テラスから排水される雨水をDIYで雨水桝に入れよう!

雨水 貯まる 排水 DIY

こんばんは、はっちです^^♪

我が家は外構工事でこんなテラスを施工してもらっています。

今回はこの小さな屋根から出てくる雨水が上の写真のように大きな水たまりを作ってしまいます。

これをDIYでなんとかしようと思って色々計画してみました。

外構工事のテラスは雨水が垂れ流し

今回問題の場所の排水は、雨樋は付いているのですが、出口が先程の写真のような大きな水たまりができる状態です。

雨水 貯まる 排水 DIY

テラスに降った雨は、雨樋を通じてそのまま地表に出されてしまいます。

ですので、結構な雨が降ると、一面水たまり。

近くに雨水枡があるのですが、レベルが少し高いため、かなり水たまりができてから出ないと流れていかなさそうです。

雨水 貯まる 排水 DIY

将来的にはここに、ウッドデッキを敷くかもしれないのですが、常に水たまりができている状態では、湿気がこもりやすく、ウッドデッキによくありません。

ウッドデッキ作りました^^

DIYでも高耐久で低コスト イタウバでウッドデッキ!中空ポリカの屋根を1から作る全製作工程のまとめ。
DIY初心者ですが、ウッドデッキの構造から材料、作り方を色々と考えながら、低コストで作成してみました。また屋根も中空ポリカで制作していますので、耐久性も快適性もいい感じです。ぜひ参考にしてください。

ちょっと場所は違いますが^^;

 

なんとか排水処理をしたいと思って色々考えて実行してみました。

第1案 雨樋の延長

まず思い浮かんだのは、雨樋から出てくる配管を延長すること。

ちょうどテラスの裏側に雨水桝があるのですが、

この狭い範囲で90°の曲がりがいくつか連続しながら傾斜をつけるのが正直大変そうです。

雨水 貯まる 排水 DIY

雨水桝の位置が雨水が流れてくる配管の裏側にあるため、曲がりが多くなってしまいます。

 

それに、どうやらこの雨樋はライザーテラスⅡとセット物のよう。

おそらくそれに合った配管はあるのだと思いますが、近場のホームセンターには無かったため、接続する方法が分からず。

やったとしても、地表に横引きの配管が出てきてしまうため、蹴飛ばしたりして邪魔になりそう。

別の方法を考えることに。

第2案 直通方式

これは行けるか?と思ったのが、ホースで直接雨水枡に流し込んでしまうもの。

柔軟性のあるホースなら、見栄えはともかくとして雨水が流れ込んでくれます。

ということで、こんなもの買ってきました。

雨水 貯まる 排水 DIY

非常に丈夫な排水ポンプなどでよく用いいられるホース。

これを。

こんな感じで直接雨水樋に取り付けて。

雨水 貯まる 排水 DIY

見た目が・・・(-_-;) ウッドデッキに隠れるからいいか。いずれ^^;

 

見えませんが、ホースの先は雨水枡の蓋の穴に直接入れています。

雨樋との設置はホースバンド(100均)で取り付けてみました。

 

早速水を流してみたいと思います。

雨水 貯まる 排水 DIY

ダメでした。(-_-)

 

ホースの中を水が通らず、上から溢れてきてしまいました。

 

このホース、案外固く、重力による雨水の水圧ぐらいでは、ホースを広げて水を流すまでに至らず、ホースと雨樋のスキマから出てくるほうが、出やすかったようです。

そして、少しぐらいは・・・と期待した、雨水枡に入れたホースの先端からは少しの水も流れてきませんでした。

もっと押し出す圧力が必要なようです。

 

色々材料を考えて、いけるかな?

と思っていたのですが、これは紛うこと無く失敗。

 

ホースバンドは元々家にあったものですが、ホースはホームセンターで1m、150円ぐらい。

ですが、他に使い途はありません。

金額としては大したことないのですが、金額の多少に限らず、自分の考え不足で物が無駄になってしまうのは悲しいですね。

うーん。(´Д`)

第3案!穴を掘って雨水を雨水桝に入れよう!

雨水枡は、上から流れる水を流し込もうとすると傾斜が取れず、穴も小さいため、水を流しこむのにはかなり不便です。

だったら横から直接雨水枡に接続してはどうか。

イメージ図

地面を掘って、直接雨水桝の横から排水管を差し込みます。

最終案 雨水排水管路の増設

早速ですが、雨水枡の状態を確認するために周辺を掘ることに。

雨水 貯まる 排水 DIY

案外あっさり雨水枡の側面が出てきました。

これに横穴を開けて、テラスから降りてくる雨水を繋いでやろうと思います。

 

ちなみに雨水枡を開けるとこんな風に、たくさんの配管がつながっています。

 

雨水 貯まる 排水 DIY

(雨水枡です。汚水枡ではありません^^)

 

突き出された配管はパッキンが取り付けられており、外からの土などの侵入を塞いでいる様子。

どの配管も深いところで接続されているのはなぜだろう?と思ったのですが、後から理由が分かりました。

浅いところに排水管を敷設すると、人や重量物が乗った時に割れてしまう可能性があるからですね、多分。

ま、全然気が付かず、浅いところに配管してしまった後で気が付いたんですが(汗)

 

とりあえず、同じように施工すればきっと大丈夫!

