解約して使えなくなったフォトビジョン HW202を改造しよう!

HW202 改造

今回紹介するのはTOP写真にあるようなポータブルテレビ。

ソフトバンクでiPhoneを契約した時に、キャッシュバックが多くなるからと契約した、

防水、ポータブル、フルセグテレビです。

これが重宝していたのですが、ソフトバンク解約と同時にほぼ使い物にならなくなりました。

HW202は便利なフルセグポータブル防水TV

今回改造するHW202はポータブルの防水テレビ。

お風呂に持ち込んでも大丈夫ですし、小さい子供を寝かしつける時なんかにも横になって気になる番組を見ていられます。

どうして使えなくなったのか?

当時、ソフトバンクで契約した時に、月額料金がわずかながらかかるにも関わらず、わざわざポータブルTVを契約したのは、

「2年縛りではありますが、解約後も普通にテレビとして使えますよ

という店員の言葉。

2年間の支払い金額とキャッシュバックの金額を考えてポータブルTVが手に入るのはお得じゃない?ということで契約したのですが。

ですが、実際に解約して見ると。

HW202 改造

えっ?

電波が来ていません、との表示がデカデカと表示され、TVが4分の1程度まで縮小される嫌がらせ仕様。

もちろん3G電波は届いていませんが、地デジ電波の受信には問題ありませんのでテレビを見ることには支障はありませんが、わざわざこのように表示させ、テレビを視聴し難くさせる必要はありません。

ですが、このままでも視聴できますが、見難いことこの上なし。

「解約後も普通にテレビとして使えますよ」

この「普通」という曖昧な表現に騙されました。

もしかしたら店員も当時は知らなかったのかもしれないですね。

こういうことすると、騙されたと思われることを気にしないのかな。

入り口は広くWELCOME表示。

出口はどうぞどうぞと針の山。

ただ、同様に不満に思う方も多いようで、このポータブルTVもこの嫌がらせを解除する方法がインターネット上で公開されていました。

中々ハードルの高いHUAWEI H202の改造

この嫌がらせ解除の方法については高い電子回路の知識とプログラムの知識が必要なのですが、親切にも、電子回路に触ったことがある方ならチャレンジしてみようかなと思うぐらい、丁寧に改造の仕方が記載されております。

kyu様のサイト

PhotovisionTV 202HW フル画面でテレビとスライドショーを見るための改造方法

ただ、それでも初心者には難易度は高く、自分もかなり苦労しました。

他の方もかなり苦労されているようで、公開されてから年が経ちますが、未だにコメント欄が更新されていきます。

実際にHW202の改造をしてみた注意点

ここでは、kyu様の記事を元に、自分がこんな風にしたよ。こんな感じで成功したよ。

ということを書いていきたいと思います。

ですので、HW202を改造しようとして、先程の記事をしっかり読んでいただいていない人には、何が何やらという記事になりますので、ご了承ください。

使用したHW202のバージョンはα28.1でした。

一つ目 必要なファイルが見つからない。

今回のHW202の改造には先人の皆様が制作されたファイルが必要です。

その中では、機能制限解除スクリプトの「photovision_tv_function_unlocker.apk」はkyu様のサイトからリンクがありますが、

スライドショーまで制限解除する「202hw_func_unlocker_script_5.zip」

は中々見つかりません。

ですが、がんばれば見つかります。

ちょっと検索に慣れていたり、とあるサイトに慣れていないと厳しいかもしれません。

kyu様いわくこれも楽しみの一つ。とのことなのでがんばって探してみてください。

ただ、スライドショーの機能制限解除はどこまで必要かですよね。

すぱっと諦めるのも手かなと思います。

そういう自分はスライドショー制限解除まで滞りなく行ったつもりでしたが、制限解除出来ていませんでした(汗)

全ての配線、蓋を元に戻した後なので、もうスライドショーのために行うつもりもありません。

かなり苦労しましたので。(^_^;)

二つ目 中の基盤を露出させる。

まずは、中の基盤にアクセス出来ないことには始まりません。

HW202 改造

感電の可能性もあるので電源は抜いておきます。(このPhotoVisoinは充電池を持っているので、気休め程度です。)

