こんばんは、はっちです。
前回の根太組の途中から塗装済の木材が出てきしまいましたので、まず塗装のやり方、塗料の選び方などを記事にしたいと思います。
思った以上に種類も用途も色もある塗料。
悩みながら塗っていきます(^O^)/
ウッドデッキDIYのまとめはこちら
ウッドデッキを保護する塗料のおすすめ
ここではウッドデッキを保護する塗料を選定しています。
色々ありますので、場所場所にあった塗料を選んでいきたいと思います。
ウッドデッキ(ウェスタンレッドシダー)に塗装は必要?
今回主に使用する木材はウエスタンレッドシダーです。
このウエスタンレッドシダー自身に高い耐久性を持っているため、塗装は不要との考え方もありますが、ウッドデッキは木材です。植物ですので、経年によって劣化、腐朽してきます。
ソフトウッドでもウエスタンレッドシダーの他、防腐剤を加圧注入した木材など、木材に高い耐久性を持たせたものもあります。
ですがそれらの木材であっても、薬液は経年とともに抜けてしまったり、腐朽したりしまいますので、保護塗料を塗ることで、さらにウッドデッキ自体を長持ちさせることが出来ます。
ただ、ハードウッドに塗装は必要は無いと言われています。
今回はハードウッドも塗装していますが、保護、というよりは色の統一のためです。
塗料の種類は屋外用だけでも様々
ウッドデッキに使う一番代表的な木材としては、やはり、ホームセンターでも手に入りやすく、価格も非常に安い上に、加工が容易なSPF材が使用されることが多いようです。
ただ、SPF材は非常に劣化が早く、何もせずに屋外で使用していると1年も経たずに腐朽し始めるようです。
そのためSPF材を屋外で使用するためには塗装は必須と言われています。
「じゃぁ、塗装しよう。」
と思った時に。その種類の多さにびっくりしてしまいます。
こと、屋外使用でウッドデッキ、ということに絞っても、まだ絞りきれず、その種類や色は様々です。
さらに、価格もかなり幅が広いです。
1.6Lで2000円ぐらいなのもあれば、同じ量で8000円近くするのもあります。
そして、油性か水性か。
塗膜保護系かステイン系か。
非常に悩ましいところですが、我が家で使用したことのある塗料でもって、少し比較をしてみたいと思います。
ウッドデッキの塗装は塗膜保護系か、ステイン系か
塗料の中には塗膜を形成して木材をくるんでしまうように保護する塗膜保護系と、
防腐剤などを配合した塗料を木材に染み込ませ、木材自身に耐久性をもたせるステイン系と呼ばれるものとあります。
塗膜保護系の場合、木材の上に塗膜を作るため、木材の色によらず綺麗に発色します。
ですが、その包まれてしまった塗膜のため、木材自身が呼吸することができなくなってしまいます。
さらに、塗膜系の場合、経年によって塗膜が破れてしまった時、その隙間から水分が入ってしまうと、中々逃げていかず、木材を腐食させることがあるようです。
一方でステイン系は、木材に染み込ませて色を付けるため、元の木材の色に影響されてしまいます。ただ、塗膜を形成しないため、木材自身の呼吸を妨げることはなく、木材自身に耐久性を上げることができるため肌触りも、元の木材のままです。
木材は切り倒されても、呼吸をし続け、それ自身が湿度をコントロールするようですね。
なるべく自然な形を残し、木のぬくもりをのこすためにもステイン系がウッドデッキにはオススメです。メンテナンスのしやすさもステイン系がいいかなと思います。
ウッドデッキの塗装には水性が良いか?油性が良いか。
塗料には大きく分けて水性か油性に別れます。
小学校などで使う絵の具は、大抵が水性だと思います。
水性は、水で落ちるため、扱いやすいんですよね。
もちろん屋外用塗料の場合、水性でも油性でも乾いてしまえば雨で塗料が流れることはありません。
水性の場合も油性の場合も、塗料を水に溶かしているか、油が主成分の溶剤を使用しているかの違いです。
ですので、水性の場合、塗料に含まれている水分が蒸発して、塗料が木材に付着することで、強固な塗装となります。
油性の場合も同様で、溶剤が揮発することで塗料が付着します。
大きな違いは扱いやすさです。
油性塗料と水性塗料の扱いの違い
油性はその成分を油としているため、水で流すことが出来ません。
ですので、塗料が付着したハケは、別でペイント薄め液(シンナー)を購入して、それですすぎを行う必要があります。
一方で水性の場合は、水道水でハケを洗うことが出来るため、片付けは非常に簡単です。
この手間の差は大きいです。
油性塗料の保存方法
水性の場合、特に気にする必要はありません。乾かないように蓋をしっかり閉めておくぐらいですが、油性の場合は、熱で中の溶剤が揮発し、膨張する可能性があるため、できるだけ直射日光を避けた冷暗所が望ましいです。
ペイント薄め液であるシンナーについては火気も厳禁です。
