こんばんは、はっちです^^♪
家を支える縁の下の力持ち、基礎の骨とも言える配筋の検査を素人ながらチェックしていきたいと思います。
コンクリートを打たれてしまうと、全く見えなくなってしまいますからね。
建築工事においても、ここをチェックすることは非常に重要です。
ひと通り見てみて気になるところをチェックしていきたいと思います。
初心者が見る、配筋検査のチェック項目
さてさて、基礎配筋を見ていくのですが。。。
まず配筋の途中写真ですo(^▽^)o
綺麗に並んでますよね~^^
これだけでおぉ~と思ってしまいますが、ちゃんと見て行きたいと思います。
今回の自主配筋検査は、基本は、図面の通りに施工が行われているかどうかです。
ごそごそとメジャーを持って見て回ります。
指摘箇所は7箇所でした(°∀°)b
内、勘違いが何箇所あるかわかりませんが、チェック箇所を見て行きたいと思います:*:・( ̄∀ ̄)・:*:かんちがいオーラ
頂いた基礎図面の断面図です。
まずは、鉄筋太さを見て行きたいと思います。
1,図面通りの鉄筋の太さがあるかどうか。
基礎図面にD13、D10とあります。
これは配筋の太さが13mm、10mmの組み合わせでできているということです。
主筋は13mmありますね。
こちらは10mmです。
少し目盛りが見難いですが、ちゃんとその通りになっていました。
2,網目の幅のチェック
図面に@200とありましたので、20cm間隔ということです。
ほぼ20cm確保されていましたので大丈夫です。
(この20cmは、目安として後々使用しますので覚えておいてください^^)
3,鉄筋のかぶり厚さの確認。
鉄筋のかぶり厚さを確保するスペーサーです。
高さ10cmと記載がありました。
これもOKですね。
このスペーサは錆びない物であることも大事な点です。
本来であればスペーサーの下側で測らないとですね^^;
本来、下場は6cmで大丈夫のはずですが、しっかり余裕を見てあるようです。
ベタ基礎のコンクリートの厚みは22cmとのことですので、
22cm-10cm(下側かぶり)ー1.3cm(主筋)=10.7cm(上側かぶり)で、
上下ともに10cmのかぶり厚さは確保されそうです。
4,型枠とのスキマ(かぶり厚さ)をチェック
型枠と鉄筋の間にも、コンクリートが入りますので、かぶり厚さのチェックが必要です。
この隙間を確保するために6cmのスペーサーをところどころで置いて、確認できるようになっています。
スペーサの大きさは6cmありますね。
これが取り付けられるスペースがあれば6cm確保されていることになります。
建築基準法としては4cm厚みを持たせれば大丈夫とのことでしたので、十分な厚みですね。
このスペーサが地面に水平に取り付けられている場合は注意です。
コンクリート打設時に均等に行き渡らなくなる原因となる可能性がありますので、縦向きにしてもらう(写真のように)ことをおすすめします。
スペーサがあっても、注意いなければいけない点は、こういうところです。
ちょっと見にくいですが、一番下に鉄筋が飛び出ています。
飛びだしから、型枠までの距離が3cmほどしかありません。
こんな少し、いいんじゃないの?と思ってしまいそうですが、
かぶり厚さが薄いと、鉄筋に力がかかった時に、コンクリートが割れてしまう可能性があります。
割れたところから雨水が侵入し、中が錆びて行くということもあるそうです。
コンクリートの中性化も問題のようですね。
長い年月が経つことで、強アルカリ性のコンクリートも表面から中性化されていくようです。
するとどうなるか。
中の鉄筋にサビが発生し、膨張することでコンクリートの割れを引き起こすようです。
中性化が進むイメージ図(*^ー^)ノ
その隙間から上述したようなサビをさらに誘発し、基礎傷める結果になるようです。
同様に見て行きますと、まだありました。
エコキュートの基礎部分なのですが、鉄筋が飛び出してしまって2cmほどしかクリアランスがありません。
これもコンクリートのかぶり厚みを取るための補修が必要ですね。
非常に細かい箇所になりますが、本来であれば鉄筋を結束している針金も、この厚み対象になるそうです。
至る所でびよんびよん出てますが大丈夫でしょうか(・ω・)/びよーん
これは、数が多いのであまり気にしないようにします。
他にも、補強金が飛び出ていました。
画面中央から左下に出ている配筋
これは・・・なんでしょう?浮いてますよね。
一応測ってみたところ、コンクリート厚さは22cmとのことですので、ぎりぎりですが4cmのかぶり厚を確保できました。
でも、なんだかブラブラしてるしな~切り忘れでしょうか( ̄_ ̄ i)
5,鉄筋の定着長さの確認
鉄筋が定着?つながる?σ(^_^;)
施工中に、鉄筋の長さが足りなくなってしまった場合、鉄筋を継ぎ足すことになるのですが、この重なり部分を、ある程度の長さ確保する必要があります。
その定着に必要な長さは、40Dです。
(;´Д`)ノDって?