内蓋を固いカードのようなもので開き、中に見えるねじを全て外します。

この内蓋が結構固いです。

内蓋は防水のために硬く、しっかり閉まるようになっているからだと思いますが、エイヤでこじって開けてください。

一箇所爪がはずれれば、開ける間隔がわかると思います。

ここが一つ目のつまづきポイントでした。

ホント固いです。

いらないクレジットカードのような物で開けたか、マイナスドライバでこじったか。

勇気を持って開けてください(笑)

3つめ PL2303のドライバが認識されない。

今回、このHW202をPCで認識させるために、シリアル変換モジュール(今回はPL2303)と言うものが必要になります。

電子回路を生業にしている人にとっては、普段から見慣れた物のようですが、自分では「???」です。

電子回路のマルツさんや、秋月電子さんでは店頭で販売しているかと思いますが、自分はamazonで購入しました。

値段は安いのですが、中国から送られてくるので2週間ほど時間がかかります。

その間にテンションがダウンしてしまうのが個人的な思いです。

おかげで手を付けるまで、さらに3週間ほどほったらかしでした(苦笑)

で、

この中に内蔵されているCPUがPL2303というCPUが使われているようです。

ですがそのPL2303をPCで認識するためのドライバがwindows7で停止してしまっています。

最新のドライバではwindows8以降は認識しません。

※windows10なら認識するとのことでしたが、自分のPCではドライバを認識させることはできませんでした。

となると困ってしまうのですが、秋月電子さんでは過去のドライバも公開されています。

どうやらVer.1.50程度だと認識するとのことでしたので、やってみたら、見事に認識しました。

秋月電子 FAQ
http://akizukidenshi.com/catalog/faq/goodsfaq.aspx?goods=M-02746

ドライバは古いですが、しっかり使えます。

これを使って嫌がらせ制限解除まで行っています(しつこい)

4つめ 基板への配線

そんな自分が悪戦苦闘の末、成功した配線がこちら。

HW202 改造

使用したものはコチラ。

まずはPL2303を有した変換器です。

ただのUSBケーブルのように見えますが、根元の部分に小さな基盤が入っています。

開けてみるとこんな感じ。

HW202 改造

写真ではかなり見難いですが、RXが緑でTXが白ですね。

そしてGNDが黒。

赤いラインは今回使用しません。

そして、これの基盤側がこんな感じ。

HW202 改造

まず最初に思ったのが。

「どうやってこれで基板と繋ぐの?これ?」

でした。

いろいろ試してみました。

クリップをほどいてこの先端に差し込んでみたり、画鋲を差し込んでみたり。

どちらも細いように見えて金属部分が大きすぎて入りませんでした。

結局たどり着いた方法が、専用?のピンを買うこと。

HW202 改造 ピン

とても安いのですが、中国からの配送なので2週間かかってしまいます。

モチベーションが落ちっぱ・・・どうでもいいですね。

HW202 改造

これでようやく配線から金属部分を露出させることが出来ました。

続いてこの先端を基盤のある部分と接触させるのですが。。。

これでもピンの頭が大きい。

kyu様のサイトで示されている、基板側のRX、TXの周りを100均の砲弾型やすりで削り、基板側の金属部分を露出させたのですが、とてもピンが入る(もしくは少しひっかかる)大きさじゃありません。

あまり広げてしまうとショートの心配もあったのでそこそこ削っていますが、それでも小さい。

結局先の細いものを。ということで、新品の釘(100均)を購入。

100均 釘

これの一番小さく細い釘を使用しました。

これでも、ほんのすこし引っかかる程度です。

ほんのすこしの引っ掛かりなのですが、接触している感触(意味不明な文字列がPCに並ぶ)はあります。

そのほんの少しの引っかかりでがんばること数時間(汗)

HW202 改造

ダメでした。

このビニルテープで固定している方法は簡単なのですができませんでした。

接触不良で失敗しました(汗)