油性塗料の臭い
そして臭いも大きな違いがあります。
水性の場合、水分が蒸発するので、特に臭いはありませんが、油性の場合、塗料が溶けている溶剤が揮発する際にかなりの臭いを出します。中にはニオイが少ないのもありますが、大部分は結構なニオイがします。
ウッドデッキのように大量に塗る場合、風下へ5m程度は鼻をつく臭いがするかと思います。
住宅密集地などでは周りへの影響も考える必要があるかもです。
水性に軍配が上がった。。。と思っていました。
環境負荷も考えると油性よりも水性のほうが環境に対する影響は少ないです。
良い所ばかりの水性塗料、さらに・・・
初心者DIYに取って大事なのは扱いやすさ。
もうこれは水性塗料一択のような気がしてしまいますが、
プロが使用するものは油性が多いそうです。理由を調べてみても、
業者は油性塗料を使うんですよ。
油性のほうが木材に良いらしいが、最近の水性塗料はすごく性能が上がってきているみたいです。
油性のほうが木材に付着しやすいが、最近の水性塗料はすごく性能が上がってきているんですよ。
というざっくりとした内容が多く。明確な比較が無いため、
なんだか。
オヤカタ「水性塗料を使う!?ふざけたこと言ってんじゃねぇ!塗料といえば油性に決まっている!水性!?水で流れちまったらおしめぇだろうが!」
という、てやんでぃばろぅちくしょう!な親方が昔から油性を使っているから、油性なんだ。
という感じもしてきたりします。
だったら、現代っ子の自分は、尚更水性を使ってみたくなるものです。(ぇ)
最初に購入した塗料は水性塗料
ということで、最初に購入したのはステイン系のコチラ。
木材保護塗料(水性)ライフレックス社 ウォルナット(下は違いますがほぼ一緒かと)
屋外に置く棚の塗装に使ってみたり、ガーデンシェッド(物置小屋)に使ってみたりしています。
使用している様子
続いて、塗膜保護系のコチラ。
スーパーハードコート (水性)アサヒペン つや消しホワイト
こちらはガーデンシェッド(物置小屋)に使用してみました。
使用している様子
水性(ステイン系)、水性(塗膜保護系)ときて、ついにウッドデッキを塗装しようとするときに迷ったのが、油性の存在。
やはり進化を遂げた水性はすごいのかもしれないが、油性の手間も知っておくべきではないだろうかと。
のこぎりを知らずに丸のこを買って、その便利さを感じるよりも、しっかりのこぎりの苦労を知って、丸のこを使うほうが物が大事に扱えるのではないか。
そう思って、遥かに上から目線で(ぉぃ)油性塗料を購入。
購入した塗料はウッドガード(油性)ダークオーク アサヒペン
こいつはとんでもなかったです。
やはり臭いがキツイ。油性ということで扱いに一手間かかる。
ということはありますが。
それらを押し切って、
まず、塗料の伸びが違う。やはり油なのか、ただ全然あぶらあぶらしていませんが、すっすと塗れます。
そして、とても木材が良く塗料を吸い込む。
あまりに吸い込みすぎるのも問題ですが、表現としては、木目に馴染んでいる、ような感じです。
木材保護を目的とした塗料の場合、吸い込んでくれるというとは、内部まで保護塗料が浸透している事になります。
木口に至っては、どれだけ吸い込むんだというぐらい浸透してきます。
あまりに吸い込むため、どっぷっと木口だけつけてしまったり(笑)
どれだけ木口に水性塗料を塗っても、薄皮一枚剥げば、そこは元の色でしたが、油性の場合かなり染みこんでくれているような感じです。
これの感覚の違いには衝撃を受けました。
油性塗料は扱いがめんどくさいが、塗料としてはとても優秀
「しょうがない、使ってやるか」的に油性塗料を使ってみましたが、あっという間に形勢が逆転してしまいました。
もちろん、水性塗料を2つ、油性塗料を1つ使っただけなので、それぞれの塗料による特性なのかもしれません。
実際に、油性塗料は同容量でも他の2つの水性塗料と比較して1.3倍ぐらいの価格差(油性が安い)があります。
もっと良い水性塗料を使うことでより良いと思うかもです。
薄め液を使ったり、保管に気を使ったりと、少し手間はかかりますが、油性塗料を使っていこうかなと思います。
今回使用する色はダークオーク。
隣接するブラウンのハイドロテクトタイルの色に合わせてみました。
そして、塗装は基本全て2度塗り。
根太、束柱に至っては、2度塗り+他のところを塗って余った塗料で塗る、を重ねて3度塗り以上を計画しています。
次回、ようやく木材を塗装していきます。
今回使用したもの。
・オヤカタに負けない強い心
それでは~(^O^)/
ウッドデッキ&パーゴラ製作工程のまとめ
ここまでお読み頂きありがとうございます。m(_ _)m
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