こんにちは、はっちです。
前回で玄関庇の基礎と家側の固定である受け梁の加工まで行いました。
今回である第3回は柱を建てて組み立てまで行いたいと思います。
赤丸をつけたところを中心に作っていきます(*´∀`*)
第一回はこちら
水平と固定が大事な庇の基礎と柱
基礎と壁の受け側(梁)が出来ましたので、次に柱を建てていくのですが、この柱が難しい。
使用する木材はウェスタンレッドシダー(WRC)の4×4材。
この柱を地面に対して垂直に立てる必要があるのですが、これが中々難しい。
そもそも木材がまっすぐでなかったりするので、下の方でしっかり垂直にしても上でゆがんでいる時があります。
そのあたりはしょうがないので、バランスの良さそうなところで柱を固定するしかありません。
固定する方法は、使用した束石によって違いますが、自分は束石を自作したため、ボルトで止められるようにしています。
この束石にボルト締めで固定していきます。
こちらもホームセンターで購入。数十円単位です。
4×4材にドリルで穴開け。
4✕4材は1辺が90mmほどあります。これを貫通穴を作ろうとするとドリルの長さが足りませんでした。持っていればいいのですが、中々無いかなと思います。
今回は短いドリルで貫通穴の作成方法です。
まずはできるだけ垂直に空けたい場所にドリルで穴を空けます。
ドリルの長さが足りないので、片側から開けた穴にコーススレッドを打ち込み裏側へ貫通させます。
貫通。
その貫通穴をガイドに、裏側からもドリルで穴開けすることで、短いドリルでもほぼまっすぐに貫通させることができました。
ほぼほぼまっすぐです^^
そこに座金とボルトで固定。
裏側も。
まぁ、見た目にはしっかりしているように見えるのですが、束石が所詮10kg程度のものです。3m以上の柱の倒れるモーメントには耐えられませんので注意してください。本当ならもっと大きいものがいいかもしれないですね。
柱は基礎(束石)と固定しただけではまだぐらんぐらんです。風の強い日は危険。いきなり倒れてきて基礎毎持ってかれます。(ました。)
ただ、この柱をつなぐ梁を取り付けること”門”の形になりある程度しっかりしてきますので、さくっと梁を取り付け・・・たいのですがここも大変。
梁の取り付け
梁の大変なところは長い木材を持ち上げてバランスを取らなければいけないこと。
今回この梁は3600mmありますので、かなりバランス良く持ち上げるのは難しい。
片方上げてはクランプで取り付け、もう片方上げてクランプで取り付け。
と徐々に上げていった後で、左右のバランスが違っていたり。
この方法だと左右のバランスが取れないんですよね。
頑張って持ち上げた柱の頭の部分はこのように加工しておきました。
木材の先端は持ち上げて置けるように加工してあるので、よっこいしょっと置いておくことができます。風が強いと危険ですので。。。
梁は固定する前に水平を確認しておきます。
柱を据え付けた基礎同士の水平がきちっと取れていれば、水平は取れるはずです。
取れていなければ、梁の高さを変える必要があります。
ここが斜めになっていたりすると、なんだか玄関が傾いているようになりますのでしっかり調整しておきます。
なんとなく真っ直ぐに見えるのですが・・・下の段が右上がりになっていることがわかります。
こういうことがあるので、再度柱を外して加工し直します。(泣)
高さと位置が決まれば、梁と柱の固定の方法はSUSのコーススレッドを一か所あたり4本使用しました。
さらに柱の両側にダブル梁で取り付けておきます。シングルでも良さそうですが、やはり2重の方が重厚感がでます。
屋根の傾斜を考えてダブル梁の位置をずらす。
ここで注意しておきたいのが、屋根は傾斜が付いているので、ダブル梁も高さをずらす必要があります。
今回のように、柱の先端に切り欠きを作り、梁を載せるケースは16mmずらして固定します。切り欠きを作らずに梁で挟み込むような形の場合は、梁の厚さによりますが2×6サイズであれば、おおよそ19mmずらせば大丈夫です。
まだ不安定ですが、門構えができました。
玄関のような場所はしっかりとした作りにしておきたいです。
屋根の傾斜は色々と影響して大変です。
がっちり固定するためにも垂木を取り付けよう。
続いて垂木を取り付けていきます。
今回も屋根を張るので、垂木は一定の間隔設置し、屋根材が水平になるようにしています。
垂木の間隔は、端を除いて約450mm間隔。中空ポリカーボネイトの幅が900mmなので、ちょうど間が垂木の幅になるようにしています。
また庇の長さも1700mmと中空ポリカ(1800mm)が少し飛び出るサイズにすることをおすすめします。自分は同じ長さにしてしまい、後から補修することになりました(TT)
ダブル梁にしている場所はそれより少し中に入った所の1500mmのあたりに設置するようにしています。
垂木はにも切り欠きを付け、壁側は角度10度でカットして、屋根の傾斜に合うようにしています。
垂木と壁の設置にはシンプソン金具を使用。
今回垂木は2×3材と2×4材を使っているため、
(どれも節約のために縦割りした木材^^;切り欠きの大きさはそれぞれ設定しています。)
木材側を加工しつつシンプソン金具を使って取り付けています。
とりつけられなかったので、削ること数mm。
できなくてもなんとかしようと思えてしまうのがDIYのいいところ・・・なのかな。
木材は多少余裕を持って切り欠きを作っているのではめ込むだけ。
別の垂木はこんな感じ。
一方で家側の接続部分は受け木を取り付けているので
そこにシンプソン金具で取り付けています。
全ての垂木を取り付け、梁と接続すれば骨組みの出来上がりです。
いい感じです。
この状態ではなんの役にも立ちませんが、木の状態がよく分かる一番いい状況だな~なんて思います。
追記:少しだけ補強
門構えで梁を作った後になりますが、玄関前ということもあり、横幅3600mmを2本の柱で支えるのは少し不安でした。
なので、梁と柱の間に斜めの補強を入れました。
あまり大きくしすぎてしまうと頭をぶつける可能性も考えて少しだけ。
無いよりまし程度かもしれません。
下穴をしっかり空けて、水平方向と写真のように斜め45°方向にコーススレッドを打ち込んで固定しています。
ちょっとだけ門構えがしっかりすることで見栄えも良くなるかなと。
次回は中空ポリカーボネイトで屋根を張っていきます。高いところでの作業が中心になるので注意していきたいと思います。
それでは!
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