Dは鉄筋の太さです。13mmの鉄筋であった場合、40Dは520mmの定着長さを取らなければなりません。
写真ではメジャーを当てていませんが、先ほど出てきた1マス20cmの幅から、2マス半以上は確保されているため、大丈夫そうだと言うことがわかります。
で、ここのコーナーの部分。
10mmの配筋の部分なのですが、片側では20cmぐらいの定着長さしか取られていません。
ただ、両側でしっかり同じだけ長さ取られているんですよね。。。
見た目にもがっちりしてますし。(*^o^)乂(^-^*)がっちり
コーナーや、曲がり部分については色々ルールがありそうな気がしますので、監督さんに聞いてみたいと思います。
おや?
写真中央より下側の配筋
ここの鉄筋の定着長さは足りないのでは?
と思ったのですが、良く見ると、この配筋は配管の支えのためにあるもので、耐力を保たせるものでは無さそうですね。(^▽^;)えへへ
※ ですが一応聞いてみた所、ここも定着長さ満たすように修正してくれました。
続いて、
6,防湿シートの確認
破れや、隙間無く敷かれているか確認しました。
破れてる・・・剥がれてる・・・
写真にはありませんが、補強するために掘り下げてある部分については水も入っていて、更に状態が悪く見えてしまいます。
周囲はちゃんと縁まで隙間なく敷いてありましたので大丈夫そうです。
ですが、はっち家はベタ基礎ですので、防湿シートが多少破れていても、上にコンクリートを打設するので、大した問題では無いのかな?
とも思います。
水については、以前、コンクリート打設すると、軽い水は押し出されるんだ~と聞いたことがあります。
コンクリート打設するところを見てみたいなと思ってしまいます。
(-“-;A残念ながら見れませんでした・・・
7、鉄筋の状態の確認
続いて鉄筋の周囲の状態を見ます。
鉄筋の周囲に泥、コンクリートカスなどがついていると、鉄筋とコンクリートが定着しません。
うん、結構泥ついてるヽ(;´ω`)ノ
(同じ写真ですね)
しっかり取り除いて、コンクリートの打設をしてほしいと思います。(^_^;)はっちの足跡もあるかも・・・
鉄筋の付着物という点では、鉄筋の錆も気になるところですが、これは、粉が噴き出しているような物でなければ大丈夫のようです。
結構、赤茶けていましたけどね^^
8、捨てコン厚さの確認
最後に基礎より下にある捨てコン厚さを確認しました。
下面はデコボコですが、一応図面通り6cm以上ありそうです。
以上で素人の配筋検査は終わりです^^
指摘内容については、確認してね?:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
という形で監督さんと営業さんにメールで連絡しました。
さぁ無事補修されてますでしょうか。(。-人-。)頼みます
監督さんの結果報告と共に期待したいと思います。
施主が検査することでの効果
施主が見る、と言っても所詮は素人です。
ですが、素人には素人らしい視点があります。
プロになり、作業に慣れ、プロとしてのチェック項目は監督さんに職人さんが確認するとは思いますが、素人視点というのも大事です。
上の項目の中にも、
シートが剥がれてるけど・・・
と、もんもんと施主が思っているよりは、しっかり聞いて、大丈夫だということを確認しておくことで、お互いにいい気持ちでいられるものです。
そして、施主がしっかり見ようとする。興味を持とうとする。というのは現場にとってしっかりやろうという気持ちのもですが、やはり、あまり理解されない職人さんの仕事を見てくれるというのも嬉しいものです。
職人さんってすごいですね~。
だけでなく、
これってどうなんでしょう?こうするんですか~。
だから家がしっかり建つんですね!
