こんにちは、はっちです^^♪
ここでついにウッドデッキの顔とも言える床板の登場です。
床板はハードウッドのイタウバを使用。
油分が多く、ササクレもできにくく、素足で歩くことができるハードウッドです。
ウッドデッキの顔、床板をすっきり加工しよう!
大量のイタウバのヤスリがけと角丸め
ハードウッドの泣き所はそのササクレの凶悪さ。
とても痛いので、素足では歩きにくくなってしまいますが、イタウバはその点、素足でも大丈夫。
少しのササクレもやすりでこすってやれば大丈夫です。
ハードウッドといえども、普通にやすりで削れます。
そのイタウバですが、購入した段階でプレナーがけ(機械で平らに)してあるのですが、それでも表面が多少ざらざらしているのもありましたので、まずは面をやすり掛けをしていきます。
ここで登場するのが、100均で購入したハンドサンダーとメッシュやすりです。
メッシュやすりは普通の紙やすりと違い、メッシュ状になっています。
ですので、目詰まりがしにくく、丈夫で、耐久性がかなり高くなっています。
そしてそれを取り付けるハンドサンダー(下の写真)。
このハンドサンダーはかなり便利。
力の配分が均一になり、広い範囲を均すのに非常に早く作業ができます。
今回メッシュやすりは400番を使用しました。
もう少し荒くても(200番ぐらい)いいかもですね。
まぁ、とにかく大量に床板があるので、しゃっしゃっしゃーと表面を均していきます。
ブラックアンドデッカーの電動サンダーでもできるのですが、腕がパンパンになります(^_^;)
軽く均す程度ですので、ハンドサンダーで一気にやると楽しいです。
ただ、角は多少力が入りますので、電動サンダーで角を丸めました。
量が多くてしんどい・・・結局腕がパンパン
まぁ、ただこのヤスリ掛けなのですが、相手は油分の多いイタウバ。
こんな感じでやすりがすぐに目詰まりしてしまいます。
紙やすりでやっていたら、どんどん交換していかないといけなかったかもしれません。
表面を均すのに使用した、メッシュやすりは目が詰まりにくく、その点でも非常に助かりました。
ハードウッドのイタウバに塗装は必要?
そして、ヤスリ掛けされたイタウバを、ウッドガードで塗装していきます。
ハードウッドは本来保護塗装は必要は無いのですが、イタウバは木材毎に結構色味が違います。
その色味の違いがまたいい、という人もいるかと思いますが、ちょっと派手に黒っぽいのとかあったりしていたので、とりあえず一度だけ塗装しておきました。
それを適当に並べて配置の確認です。
(途中までですができてくると嬉しいみたいです^^)
なんとなく並べて、上に乗ってみたところ、普通に大人の体重を支えてくれました。
多少たわむような気がしますが、あまり気になりません。
ただ、大人がジャンプするとちょっと心配ですね。
割れることは無いぐらいの強度が足に伝わりますが、あまりよくなさそうです。
床を貼るために必要な床板の加工
ここで床をどんどん張っていきたいのですが、まだそうは行きません。
先程床を試しに置いてみたのは、別に早く雰囲気を味わいたいわけではなく、床板を張るために、切欠き加工が必要なのです。
今回のウッドデッキは根太の内側に束柱を設置してあるため床板の長さが違ったり、切欠きが必要になったりします。大体の切り欠きの位置はわかっていましたが、どうせ作っていく段階でずれてくるので、現場合わせするために床板を配置してみました。
こんな感じで柱の位置を避けるように加工していきます。
ついにハードウッドであるイタウバの加工です。
イタウバの加工には小回りの聞くブラックアンドデッカーの丸のこを使います。
といいますか、これが使いたいがために厚さ20mmのイタウバを選定したようなものでもあります。(*^_^*)えへ。
もちろん大きな丸のこでも問題はないのですが、やはり細かい切り欠きをする作業はこちらのほうが断然やりやすいです。
小型の丸のこでイタウバを加工しよう
まずはカンタンなところから角を切り欠いていきます。
丸のこの刃は円形でカットしていくため、切りたいところで止めると、中途半端につながっているところが残ってしまいます。
