3年後のWEB内覧会 扉の状態と防音性能(建具)

 

こんにちは、はっちです^^

今回は3年経過した建具(扉)の紹介です。

我が家は扉の色は”ビター・ウォルナット”

このビター・ウォルナットですが、床材のホワイトウォルナットと色の対比を楽しむのと、当時ですが、このビター・ウォルナットと、もう一色のレッド・チェリーの模様が横向きだったことが決め手になりました。

なんとなく縦方向の模様より、横方向の模様のほうが大きく見えるような気がします。

3年でどれぐらい劣化してきたのか、気になる点を細かく見ていきたいと思います。

 

3年経った扉の使用状況と劣化状況

まずは主力の建具である開き扉から見ていきたいと思います。

開き扉

開き扉とは図面上ではこんな感じで示されています。

 

 

この開き扉の開き方については設計時にかなり悩みましたが、基本的には、

扉を開けたら広い空間が見えるように。

だそうですね。

開き扉は開けたらまっすぐ入っていくようで、実は斜めに入っていくことが多いです。

そのため、進行方向に空間がある方が歩きやすいようです。

 

この扉ですが、ストッパーとして、マグネットのこんなものがついていて、扉が開きすぎて壁に当たらないようにしてくれています。

 

 

このマグネットが結構強力です。

普通に使っていればあまり傷がつかないような気がしますが、一箇所だけ、なぜか結構キズが付いていました。

 

 

トイレの扉なので、急いで開けたりするかもですね。

色々と見てみましたが、これらの金具が緩んでいたりということはありませんでした。

 

開き扉の調整方法

開き扉は片側で支えられているため、重みで歪んでくる可能性もあります。

これらは根元側の丁番部分で調整できるようになっており、そのやり方は引渡し時にいただけるメンテナンスノートにも記載があります。

 

この扉の根本の蝶番部分の下を外すと、中が見えます。

 

 

個々を回すことで、扉自身を上や下、また、左右に調整することが出来ます。

扉も木で出来ているので、時間と共に反ってきたり、または下がってきたりすることもあります。それを調整できるようになっています。

ただ、今のところ調整したことはありません。

 

引き戸

引き戸とは、図面上ではこのように表記されています。

 

 

互い違いになる扉ですね。引違いになる扉が収納されるスペースが必要になります。

 

我が家では和室で使用したり、寝室で使用したりしています。

こちらも3年経過していますが、特に目立って劣化しているような箇所はありません。

 

 

扉の滑りも至って順調。

溝の部分は時々掃除しないとですね。

強いて言えば、扉の衝撃防止のクッション材が剥がれてきたことでしょうか。

 

 

こちらは2年目点検の時に補修してもらっています。

毎回扉を動かすたびに働いてくれていますが、潰れたりへこたれたりしている様子はありません。

 

また写真左手側にあるスライムみたいな金具ですが、こちらは扉の外れ防止用かなと思います。

 

外す時は、ぐっと手で右側に押してやることで外れます。

扉を外す時は、こちらも外しておかないと扉が出てきてくれません。

 

引き戸の調整箇所

 

 

引き戸の下の方に、上下、左右にドライバで調整できるようになっています。

こちらも立て付けが悪くなってきたら必要かもしれないですね。

ただ、今のところ調整が必要になったことはありません。

 

開き戸と引き戸の防音性能。

外との防音性能の高い一条工務店ですが、部屋同士の音の漏れは多少気になるところかなと思います。

ちょっと気になったので簡易で実験してみました。

環境音として、YAMAZENの冷風扇を「強」で運転した時の、引き戸と開き戸の遮音性について実験してみました。

冷風扇

実験条件

まず、何もしていない状況で扉の前で騒音を測定します。

測定に使用した計測器はスマホアプリのsoundmeterというアプリです。

測定の精度としては期待できませんが、騒音差を見るのであればそこそこ使えるのではないかなと思います。

 

何もしていない状況では大体40dBぐらいでした。

目安としては静かな図書館ぐらいだそうです。

 