ということで、サイズ40のVU管と、雨水を受けるためのエルボーをホームセンターで購入。

VU菅は良く排水菅に使われる、給水管より太めの配管です。

そしてサイズ50の専用パッキンも併せて購入。

雨水 貯まる 排水 DIY

40のVU管なので本来であれば40サイズなのですが、(下図)

 

今回は、テラスの支柱があるため、雨水枡に対してこの角度で入れなければいけなく、(下図)

通常より大きなサイズが必要と思いワンサイズ上げました。

 

そして、立水栓の給水工事で使った接着剤を引っ張りだしてきました。

雨水 貯まる 排水 DIY

HI管用と書いてあるのですが、まぁ雨水排水ですし。

多少漏れても雨水が土に入るだけですので、くっついてくれさえすれば大丈夫でしょう、きっと。

雨水 貯まる 排水 DIY

さて材料は揃った所で、雨水枡の穴あけです。

ここでもお馴染み電動ドリルを使い、100均で買ってきたホールソー51mmサイズを装着。

雨水 貯まる 排水 DIY

ガリガリ穴を空けていきます。

雨水 貯まる 排水 DIY

空きました(^^)b

 

ちなみに、空ける穴の位置は、配管に多少傾斜がつくようにしています。

排水管は、給水管と違って、水圧がかかっていないため、傾斜が無いと流れて行きません。

トイレの排水、台所の排水、すべての排水が、わずかな傾斜を付けて設置されているはずです。

本来であれば適切な傾斜があるのでしょうけれども、良くわからないので、適当(10度ぐらい?)に角度を付けています。

 

そしてその穴にVU40管を入れてみるとピッタリ。

雨水 貯まる 排水 DIY

ただ、パッキンをつけてだとかなり厳しいため、やすりでガリガリ広げました。

そしてパッキンをつけて。。。

あれ?

とりあえず入るのですが。

思った方向に配管が向きません。

パッキンは基本的に円の中心に向けて配管するように作られているため。

どうしても差し込んだ配管が動かされてしまいます。

パッキンを切ってみたり、色々工夫してみましたが、どれもうまくいかない。

これはパッキンを使わない方法を取らないと。

穴を埋めよう。初めて使うコーキングと失敗

急遽コーキングガンとコーキングをホームセンターで購入。

コーキングを、設置して切り出した先端から配管の根本にぐにゅっと絞り出していきます。

そして、雨水枡側からもぐにゅっとしておきます。

 

まぁ、見栄えはどうあれ、なんとか完了。

雨水 貯まる 排水 DIY

コーキングガンが入らないため、指でぐるっとのばしたりしてしまいましたが、

指ではやらないほうがいいです。

耐水性の高いコーキング。

水じゃ落ちません。

石鹸でも当然落ちません。

落ちてしまったら、お風呂場やキッチンが大変です。

 

ある程度乾いたら、皮膚をゴリゴリして取りましたが、中々落ちませんでした。

皮膚が痛いです(汗)

だからコーキングガンがあるんだ、という気がする行為をしてしまいました(TT)

素直にコーキングヘラ(100均にあった^^;)使ったほうがいいですね。

ホントに触ることはオススメしません。

 

そして、コーキングが乾いたところで通水試験。

2階のベランダからテラスにじょうろで水を撒きます。

雨水 貯まる 排水 DIY

無事流れていってくれてます。(^^)/

2階からテラスの上に水をぶちまけて、この写真を撮るために、ダッシュで駆け下りてきています。((+_+))ぜぇ

 

そして、土を戻しました。

雨水 貯まる 排水 DIY

 

そして、後日。

土の上にも水たまりができてしまうぐらいの雨が降りましたが。

雨水 貯まる 排水 DIY

きれいに排水されているようです。

水たまりもできていません。

before(DIY前)

雨水 貯まる 排水 DIY

多少あふれることも考えていたのですが、思ってた以上に流れ入ってくれました。

施工後に思うこと。

今までも結構水たまりができていたのですが、あまり雨の時に通る場所でもないため放置していました。

ちょっと気になっていた場所だったので、今回補修ができて良かったです。

あらかじめ、外構工事の際に、雨水桝にちゃんと排水しておいてね!

って言っておけば、プロがちゃんとやってくれたかな~と思いますが、

全然気が回っていませんでした。

外構屋さんも、もしかしたら、地中浸透してくれるだろう~と考えていたのかもです。

最後に雨水排水にかかった材料費です。

さて、今回の材料費ですが・・・

ちょっとうろ覚えです^^;

・VU40管 1m 300円

・VU40管用エルボー 100円ぐらいかな?