ですので、裏返して再度カット。
それでも中心部分は残ってしまうため、後はノミでコンコンしていきます。
強靭で強そうなハードウッドのイタウバですが、ノミの前では驚くほど簡単に削れていきます。
このノミセットはホームセンターで購入しました。
少し難度の高い切り欠き
続いてこういう切り欠きを作らなければいけない箇所。
ここのカットはちょっと悩みました。
丸のこでカットしようとしても写真縦方向には刃が入れられないんですよね。
ジグソーのようなものが有れば可能なのですが、自分は持ちあわせていませんでした。
丸のこの活用法 上から刃を押し込む
丸のこは通常横から斬り進んでいくのですが、今回の場合それでは刃が入れられません。
こんな時は、上から刃をいれてやります。
丸のこの安全カバーを手で抑えながら、刃を切り欠くための線に押し付けるように切っていきます。
図解
丸のこのカバーを手で押さえながら、上から押し込んでいきます。
当然ではありますが、結構危険です。
通常横から切断するのに対して、刃にかかる抵抗が一気に増えていきます。
そのため、少しぐらつくだけで、すぐにキックバックしてしまい、非常に危険です。
こんな小さな丸のこですが、キックバックの威力は到底手で押さえつけられるものではありません。
何度か失敗してしまいました。
切り欠きは出来た後ですが、丸鋸を押し込んでいる最中にキックバックしてしまい、木材の上を丸のこが跳ねた傷跡です。
危ないキックバック、その対処法とは?
丸のこはその回転力と切断力で、どんどん切削していくことができますが、
刃の勢いを止めるぐらいの負荷(硬いとかねじれ、挟み込みなど)がかかってしまうと、
その反動は丸のこを操作している持ち手にかかってきてしまいます。
その力は一瞬であり、手では押さえつけることができず、
丸のこ毎飛ばされてしまう可能性もあります。
そして、その直線状に自分の身体があると、むき出しの刃が飛んで来るので相当危険です。
丸のこを使うことをためらわれる一番の理由がこのような危険なコトが起こることじゃないかと自分では思っています。
キックバックは不意に起きるので、すぐさまトリガーを外しても人間の反射速度では対応できません(多分)
自分も何度かやってしまったことがありますが、あの突然の反動には恐怖を感じます。
まずキックバックの被害を防ぐ注意点
キックバックは基本後ろに丸のこの刃が飛ばされます。
体や指は丸のこの後ろに入れないようにしましょう。
材が軽く丸鋸がハイパワーなものの場合、加工する木材自体が前方に飛ばされることもあるようです。
基本としては丸鋸を動かす直線上には身体は入れないほうが良いです。
※キックバックと丸のこの選定についてはまたまとめたいと思います。m(__)m
ですが、まぁ慣れてくれば、押し込みながら切り込みを入れる方法も上手くできるようになります。
ポイントはブレないように台座の水平を利用して、まっすぐ押しこむことです。
ただ固い木材なので慎重に。
ざっくり切っていき、後はノミでさらいます。
丸のこで切り欠きを作る別の方法。
ただ、今紹介したやり方の他にも。
こんな感じでたくさんの切込みを入れていき、ノミとハンマーでさらう方法もあります。
硬いイタウバがそんなかんたんにさらえるの?と思いますが。
上の写真の状態まで切り込みを入れてやれば、ハンマーじゃなくても、手でパキンパキンと割れていきます。
今回のウッドデッキDIYで購入した大きめの丸のこであれば、刃の深さは調節できますので、切込み深さも調整することができます。
パキンと折った後は、ノミできれいにして、ヤスリ掛けをしておきます。
まだ比較的安全かと思いますが、やっぱり時間はかかりますね。
こういう切り欠きが数箇所必要でしたのでそれぞれの位置を確認して、切り欠きで束柱を避けられるように加工していきます。
切り欠いた後は、それぞれの場所がわからなくならないようにしっかりマーキングしておくのが大事です。
次回、床板を張っていこうと思います(*^_^*)
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