第1回で学習机の基本の机と引き出しを作ってきました。
今回のDIY学習デスクの一番の目玉。集中するための壁を作っていきます。
子供の集中力を維持するための工夫と使いやすさを工夫していきます。
集中学習デスクで重要な要素 壁の作成。
現在のところ、机として成立する装備は整ったのかなと思いますが。
今回一番欲しかった、下に集中していると周りが見えなくなるこの壁。
これを作っていきたいと思います。
そうでなくても、今のままでは鉛筆が転がったら、枠が無いのでそのままコチン。
芯が折れて、心も折れる。(やる気ないだけとか言わないで)
そうでは行けませんので、しっかり壁を作っていきたいと思います。
丸鋸で天板を溝掘り加工。
今回天板を厚みのある木材を使用した理由は、歪み対策の他にもココにもあります。
天板に溝を掘って、板を挿し込みます。
普通の集成材であればダボをする予定でしたが、実はダボが打てない理由がありました。
扉を利用した板なのですが、中が空洞になっています。
写真ではしっかり中身が詰まっているように見える扉の再利用板ですが、実は半分以上は空洞です。
中身が空洞な場所は、当然ダボが打てません。
扉の空洞でない部分を使用して壁を作る。ということはかなり難しく位置もわかりませんでした。
色々と考えた結果。溝を掘って差し込むことに。
こうすることでガッチリ壁を作ることができますし、後からちょっとしたメリットも出てきます。
壁の建てるために溝を掘る方法
まずは、壁の溝になる部分を掘っていきます。
ここは幅を決めて、丸鋸の刃の出を調整して何度も丸のこを通していきます。
そして、切り欠きを作ったときと同様に、パキパキと細くなった部分を取っていきます。
この時点ではまだ溝の部分はぼろぼろなのですが、ノミでなるべく平らになるようにさらっていきます。
中には合板らしく、ホッチキスの針もあったりするので、ちょっとだけ気にしておいてください。
壁になる部分は高さが一定になるように溝の大きさと色々と調整しました。
横から見るとこんな感じ。
しっかりささっています。
側面がかっこ悪いので、カットした中身が見えている部分は後で塗装していきます。
溝を掘っていくと、元々扉の丁番が付いた部分も出てきてしまいました^^;
このあたりはしょうがないですね。壁を建てるので見えなくなりはするのですが、強度がちょっと心配です。
周囲に溝を掘り、壁を建てると、なんだかそれらしくなってきました。
また、本立のような部分もあるため、それも枠となる溝を掘って、適当な大きさに切った板を差し込んで作成。
組み付けるとこんな感じですね。
まだ塗装していないのでちょっと残念な感じ。
学習机に配線を引き出せるように穴を空ける
続いて、電気の配線穴を空けていきます。
元々扉の金具がついていた場所はこんな穴が空いているのですが、この部分は壁を建てると埋まってしまいます。
ですので、切り欠きを広げてみます。
使ったのはマルチツール。のこぎりでも大丈夫かとは思いますが、こういうのがあると細かい作業が出来て楽です。
配線用の穴を空けました。
壁を建てると穴は埋まってしまいますが、この壁は取り外し出来るようにしておき、コンセントの頭を通したり、電気配線をしやすくしています。
ジグソーでも作業はできそうです。
木のむき出し部分は塗装してきれいに。
今回のDIYではSPF材を使ったり、扉をカットした材料を使ったりと、かなり木の部分が見えてしまっています。
自分が使うならまだしも、娘が使いますからね。
ある程度しっかりした色合いにしておこうかなと思いました。
今回使用したのは、アサヒペンのスーパーコートのつや消しホワイト。
元々ガーデンシェッドで使った屋外用の保護塗料です。
なので耐久性は抜群。
木の部分、切り口の部分をどんどん白く塗っていきます。
(しつこいですが脚だけ作り直しました。)
塗る前にしっかり目の細かいやすり(200~400番)で擦っておいてください。
塗料が塗りやすく、表面が滑らかになり、仕上がりが良くなります。
ここでもマルチツールが活躍^^楽させてもらっています。
塗装を全体に行い、塗料が乾いた後は、目の細かいヤスリ(400番)で全体を軽く研磨。
素人が塗ってごりごりしたさわり心地ではなく、しっかり滑るような触り心地になりました。
机の上はウレタンニスで保護
続いて、天板も保護していきます。
元々扉なので丈夫なシートが張ってあるのですが、机として使うので、こちらはウレタンニスでつやつや、兼、保護としました。
艶出しも兼ねているので、いい感じでぴっかぴかです。
(しつこいですが・・・脚は作り直しています。)
先ほど紹介したウレタンニスはフリカウンターや、オープンステアのつやつや化、兼滑り止めに使用しました。
食品安全法に適合した、安全性の高い低臭のニスです。
これを二度塗り。
乾いた後にこちらも目の細かいやすり(400番程度)で軽く研磨。
どうしても塗りムラが出てしまいますので、なるべく目立たないようにしました。
つやつやで、子供が使っても大丈夫なように保護完了です。
続いて細かい作業ですが、壁を建てた溝の壁の間に少し隙間が空いている場所もありましたので、ここをコーキングで埋めておきます。鉛筆の削りカスとか、ゴミが溜まってしまいそうなんですよね^^;
マスキングテープを張って。
ぐにゅーーーーっと埋めていきます。
汚らしいですが、マスキングテープを剥がすと。
しっかり埋めることができました^^
マスキングテープはまきまきしながら取ると、他にコーキング剤が付かずに処理できます。
完成です^^
うん、まぁいい感じなのではいないでしょうか。
(イスは既製品。横にあるチェストはまた次の機会に紹介したいと思います(^O^)/)
途中嫁からは、
一体どんなものができるのかと思ったけど、結構しっかりしたものができて良かった。
と言っていただけました。
途中はやばかったですからね・・・脚がぐらぐらだったし。
ちなみに、何度か写真で出てきている1×4材で板状にして作った脚の失敗作はコチラ。
1×4のSPF材を全てダボで接続したのですが、精度が悪すぎてガタガタ(汗)
さらに1×4では脚がおぼつかなく、不安定になってしまいました。
いい練習になりました(TT)
最後にこの学習机にかかったお金と苦労した点を紹介します。
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