ただ扉の前ではロスガードの排気口が真上にあるので、他の場所より少し騒音値が高めかもしれません。

 

そして、冷風扇をセット。

 

扉 遮音性

 

扉からの距離は110cm。

 

この状態で冷風扇をON。まだ扉は閉めずに計測してみます。

 

 

約9dB増加です。

ここで引き戸を閉めてみました。

 

 

引き戸を閉めることで5dB下がり、44dBになりました。

6dB差があると、2倍音の大きさが違うようなので、そこそこ遮音してくれます。

上の計測は大体床から1mの高さでした。

扉の隙間の多そうな床面で計測してみるとこうなりました。

 

引き戸も可動するため、隙間からは音が結構通過してきているようです。

 

また同じ条件で開き戸の前でも調べてみました。

冷風扇をONにして開き戸を閉めてみました。

 

 

扉正面においては、引き戸も開き戸も変わらない計測結果となりました。

 

続いて床面です。

 

 

たった1dBではありますが、床面での計測は引き戸より開き戸のほうが1dB高いようです。

開き戸の方が、下側に1cmぐらいの隙間があるため、音が通りやすいのかな。と思います。

 

引き戸と開き戸の遮音性のまとめ

当初、開き戸のほうが防音性能が高い。と思って、子供部屋に採用しましたが、実際には引き戸のほうがわずかですが遮音性が高そうです。

ただ、高いと行っても誤差の範囲です。

体感としては引き戸のほうが遮音してくれる気がします。

 

クローゼットの扉

 

 

クローゼットの折れ戸なのですが、こちらは結構扉自身に重量があり、縦方向に歪んでくることがあります。

 

3年後 扉 WEB内覧会

 

我が家は2年目点検の時に、この歪みのため数枚交換していただきました。

このクローゼットの扉の歪みなどはいつも普通に使っているだけではわかりにくいのですが、扉が重くなったり、動きが悪くなったりした時に、ちょっと意識して歪んでいないか見ると、見つけやすいかなと思います。

このクローゼットの扉ですが、裏面についている金具を外すと取れそうです。

 

 

ただ、この扉はかなり重たいため、外す時はちょっと注意してください。

 

スリットスライダー(吊り戸)

 

こちらの扉は吊り扉になっています。

ソフトクロージングがついていまして、ゆっくり閉まるようになっています。

その機能は変わらず使えています。

吊り戸は上部を見ると、このように蓋がありますので取ってみると。

 

 

写真は違いますが、他の扉と同様に調整ができるようになっています。

また、写真下のレバーを押すと、恐らく外れるような仕組みになっていると思われます。

 

ちなみに、この扉はほとんど防音性能は無いように思います。色々と隙間だらけなので^^;

扉として使用される際は注意です。

 

最後に+おまけ:扉の材料を利用して・・・

こんな感じで”扉”の3年後WEB内覧会でした。

扉の性能としてはほとんど性能に劣化はありませんでした。使用感は出てきたような気はしますが、元々濃い色を選択しているので、あまり汚れは出てこず、気になったらちょっと拭くぐらいです^^;

ただ、クローゼットの扉だけは、少し歪みが出てきていました。

特に扉を開けるのに力がかなり必要というところまでは行っていなかったのですが、今後のことも考えて2年目の点検時に「確認お願いします」としていたら、交換していただけました^^;

 

ちなみにこちらの扉。

中空の合板で出てきおり、結構頑丈です。

交換していただく時に、

「この交換した後の扉はどうなるんですか?」

と聞いてみたところ。

捨てるしか無いんですよね。ということでしたので、

「我が家に捨てていってもいいですよ。」(*´ω`*)

と、お話したら快く置いていってくれました(ぇ)

 

 

こんな感じで頂いた扉。

後から付いていた金具を外して・・・

 

 

色々試行錯誤した結果。無事学習机へと生まれ変わってくれました(*´ω`*)

 

今は使ってくれていますが、ちゃんとした机が欲しいと言われたら、ちゃんと購入する心構えは出来ています^^

そんな感じで、3年後の”扉”WEB内覧会でした。それでは(^O^)/

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