・コーキング(黒) 200円

・コーキングガン 300円ぐらい

 

買ったけど無駄になったもの(泣)

VU50管用パッキン 200円ぐらい

・50mmホース 1m 150円

 

家にあったもの。

・51mmホールソー 100円

・タフダインHI管用 400円

・ホースバンド 2個入り100円(今回は使わず)

 

持っていた工具

・糸鋸(VU管のカット)

・スコップ 穴掘り

・電動ドリル(ブラックアンドデッカー)

 

大量生産品ばかり使えたので、物がかなり安く手に入りました。

余ったり仕えなかったものも含めても2,000円ぐらいで済みました。

材料費だけなら700円ぐらいです。

 

実はこの後、雨樋の部材を見つけましたが、案外高いですね。

耐候性(紫外線や雨など)を高くしてあるためだと思われますが、今回のように地中配管がほとんどであれば、耐候性は気にしなくて大丈夫です。

今回自分でやった箇所の距離は短いですが、部材は大したお金がかからないので、多少距離があっても、穴掘りが苦労するぐらいかなと思います。

もっと良い方法があるかもしれませんが、安く済ませるならこういう方法もある~ぐらいに見ていただければと思います。

読んで頂きありがとうございます^^

それではまた~(^O^)/

コメント

  1. KMRR より:

    雨水対策!お疲れ様でした~^^

    51mmホールソーが100円ショップにあることに驚きました!
    ホールソーはホームセンターで買うとすると高いんですよね。

    近くの100円ショップには売っていなかったので、もう少し大きな
    100円ショップに行ってみます!

    我が家も雨水対策をしたいのですが、雨水升が無いのでどうしよう、、、と思っているところですf(^^;

    • はっち はっち より:

      KMRRさんへ

      コメントありがとうございます^^

      KMRRさん宅の雨水対策は頭を悩ませますよね。
      下がコンクリートだったと記憶していますが、それだと、今回の方法は難しいですよね。

      ホールソーは100均ダイソーで売っているのですが、無いお店も結構ありました。
      あるところは、3種類ぐらい置いてあったような気がするんですが、51mmは一番大きいサイズのでした。

      100均って、DIY商品が充実しているところと無いところとありますよね。
      タッカーが300円で売っている店があれば、別の店ではタッカーの針だけ売っていたり。
      段々とお気に入りの100均ができてきています^^

  2. あす蘭 より:

    コメント失礼しますー。
    RAYエアコンのドレン管(?というのですか)の排水がポタポタずっと垂れてて庭に苔むしてきておりまして、近くに雨水枡があるので、どうにかならないものかと思っていて辿り着きました。
    はっちさんのように穴開けて素敵にまでできるかはわかりませんが参考にさせてください\(^o^)/

    • はっち はっち より:

      あす蘭さんへ

      コメントありがとうございます^^
      RAYエアコンのドレンは結構ポタポタし続けますよね^^;
      自分もコケなどが気になっていたのですが、電気配線が下にあって排水管が埋められない場所なので、
      その部分は石ころをいくつか置いて、乾きやすく、汚く見えないようにだけしています^^;

      参考にしていただきありがとうございます。
      解決できるといいですね^^

    • マリオ より:

      水道屋です。
      雨樋の縦樋を下から少しのとこでシャーパーやノコギリで切断して、雨樋の外径が入るパイプを縦樋に可能な限り長いパイプをかぶせて真下に継ぎ手の受け(ソケットなど)をかぶせておいたパイプと雨樋が数センチ重なるように計算した高さに来るように配管して、かぶせておいたパイプと継ぎ手を接着すれば特殊なパイプとも接続可能です。
      溜桝は基本的に8等分の位置に穴あけします。
      穴を開けた所にはシールパッキンと言う部材がありますから、バリを取って被せればオッケーです。尖った方がマスの内側に向くようにしましょう。
      因みに、コーキングでも駄目ではないのですが、溜桝にはタキロンシールと言う専用ケミカルがありすので、可能ならご利用ください。
      それも指に付きますが、触る前に指を水で濡らすと付きにくくなります。
      コーキングも同じです。
      ついたものは使わないタオルなどでしつこく拭き取るといいですよ。
      尚、基本的にはマスのセンターに向けて穴をあけないとシールパッキンが使えなくなるので、真っ直ぐに穴あけをしましょう。
      エルボや45度の継ぎ手を使い、的確に雨樋の真下に配管します。
      その際水勾配をとりましょう。
      簡単な水平器などでも構いません。
      穴あけは65ミリで50のシールパッキンがぴったりです。
      経を変える場合は異径ソケットやエルボなどを使うといいですよ。
      次にDIYをなさる時は参考になさってください。

      • はっち はっち より:

        詳細なやり方ありがとうございます。
        雨樋の接続方法にそんなやり方があるんですね。
        シールパッキンも使おうとしたのですがおっしゃるとおり真ん中に穴を開けなかったため
        使用できませんでした。
        次のDIYなどに参考にしたいと思います。ありがとうございました。