こんばんは、はっちです。
パソコンを起動させてから数分~十数分後に突然電源が落ちる現象が発生してきました。
電源が落ちる時間は様々ですが、大抵十数分で急に落ちる様子。
色々な方法で原因箇所を探ってきました。
今回はその過程と原因、パーツなどを紹介したいと思います。
電源が突然落ちるが、だましだまし使ってきたパソコン
ずっと愛用していたPCでしたが、稼働から8年。どうも調子が悪くなってきたようです。
どうやらハードウェアの故障の様子。
たまーに立ち上がらなかったりするので、その都度内部を清掃してから戻すと、普通に立ち上がって使えるようになります。
そんなこんなでしたが、今回はちょっと違いました。
突然ぶつっと画面が消えること多数。
そして、電源が入らない。
なんだなんだと思って、中身を開けて見るも特にきれい。
ひと通り見て、電源を再投入すると、点く。
が、しばらくするとまたぶつっと消える。
特別負荷を掛けているわけでもなく、ぶつっと消えるタイミングもまちまち。
原因がなんなんだろう。
突然ぶつっと消えるPC。原因検証。
メモリが悪くなればブルースクリーン。
その都度メモリチェック掛けてるけど特に不具合は出てい無さそう。
SSD、HDDが悪くなれば恐らくフリーズ。これもチェックかけてもcrystal infoで”正常”との判定。
結構悪くなるのがビデオカードだけれども、こちらもフリーズはしても電源が落ちることは考えにくそう。
先日の落雷の影響かとマザーボードのコンデンサ周りを見るも、液漏れ、破裂無し。
ただ気持ちVRMが熱いような・・・気がする。いつも触ってないからわかりませんが^^
CPUもグリスカピカピだろうけどヒートシンクもそこまで熱くない。
だけども気になるのが、ノースブリッジとサウスブリッジのヒートシンク。
熱い。
熱いけど、熱いということは熱をしっかり放熱してくれているからかな?という気も。
マザーボードの電池も3.3V。うん、大丈夫。
残るは電源か。
電力不足であれば、光学ドライブやHDDなどの駆動系、ビデオカードに負荷をかければ良さそうだけど、どちらも対して使用していなくても落ちる。
テスターを使って出力電圧を確認するも、全て±5%以内の範囲に収まっている。
なんだろう。
疑わしきは電源。だけども耐用年数的にはまだ大丈夫。
電源は80Plusのブロンズを使っていました。5年ほど前に交換したものです。
音も静かでとてもいい感じ。
ただ清掃は外からしかできないのでその程度で済ましていましたが。
今回はしっかり分解(warranty 突破)して中を見てみますと。。。
ぐわ。
すごいホコリ。
枕できそうだよ。これ。
そして、掃除機で徹底清掃。
きれいになったところで、再び設置。
起動。。。(10分後)。。。落ちた(汗)
うーん。
見えてないけどコンデンサとか中身がダメになっているかも。
ということで電源の電圧を確認します。
電源の電圧を確認する場合、ジャンパー・・・がないので、ピンとワニグチクリップを使用すると、本来であればPCからのボタンでしか動かない電源を動かすことができます。
ちなみに13と14ピンを短絡させて、電源コードをつないでスイッチを入れればOK。
参考URL:
無理やり起動させて、出力電圧を測っていきます。
うん。出力電圧異常なし。電圧にブレもなし。時間経過しても落ちる気配なし。(今度は30分ぐらい実施)
さらに説明書にはこんなことが。
100,000時間使用したあとで不具合が出る程度の故障率だと。
十万時間!年にすると11年です。
ON、OFFしてるにしても一日2時間程度しか使用しないので、まだいけるでしょ!
ということで原因はマザーボードと勝手に決めました。
原因はマザーボード(だろう)。だが代替品はもう無い。
当然ですが自作(DIY)したのは8年も前。
socketAM2(AMD)の時代です。
新しいのがいいよね~。自作のメリットは最小限のパーツの交換でいけるところだよね~。
ということでマザーボード交換に伴い、CPUとメモリを交換します。
できるだけコストパフォーマンスが良いものを選びたいところ。
と調べ始めると。。。良いものがあるじゃないですか。
AMD Ryzenシリーズ G GPU特価型
昔からAMDで作ってきた自分としては、最近のIntelに押されまくっているのを寂しく思っていました。
2年前にwindows10にした時に上手く行かなかったので、PCを更新しようしたときには主流はIntelでしたが、今はAMDのRyzenシリーズがあるじゃないですか!
狙いはRyzen 3 2200G 4コア4スレッドでお値段も性能の割に安い!
さらに今主流なのかマザーボードの種類も多く、ATXサイズのマザーも結構ある。
注目のGPU性能は自分が持っているビデオカードのRadeonHD7770とほぼかわらないとか(泣)
いやーいい。これ!いい!とぽちぽちしようとしたところ。
お、そうだ、メモリメモリ。
価格検索っと。
・・・(つд⊂)ゴシゴシ
え?高くない?
