こんばんは、はっちです^^♪
ウッドデッキDIYも16回目。前回、床板を切り欠くことで、床板を張れるようになりました。
今回は床板の貼り方です。切り欠いた床板を含めて、床を張っていきます。
ついにデッキ部分としては最終回です。
ハードウッドのイタウバの根太の固定方法
通常のソフトウッド(SPF材やウェスタンレッドシダー)であれば、そのまま根太と床板をコーススレッドで打ち付けるだけなのですが、今回の相手はハードウッドのイタウバ。
ハードウッドの中ではまだ柔らかいのですが、それでもとても硬い。
鈍器ですドンキ。
コーススレッドを打つにも一手間かける必要があるのですが、それを、どこまで手が抜けるかを実験してみます。
イタウバとコーススレッドの強度勝負
コーススレッドはかなり強度が高くなるように作られているのですが、SUS410やSUS340といったステンレス性のコーススレッドは錆び難い代わりに強度が低くなっています。そのため無理をするとコーススレッドが折れてしまうこともあります。
試しにインパクトドライバで打ち込んでみたところ、見事に折れました(汗)
手前に見えるのが頭の取れたコーススレッドです。
こうなると抜くのは一苦労。無理はしないほうが良さそうです。
床板イタウバを止める手順。
・まずは2mm~3mm程度のドリルで下穴を空けます。
できれば、根太もそのまま下穴を空けておくことをおすすめします。
今回使用した根太のサザンイエローパインは強度はあるのですが、割れやすいため、下穴無しでコーススレッドを打ち込むことで割れてしまう可能性があります。
自分はここをさぼったせいで、後で大変な補修をすることになりました(汗)
続いて、コーススレッドの頭の部分を収めるための穴を空けます。
この頭を収める穴を空けておくかどうか、悩みましたが、穴を空けずにコーススレッドを打ち込んだ結果が、先程のコーススレッドが折れてしまった写真です。
最期にコーススレッドの頭をウッドデッキに沈み込ませるために、かなりの力をかける必要があります。
そのため、この頭が沈み込みやすいように、ある程度穴を空けておくことで抵抗が減らせました。
本来であればこういう便利なドライバビットを使うのが普通かな、なんて思いますが、
これを使えば下穴を空ける作業とねじ頭を沈み込める穴を綺麗に空けることが出来ます。
とりあえず手持ちで無かったので、5mm程度のドリルで代用してみましたが、なんとか頭を沈み込めることができました。用意できるのであればもう少し大きい径の方がスムーズです。
そして最期に51mmのステンレスコーススレッドを打ち込んでいきます。実際には床板の厚みの2倍程度あれば大丈夫そうなので、今回の場合20mmのイタウバを利用していますので、40mm程度のコーススレッドでも十分そうです。
コーススレッドの打ち込み幅を一定に。
今回の床板を止める方法では、コーススレッドの頭が表面に見えてしまいます。
そのため、一定の間隔でコーススレッドを打ち込んでいくことで、仕上がりが綺麗になります。そのためこんなものを端材で作り、間隔を一定になるように調整しました。
端材のSPF材をイタウバの幅に切り、打ち込む位置に印をつけてマーキングすることで幅を一定にします。
後はひたすらこの作業を繰り返して床板を張っていきます。
電動ドライバが1本しか無いので、何度も何度もビットを交換したり、ヘッドを交換したり。
2mmのドリル(下穴用)、5mmのドリル(ねじ頭沈める用)、プラスドライバ(コーススレッド打ち込み用)の3本のビットを駆使しつつ約180箇所。穴を空けてコーススレッドを打ち込んでいきます。
これを少しでも楽するために、もう一つ電動ドリル買う人もいるみたいですね。
作業していてわかりますが、確かに買いたくなってしまいます。
遊び心も含めてこういう小型ドライバも面白いかもです。(^_^;)
使ってみたレビューです^^;
イタウバ張りの間隔。
今回のウッドデッキの床板は格子状にしてあります。
このようにブロック毎に正方形になるように幅を決めるのですが、
今回使用しているのは、縦幅1200mmのイタウバの短尺材を使用しています。
イタウバの横幅は105mm。
これを11枚並べ、床材と床材の隙間を5mmに設定することで、
(105mm×11枚)+(5mm幅×10)=1205mm
となり、1ブロックがほぼ正方形になります。
5mmだけ飛び出る形になりますが、許容範囲ということで^^
おそらくきっちり5mm幅で取ることはできないでしょうし、ハードウッドであっても、材の反り、ひねりもありますので、少しはズレてしまうと思います。
床材と床材の間はこんなものを使って均等にしています。
100均のステンレス金具。×3枚。
当初2枚ぐらいで行けると思ったのですが、実際に使用して並べてみたところ3枚がちょうど良さそうということに。
これを2セット用意して、隙間を均等にしながら床板を張っていきます。
写真左上に3枚重ねたステンレス金具、幅を均等にしています。
