ホースが破れてしまった掃除機をDIYで修理してみよう!

 

こんばんは、はっちです^^

今回はシャープから販売されている、お手頃価格のサイクロン掃除機。

POWER CYCLONE EC-CT12のホースが破れてしまいました。

EC-CT12 シャープ

 

掃除機 ホース修理

このようにぱっくり割れていると、空気がここから漏れてしまい、ゴミを吸い込んでくれません。

今回はこの状態から修理してみたいと思います。

必要な工具はこんな感じです。

 

掃除機 ホース修理

 

人によっても必要な道具は変わってくるかと思いますが、詳細については後で紹介します。

申し訳ありませんが、修理につきましては自己責任で実施をお願い致しますm(__)m

また、ちょっと大変だなと思う方はこんな蛇腹ホース用の補修テープも売っています。

参考にして下さい(^o^)

シャープのサイクロン掃除機EC-CT12ホース破れの修理方法

こちらのサイクロン掃除機は数年使用していましたが、ホースが破れてしまいまして、養生テープでぐるぐる巻きにしてなんとか使用していましたが、さすがに空気漏れが大きくなってきました。

 

掃除機 ホース修理

 

普通にホースだけなら、その破れた箇所を外して、切って、取り付ければいいのですが、今回のタイプは手元でON、OFF操作できるタイプ。

ということは、電気的に配線を切って、繋ぐ必要がありました。

といっても難しいものではありません。ハンダこて(半田こて)があれば大丈夫です^^

EC-CT12のホース修理に必要な工具。

今回使用した工具はこちら。

 

掃除機 ホース修理

 

左から、ハンダこて、プラスドライバー、ニッパー、カッターナイフ、絶縁ビニルテープ。

です。

全て100均(ダイソー)で揃えられました。(ハンダコテは100均で300円。)

加えてあると便利なのが。

 

掃除機 ホース 修理

 

こちらも左からハンダ、マスキングテープ(いらないかな。。。)サインペン、ラジオペンチ、はさみです。こちらも100均で揃えられそうです。

続いて修理に入りますが。。。

作業する際は、必ず掃除機本体のコンセントを抜いた状態で作業してください。

1,ホースの取り外し。

まずは、こちらのネジをプラスドライバーで外して、カバーを取ります。

 

ねじを外したら、後は爪で引っかかっているだけなので、ぐっと外してください。

そうすると、中が見えてきました。

 

掃除機 ホース 修理

 

中は長年使っているとホコリが溜まっている可能性がありますのでちょっとティッシュなどで拭き取っておくといいかもです。

 

上の写真のように保護されているテープを外します。

まずこの下につながれている電気配線を外す必要があります。

2,ハンダを溶かして線を外す

続いて、ハンダこてを使って、配線を外します。

外す前に必ず何番目の線に何色が繋がっているのかを確認しておいてください。

ホースの破れている箇所までをカットした後で、同じように線を繋ぐ必要があるからです。

今回のホースは3本の線で来ているみたいですね。そして、使用しているのはその内の2本のようです。

自分の場合、青い線がつながっていたラインにサインペンで印をつけておきました。

外す準備ができた所で、ハンダを溶かしていきます。

 

掃除機 ホース 修理

 

しっかり温められたハンダこてをハンダの銀色の部分に当てていきます。

しっかり温められていれば、すぐにこの銀色のハンダが溶けて外せるようになります。

今回は銅線に、青い線が巻きつけられた状態でハンダで固められていたので、ハンダを解かしながら、銅線の上から抜きました。

 

青と白、2本とも外した後、ぐぐっとホースを捻ることで持ち手からホースを外すことが出来ます。

 

掃除機 ホース 修理

 

3,意外に手強いホースのカット

ホースを外したことで、続いて、破れてしまった部分までホースをカットします。

 

掃除機 ホース 修理

 

カットについて、ビニル部分はカッターナイフで行けるのですが、この3本の銅線がかなり硬い。

ニッパーを使って両手で切断しました。

期待できるところまで切断したら、後は、取り付けられていたのと同様な形に加工します。

まず、配線が出てくる先端を適当な長さに切りそろえて、覆われているビニル部分を剥がしました。

 

掃除機 ホース 修理

 

4,ハンダゴテを使った配線の接続

続いて覆われている銅線の被覆をカットします。

この被覆のカットの際に、中の銅線を傷つけないように注意してください。

 

掃除機 ホース 修理

 

やり方は色々ありますが、自分はニッパーとラジオペンチでぐいっと剥くのが楽で好きです。

ストリッパーという被覆向き用の工具もありますが、持っていないのです。

2本でいいのですが、なんとなく3本剥いてしまいました。

 

掃除機 ホース 修理

元々付いていた上のホースと同じように加工しました。

5,配線の被覆が剥けたらホースを接続。

先程青い線がつながっていたラインがちょうど同じ位置にくるようにねじりながらホースを取り付けていきます。ガイドがありますので、それほど位置に苦労しないと思います。

 

掃除機 ホース 修理

 

奥まで差し込めた段階で、先程外した青と白の線を取り付けていきます。

あまり気にしなければ、元の配線に下の写真のようにハンダが付いたままだと思いますので、そのまま溶かして取り付ければOKです。

掃除機 ホース 修理

 

ただ、今回は取り付けられていたように、銅線に巻きつけた後にハンダをつけようと思います。

まずは青と白の配線の先端(ハンダのついた部分)をカット。

コチラの線は細く、これの被覆を剥くのはちょっと難儀です。

慎重にニッパーで剥いていきますが、少々慣れが必要です。

カッターナイフで少しずつ、中の線を切らないように被覆を剥いていってもいいかなと思います。

 