DDR4ってそんなにするの?と思っていたら、近年メモリの価格が高騰している様子。(だいぶ落ちてきたらしいがまだ高い。)
メモリなんて、その時その時の主流サイズが5000円ぐらいじゃないの?と思っていたのに。
さらに追い打ちをかけるような記述。
Ryzenはメモリのクロックに大きく性能が左右されます。
まじか。
丁寧にメモリクロックの違いによる性能比較のサイトまであります。
そうすると、DDR4 3000 ぐらいがオススメだとか。
えっと、そうなると。
これって同程度のIntel買えるんじゃね?
ついにIntel Core i3 に浮気
ということで同等レベルのCore i3を見てみると、
Core i3 8100は、中でも一番下・・・だと思う。
うーん、やっぱりIntelは高い。
Ryzen3と同様に4コア4スレッド。ですがやはりCore i3の方が実売価格は高い印象。
ただそこはさすがにIntel。
マザーボードも種類があるし。メモリもDDR4ならクロックはそこまで気にしなくても良さそう。
既に持っているRadeonHD7770にはもう少し頑張ってもらうけど、せっかく自作(DIY)PCだしね。
途中で安いPentiumGoldにも浮気しそうになったけれども、長く使えるCore i3にしておこうと思いました。
安くて良さそうなんですよね。
Pentiumの響きは未だに憧れを感じます。遠い目
ということで、実際には一晩悩み続けた結果。Core i3セットをぽちぽちすることにしました。
Intel第8世代(coffee lake)のCore i3 ソケットLGA1151で動かすためにはマザーボードの300番代のチップセットが必要です。
第7、6世代もソケットタイプはLGA1151ですが互換性は無く使用することはできません。
第8世代対応のチップセットでZ370、H370、B360、H310が比較対象かなと思います。
今回選択したマザーボードはH370チップセットのボード。
比較的上位なチップセット、H370のチップセットにした理由として大きいのがDIMMスロットが4つあること。
SATA3のサポート数が6個
という点。
その他にも色々な特徴がありますが、自分のようなライト自作PCの人には中々贅沢な機能です。
H310チップセットは安いのですが、対応ハードの個数がDIMMが2つ、SATAが4つとちょっと心細い。
だったらmicroATXでもいいかなという感じ。
せっかくでかいPCケースがある(けど古い)のでやっぱりATXにしたい!
なにか拡張するかもしれない!(過去の経緯から見るとビデオカード交換とSSD増設したぐらいだが。)
何より大した性能も無いのにビデオカードがでかい!(2スロ使うため余地が無くなる)。
だったらB360でいいじゃんというところですが、購入時H370とほとんど価格が変わらなかったことからH370にしました^^;
ちなみにZ370は自分には手に余る仕様。オーバークロックする人はZ370がおすすめ。
長く使うんだったら定格出力がいいんじゃないでしょうかw
あとは、マザーボードの特徴ですがVRMが多かったところも注目。
オーバークロックしないのに?と言われるかもしれませんが、あった方が安定しそうな気がします。
商品到着 ウキウキワクワクが止まらない。
こういうメカ物っていいです。わくわくします。
到着したCoie i3
msi マザーボード GAMINGPLUS
DDR4 メモリ 4GB×2
マザーボードの付属品です。
けっこうあっさりした部品点数です。
CPUには何かカバーのようなものが付いています。
ロゴがFOXCONN(汗)
以前使っていたマザーボードがFOXCONN製。
購入初日からサポートサイトが使えないという憂き目にあった思い出のメーカー。
今回はきっと大丈夫と信じたい。
まずはちゃんと起動するか、むき出しの状態で確認。
まずは、QUICKガイドを頼りにケースとマザーを接続。
続いてCPUを取り付けていきます。
既にグリスのようなものが塗ってありますね^^
柔らかいのかな?と思って触ってしまった自分の指の跡アリ。^^;
まずは向きを合わせてCPU取り付け。
そしてCPUクーラーを上から取り付けます。
乗っけてから爪を押し出すボタンで4箇所固定すればOK。
ぐらぐらしていなければ大丈夫。
メイン電源コネクタを差し込み。
サブの電源も差し込み。
前回はなかったのですがPCIe用の電源も差し込み。
配線をチェックして、電源オーン!