ちなみにこれは後で再利用する予定です。(*^_^*)
そして張っていった結果。
それなりに均等にビス打ちできました^^(2日かかっています(汗))
ビスがきれいに並んでいるのを見て、何気に満足気(*^_^*)
ただ、最終的に難しかったのがこの辺り。
4つのブロックの中心点です。
ここは一番隙間が空きやすい場所なので注意しながら張りました。
ときには、せっかく張った床板を剥がしながら(泣)
ただ、いくつか張っていく際にいくつかの注意点に気が付きました。
ウッドデッキの床板を張る際の注意点
床板を留める際に苦労するのは、その数と反り。
イタウバは自然素材なので、多少の捻りや、反りはでてきてしまいます。
ただ、それを何枚も貼り続けていくと、終わりの辺りで大きなズレになってしまう可能性があるので慎重にする必要があります。
今回使用したイタウバはハードウッドですが、やはり反りやひねりはでてしまいます。
今回リーベさんから購入したイタウバは見た目には反りはほとんどありませんが、張ってみるとやはり反っているものもあります。
イタウバはハードウッドなので反りを強制するのにはかなりの力が入ります。
それに気が付かず、いくつかコーススレッド留めした後で、反って留めてしまっていることに気が付き外してやり直したりもありました。
反りを矯正しながらのコーススレッドの打ち方は、自分の体重で、その床板を押さえつけながらコーススレッド打ちをしました。
手で抑えているぐらいでは反りの力に負けてしまいます。
後々には更に反ってくる可能性があるので、ここでしっかり留めておく必要があります。
床板の選定
床板の選定ってイタウバでしょ?
となるのですが、同じイタウバでもかなり性格が違うものがあります。
板の反りの方向はもちろんなのですが、板目の方向、材の硬さも多少変わってきます。
写真少しわかりにくいですが、右側が斜めに木目が入っており強度的に弱いです。
今回使用したイタウバはあまり割れが生じにくいため、できるだけ木裏を上面にしています。
木裏を上にすることで、木が反った場合でも水がたまりにくくなります。
一方で、反った側は反りによる割れが出やすく危険なため、木表を上にするという考え方もあるようです。
イタウバ自身油分が多く、ハードウッドの中では割れが生じにくいため、水分を溜めないように木裏を上にしました。
今回作るウッドデッキの床材はハードウッドですが、基礎部分はソフトウッドなのでそのあたりは少し気にしています。
そして、木目に沿って材がカットされている木材は曲がりにくく、そうではない材は曲がりやすくなっているようです。
イタウバ自身、かなり硬い木材なので、折れることはないと思いますが、たわみ方が多少違ってきます。
根太がしっかりしていれば気にする程でもないと思いますが、我が家の根太間隔は少し広め。
良く人が出入りしそうな場所は木目の綺麗で硬そうな材を、そうでない縁などは、柔らかめのイタウバを配置しました。
見た目ではわからないイタウバの柔らかさ。
コレに至っては、ドリルで穴を開けてみるまでわかりませんでした。
全然穴の開けやすさが違います。
中には、おや?と思うほど、すーっとドリルが入っていくイタウバも。
気がついた段階でなるべくフチに配置するようにしていますが、中々全て思うように配置するのは難しいです。
まぁほとんどが硬いのですが、やはり体重をかけた時の「たわみ」かたが違います。
我が家のウッドデッキの根太の間隔は広めではありますが、上から乗ってみても、そんなこと感じない程度の硬さは感じられるのですが、長い時間で見た時にどうなるか不安です。
切り欠いた床材の強度
床材を切り欠いていく段階で束柱の位置によっては、こんな床材も出てきてしまいます。
切り欠きが大きすぎてとてもこの細さで体重を支えられるとは思いません。
この床板の裏側には先程床板の間隔取りで使用したステンレス金具を補強に使用しました。
今度はスペーサーという不本意な使い方ではなく、ちゃんとした補強で使わせていただきます。
これを裏から短いステンレスビスで留めています。
強度は多少心配ですが、何もしないよりはましです。
というか、何もしなければきっと割れます。多分。
こういうところはところどころ補強を入れています。
ウッドデッキついに完成!
やっぱり床板張りは楽しいですね。
どんどん出来ていく過程はすごく作業が早く感じます。
ビットを三回交換しながらの面倒な作業も楽しく進められました。
そして、ここまでで、ウッドデッキとしての体を成してくれました。
ただ、今回の計画はパーゴラを取り付けるところまで行きます。
とりあえず、ウッドデッキ作成の第1部はここで終了です。ここまでご覧いただきありがとうございます。疑問点などありましたら、お気軽にご連絡いただければ、分かる範囲ですが答えたいと思います。
続いて第二部、パーゴラ(屋根)作成編へ続きます(*^_^*)
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