にインスタントセメントを入れていきます。
細かい砂が隙間に挟まりこんでしまいますが、がりがり細かいセメントを入れていきます。
一応そこそこ埋まったみたいです。
ブロックの隙間から入り込んだ水が床ブロックを浮かせている可能性もありますので、できるだけしっかりいれておきました。
最後はホウキなどで、余分なセメントを取り除いて完成です。
最後に軽く水をかけて、隙間に入れたセメントが固めるようにしておきます。
床ブロック養生期間
セメントは乾くまでに時間がかかりますので、1週間程度は載らないほうが良さそう。
門扉なので、そうも言っていられないですが、剥がれてしまっては今までの苦労が水の泡です。
まぁ、剥がれたら剥がれたです(苦笑)
数日後。(写真は一ヶ月後^^;)
すっかり元通り。
良かったよかった。
とりあえず、なるべく縁に体重をかけないように注意しています。
床ブロック外構業者の保証期間
今回のような外構部分の補修は中々手が出にくいかなと思います。、外構業者の保証期間内であればそちらで直してもらいましょう。
我が家の場合、築5年が経過しようとしています。
床ブロックの保証期間は大抵2年か3年程度。
どうやら我が家は保証期間を過ぎてしまっている様子でしたので、自分で補修してみることにしました。
外構工事でもブロック壁であったり、基礎部分だったり、すると5年や10年保証のところもあるようなので、一度相談してみるとお願いできるかもしれません。
また、今回使用しませんでしたが、ホームセンターなどでは接着用のモルタルも売っています。
広い範囲であったり、よく人が乗るような場所であれば、安心してこちらを使ったほうが良いです。
今回はとりあえずモルタルでやってみるか。と思って実行したら無事補修できました^^
それでは。
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