なんかマザーボードが光りました^^;
ケースに入れるので見えなくなるんですけどね。
起動確認したところでPCケースに収めます。
起動確認できたところで、これらの部品をしっかりとケースに納めていきますが、約8年前に購入したPCケース(GIGABYTE製)ですがなんら問題ありませんでした。
IEEEが使えないぐらい。元々使っていませんでしたから問題なしです。
ドライバ一本で作業は可能。
すべての配線をつなぎ直して、完了。
ぐっちゃー。
一応このままでも動きますが、なんだかあまり良くないですよね。
全体的にまとめてみました。
配線をまとめるメリットは、FANに配線が巻き込まれないように。
エアーフローの確保。
どことどこが繋がっているかが確認しやすいように。
などです。
ノイズ対策にもなるようですが、よくわかりません。
そして、再びスイッチON。
普段どおりのwindowsの起動画面です。
デバイスも認識しています。
ふんふん、なんだか起動も早くなった気がするぞ。と満足していたところ。
ぶつーん。(電源の落ちる音)
ぇ。
電源よおまえか・・・お前が原因だったのか。
あれだけ、電圧チェック、単体試験での30分稼働もOK。熱も無し。にも関わらず、負荷をかけたらぶつーん。
これ新しいのセット買わなくても電源だけで良かったんじゃね・・・という思いが頭をよぎりますが、必死に吹き飛ばします。
そして新しい電源を購入。
少しだけ容量をUPして550W 80Plus Bronze。
到着後、載せ替えたら問題なく稼働しました。
ちなみに、最近のマザーボードはPCIeの電源まであるんですね。
ですがPCIe電源はビデオカードの補助電源に指すと、ビデオカードが大きくて届きません(汗)
試しにマザーボードのPCIeへ指さずに電源を入れてみたら普通に動きましたが、通常電源からの変換コネクタが必要になりそうです。
昔買ったケースの付属品で付いていたため今回はわざわざ変換コネクタを購入することはありませんでしたが、無ければ買って到着に時間がかかっていたかもしれません。
電源交換、もうこれで大丈夫・・・と思ったら。
さて、全部組み立てて色々とセットアップ。
環境が落ち着いてきたかな~と思った一週間後。
「Missing operating system・・・」
え?
なにそれ。まだ何か悪いの?
がっくりしながらの再インストールを試みます。
パーティションを削除して、新規作成しようとしたら・・・
ドライブが無くなった(汗)
画像はイメージ。この画面ですべてのドライブが無くなりました。
しっかり接続されているにもかかわらず、認識していない様子。
まじですか。。。SSDって壊れにくいって聞いてたのに。
まだ3年も使っていなのですが、早々にお亡くなりになられたようです(泣)
HDDよりも信頼性が高く、寿命も長いと言われていたので安心していたのですが、こいつも原因でした。関連した同時発生問題。
新しいSSD M.2(type2280) PCIe3.1✕4
名称だけ見ても何を意味しているのかさっぱりわかりません^^;
ですが、PC起動のボトルネックになりがちなHDDの読み込み遅さからかなり改善されたSSDですが、それよりもさらに早く転送速度が見込める接続方式です。
今回購入したマザーボードはこのM.2接続に対応しているため使わない手はありません。
もう既に自作するよりも、新しくスリム型PC買った方が安く済んでいることには目を瞑るしかありませんが(TT)
余っているパーツでPCがもう一つ組めてしまいそうです。
そして新しいSSD到着。
M.2SSD到着!ちっちゃ!
まだ浮いていますが、中央右側の基盤が今回のSSD。
もう本当にメモリチップですね。PCIe接続なので発熱がかなりあるようですが、このシールの裏にヒートシンクが搭載されています。
ATXのケースなので放熱はしてくれると思いますが、どうやらintelのこのSSDはかなり発熱が抑えられている様子。
ちょっと様子を見てみましたが熱は問題なさそうです。
ちなみに取り付け方法ですが、結構悩んでしまいました。
台座にねじを取り付けるのですが、こんなちっちゃなねじマザーボードに同封されてたっけ?
と思ってがさがさ探したところ、あった。。。
ただの袋だと思っていたら、ちっちゃなねじが入っていました。
100均の精密ドライバでないと入らないぐらい小さい。また手を滑らすとどこかにいってしまいそうです。
さてどれぐらい早くなったかと思ったら。。。
ウィンドウズのアップデートファイルのインストールがめちゃくちゃ早くなりました。
再起動して、しばらくアップデート待ちだな。なんて思っていたのですが、顔を上げたら終わっていました(汗)
何度も何度もアップデートを行っていましたのでその違いにびっくり。
元々SSDはSATA8Gb/sだったのでそこそこは早かったと思うのですが、今回大きく問題だった1803アップデートファイルがものの5秒ぐらいでインストール完了(汗)
SSDのときは20秒~30秒ぐらいかかっていたと思うので、かなりの改善です。
久しぶりにメインパーツを交換してみて。
まさかの電源の不具合とSSDの不調とのダブルパンチのせいでかなり時間がかかってしまいました。
おかげでCPUも新しくなるは、マザーもメモリも・・・(出費が痛い)
おかげで早くなったのはいいんですが、それほどスペックを要求するような作業するわけではないので半分は自己満足です。
おかげで勉強はさせてもらいましたが、まぁ、もう、なんというか。
ものすごく解決までに時間がかかったのが悔やしい。
それでは。
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