ということで、先程出てきた写真にあるスライムのようなものを使って釘を接点に固定。

このスライムのようなものはホットボンドと呼ばれるものです。

ホットボンド

主に手芸用に使われる、スティック上のゴムのようなものを溶かして、該当箇所に付ける事ができます。

熱で溶かしているので、冷えればすぐ固まる優れもの。

さらに絶縁も防水もできます。

ホットボンドを基盤に使うのは抵抗があるかもしれませんが、変に固まってしまってもちょっと固いですが、かんたんに引剥せます。

やり直しが簡単なので、初心者の方にはぜひおすすめです。

ただ、あまり何度もやりすぎたり、固まったまま放置してしまうと、もしかしたら基盤の絶縁膜(レジストリ)が剥がれてしまうかも。

5~6回はやりなおしたり、1時間ほど放置しましたが、一応自分の場合は大丈夫でした。

そして、配線の先端に釘をミノムシクリップで先程のピンと接続。

HW202 改造

この釘の先端を、基板のTX、RXの場所に接触させながらホットボンドで固定しました。

この方法で無事繋ぐことが出来ました。

5つ目 もう一つの接点GND。

続いてGNDを取る位置なのですが、それがこの隠しUSBポート。

USBポートの差込口の金属部分はGNDにつながっています。

ので。

HW202 改造 GND

ビニルテープで見えませんが、USBの外殻に噛ませてあります。

そこにミノムシクリップを挟み込んでやればOK。

さらに先程のピンとまたミノムシクリップで繋ぎ、接続完了。

こうして、長い期間に渡る配線作業が完了しました。

上手くつなげていると、設定されたPCのTeraTerm上に、こんな感じで意味の有りそうな英語が並び、最後にCPU Shutdownという不吉な言葉で終わりますが大丈夫です。

HW202 改造

後は最初に探したファイルの入ったSDカードを入れて、TVの電源ボタン押して、kyu様のサイトの通りTeraTermでコマンド打ち込んで、SUCCESSと出たら完了。

スライドショーの制限解除を行う場合は、もう少しがちゃがちゃします。

ちなみに電池の残量ですが、8%ぐらいでしたが大丈夫でした。

最後に全て元の状態にPhotoVisionに戻し本体の電源をONにし、

本体の設定の画面から制限解除を行えばOKです。

続いて細かな苦労した点を見ていきます。

うまくいかない理由の9割がここ。接点の接触不良。

kyu様のページで紹介されています半田付けをする方法と、半田付けをしない方法。

どちらで行うにしても非常に多い(らしい)のが基板との接触不良です。

当然のように自分もやってしまいました。

自分が行ったのは、はんだ付けをしない方法。

接触不良が原因で起こる事象は次のようなものです。

・TeraTermがうんともすんとも言わない。

・わけのわからない文字列が並ぶ

・コマンドが入力できない。

これが起きたら接触不良を疑ってみましょう。

もしかしたらUSB変換COMケーブルの初期不良もあるかもしれませんが、可能性は低そうです。

一つずつ原因を探っていきます。

TeraTermがうんともすんとも言わない。

恐らく配線がつながっていません。

どこで繋がっていないかは、テスタを使うとわかります。

テスタが無ければ、1つずつ接点を見たりつなぎ直したりしてください。

大抵が接点(線と線、基盤と線、など。機器が内部で断線していることは少ないと思います。)

テスタはあまり高いものでもないので、購入して一つずつ導通を確認してもいいかなと思います。

テスタがあると、コンセント電気の有無、乾電池の寿命もわかりますので、あってもいいのかなと思います。

わけのわからない文字列が並ぶ。

恐らく接触はしているのですが、なんとかつながっているだけだったり、GND(グランド)が取れてなかったり。

再現性はありませんでしたが、配線見ている時に、気がつくとPCで起動させていたeraTerm上にたくさん文字が出ていたことが何度かありました。

・コマンドが入力できない。

これは恐らくGNDが上手く取れていないのか、PCのポートの設定(115200)が上手くいっていないのか。

ようやく文字列が正常になったと思って、安心する時に訪れるのでダメージが大きいです。

再度配線とポート設定を確認しましょう。

自分も2度やられましたが、接触不良を信じて再度トライしたらできました。

一番最後に行ったのがホットボンドでの接続でした。

HW202

最期に:関係方々に感謝

本来なら最も時間のかかる機能制限解除のスクリプトを作成して頂いているため、配線さえしっかりできていれば作業は終わってしまいます。

その配線作業もまた上手く行かないことが多いので、今回、その点を中心に記事にしておきました。

自分のように苦労されている方の参考になればなと思います(^O^)

機能制限解除スクリプトを作成した173210様、非常に再現性の高い内容を記事にしていただいたkyu様に感謝しつつ記事を示させていただきたいと思います。

ありがとうございました。