掃除機 ホース 修理

出てきた銅線(撚り線)は手で撚っておきます。(ねじねじ)

 

そして、被覆を剥いたホースの銅線に巻きつけて。

掃除機 ホース 修理

 

上からハンダで固定します。

 

掃除機 ホース はんだ

 

ハンダを使用する時のちょっとした注意点ですが。

ハンダゴテでハンダを直接溶かすことはなるべくしないほうがいいです。

ハンダを溶かして流し込もうとすると、ハンダゴテにだけはんだが乗ってしまいます。

ハンダは熱して溶かすものなのですが、熱い方にくっつき易いです。

しっかりと銅線側もハンダゴテで温めつつ、ハンダを溶かしてください。

理想は、

|ハンダゴテ→||銅線||←ハンダ|

と銅線を介してハンダ温めるといいです。

まぁ、多少時間がかかるので、ハンダが乗るぐらい銅線を適当に温めて、直接ハンダを溶かして流し込んでしまいますが^^;

 

なにはともあれ、配線の接続ができました。

念のため、この段階で掃除機の電源を入れてテストです。

無事手元のスイッチで掃除機が動けばOKです。

6,ホースの接続と修理完成!

最後に先程取り付けた金属部分を、絶縁ビニルテープで保護しつつ、ホースがズレにくいように止めていきます。

掃除機 ホース 修理

 

この時、ホースはある程度可動することを考えて、青と白の配線に余裕を保たせた状態で固定してください。

最後に、最初に外したカバーをはめ、ドライバーでねじを取り付けて完成です。

 

 

ちょっとだけホースが短くなってしまいましたが、10cmぐらいなので言われなければ気がつかないかなと思います。ただ使っていると、今までと多少違うことを感じるかもですね。

試運転してみましたが、無事動作させることが出来ました。

 

DIY修理後の掃除機の使用感

今回の掃除機の修理は、言わなければ気がつかない程度のDIYだったので、直したことは言わずに、後で驚いてもらおうかな(*´∀`*)

なんて思っていたのですが、夜にごそごそ何かしているのは気づいていた様子で、(嫁と子供が寝てからこそこそDIY開始)翌朝気づかれてしまいました(汗)

ただ掃除機は結構前からホースに穴が開いていたようで、穴の無い本来の掃除機の吸引力に感動した様子^^

ホースがちょっと短くなったことは気にもしていないようでした。(゚∀゚)ヨカッタ

EC-CT12掃除機の別の修理方法

今回かかった修理時間はだいたい1時間~でした。

ただ、ハンダを使用したり、配線を剥いたりしていることから、手を出すには少しハードルが高いかもしれません。

別の修理方法として、ホースが破れてしまった場合はホースを購入する方法もあります。

 

※ もう売ってないかもしれません。

ただし、本体を買うほどではありませんが、そこそこお値段もします。

破れてしまった場合、ガムテープなどのぐるぐる巻きで応急処置をして、新しい掃除機を購着するまで凌ぐのも手かもしれないですね。

今回修理したシャープの遠心分離式サイクロン掃除機は、もう6年も前に発売されたものですが、未だにamazonのベストセラー1位商品になっています。(2017,9,1時点)

掃除機としてはかなり安いお値段で、ゴミ捨てもお手入れも簡単なサイクロン掃除機ということでずっと売れているようです。

我が家でも、もう一度同じ掃除機を買おうかな~と思っていたところ、

「だったらちょっと分解してみようかな。」

的な感じで修理してみたら、上手くいきました^^;

難しい構造ではないので、チャレンジしてみたい方はやってみてもいいかなと思うDIYです。

コメント

  1. Jmeromeo より:

    同じ掃除機で同じ症状が出て困っていたところ、こちらのページを見つけましてとてもスムーズに修理することができました。とても感謝です。ありがとうございました。

    • はっち はっち より:

      jmeromeoさん

      コメントありがとうございます。記事がお役に立ったようでこちらも嬉しいです^^
      ホースが破れると本当に吸い込まなくなりますよね。
      我が家もまだ現役でがんばってくれています。

  2. 匿名 より:

    はじめまして。記事を見せて頂いて、ハンダ付けをしたのですが、作動しないのです。
    青と白の銅線をハンダ付けする際に、ハンダ付けに時間がかかってしまって、青と白の銅線があつくなってしまったのですが、そのせいで、機器のほうが壊れるっていうことはありますか?
    壊れてしまったのなら、仕方ないのですが、動かなくなったから、修理もせずに、すぐ捨てて買い換えるっていうのが嫌なのです。
    できるだけ、修理できるなら修理して長く使いたいとおもっています。
    だから、修理するスキルをあげたいので、次の為に、何が原因で動かなくなったのかを知りたくて、色々しらべたのですが、わからず、こうして、コメントをさせて頂きました。

    もし、考えられる原因が思い当たれば教えていただけないでしょうか?

    宜しくお願い致します!m(_ _)m

    • はっち はっち より:

      銅線はハンダ程度の熱では変形したりしませんので大丈夫です。
      基盤まで熱が伝わるには相当距離があるでしょうから機器側に問題は無いと思います。

      考えられるとすれば、青、白につなぐホース側のラインを間違えているぐらいしか思い当たりません。
      ぐるぐると巻いているため3本の線が間違えやすいかと思います。
      ご確認いただければと思います。

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