と、仕事ぶりに目を向けることも嬉しい事かなと思います。
逆にそれを嫌がる職人さんは、自分の仕事に自信がないのかも知れません。
配筋検査は、ざっくりと見るのであれば、比較的簡単ですが、いかんせん見る箇所が多いです。
監督さんが見つけるのは当然ですが、見落としもあるかもしれませんので、確認されてもいいのかなと思います。
指摘箇所が被ってればそれはそれで嬉しい(ノ^^)八(^^ )ノ
次は型枠が設置されてからですね。
それでは~(。・ω・)ノ゙
コメント
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(^-^)/さっそくドーモもメジャーと、はっちさんのブログを片手に現場確認したいと思います☆
はっちさんのブログがなきゃ、ドーモはチェクすらしてなかったかも~★
のんびりしてられないっ-_=(ノ>_<)ノ
ピューン
あ~。仕事休んででもチェクした~い☆
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こんにちは、ごまめです。
まだイメージがうまくわきませんが、、きっとその時がくれば、分かるのでしょう(^_^;)
その時には、スペシアさんのブログとあわせて、参考にさせて頂きます。
基礎1つとっても、チェックすべきことが多いんですね~
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お邪魔します。
私の家はもうたったのですが
そこまで見てなかった>▼<;
・・・・うちの家結構な工事ミスがあったので
ぜひお気をつけて。
私にもこれくらいの知識があればよかったのかな。
やっぱ知識は力ですね。
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コメントありがとうございます^^
現在進行形の現場は、気になると、いきたくなってしまいますよね^^
自分も、仕事終わってから、どうしても気になったものですから、暗闇の中現場まで行ったことが有ります^^
危険ですのであまりオススメしませんけど^^;
ドーモさんも検査してみてください^^
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コメントありがとうございます^^
実感湧かないのはわかります^^
ごまめさん宅の時に、そういえば、こんな記事あったな~ぐらいに思い出してもらえるだけで嬉しいです^^
基礎は見えなくなる上に、欠陥も分かり難いですので、しっかり見たいなと思っていたのです。
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コメントありがとうございます^^
松さん宅は結構工事ミスがあったのですね。
施工途中の家の様子を見ていると、わが家も心配です。
今回は基礎でしたが、今度は建屋に間に合うように、そちらも勉強していかなければと思ってたりします^^;
どんどん進んでいくわが家に追いつけるようにがんばります^^
それにしても、自分の記事に「いいね!」を付けてしまいました。
消せなくて恥ずかしいです(TT)
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こんばんは^^
はっちさんの説明はどれを読んでもわかりやすいですね^^
監督さん顔負けの、見事なチェックだと思います。
我が家はエコキューとのところの基礎は見逃していました(>_<)
防湿シートの破れについて私もいろいろ調べましたが、
べた基礎の場合はあまり気にしなくてもいいようですね。
うちも結構破れてました(^_^;)
施主さんがこれだけしっかりしていたら
監督さんもいい加減な仕事はできませんよね。
いい基礎ができそうですね^^
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スペシアです。
さすが、しっかり者のはっちさんです。ちゃんとチェックされてますね。
実はスペシアは、出張していたのでベース配筋をチェック出来ませんでした(*_*)
立上がりのD10のジョイント部分が20cmしか重なっていない点は、二段目などのD10は補助筋であるので、応力が掛からない為40倍無く、15cm程度で良いそうです。
監督さんに聞いてしまいました。
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ちぇんです(^o^)/
さすがはっちさんですね(^-^)
きちんとチェックされてますね\(//∇//)\
基礎は生コン打設前や家が建つ前にしかチェック出来ませんからね(^^;;
私の場合工事の見学すら出来ませんでしたからorz
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コメントありがとうございます^^
分かりやすいと言っていただけるとすごく嬉しいです(*^.^*)
きっと監督さんは、自分が見ているような所ではなく、手を抜いていないかなどを重点に見ているような気がします。
いつもやってもらってる業者だから安心していたのかもしれないです^^;
どちらにしても、しっかり見て欲しいなと思いますね^^
いい仕事をしてほしいと思います^^
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コメントありがとうございます^^
さすがスペシアさんですね。
あの写真見て、どこに疑問点があるか、寸分違わず見抜いてる辺りすごいです^^
そういうことなんですね~。
自分が監督さんに聞いたら・・・次の記事で書きますねw
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コメントありがとうございます^^
見えなくなる場所なので、しっかり見ておきたい!
と言う思いが強いです^^
ただ、正直なところ、これらを修正して、どの程度しっかりするのか、というのがわからないのですよね^^;
本を見ると、コレはダメと、理由があるのですけどね^^
修正したほうが良いことは確実のようです^^
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