こんにちは、はっちです^^
今回は前回紹介したまるのこを使うにあたって、躊躇してしまうその危険性について色々なDIYをしてきた経験から書いてみたいと思います。
丸のこは危険な道具ですが、その分作業性はものすごく高いので、なるべく安全に使えるように気をつける点を書いていきたいと思います。
危険なことが分かっていれば、とても便利ですよ。
丸のこを使う上での注意したいキックバック
丸のこを使う方は聞いたことがあるかもしれませんが、キックバックという現象が起きる可能性があります。
キックバックは、高速で回転する刃に急激な負荷がかかった場合、その回転している刃の力がそのまま丸のこ自身を跳ね飛ばしたり、切っている材料をふっとばしたりする現象の事です。
実際に自分も小さいブラックアンドデッカーの丸のこを使っている時に何度か遭遇してしまいました。
実際にやってしまった木材です。
ブラックアンドデッカーの小さな丸のこにも関わらず、キックバックが起きてから15cmほど丸のこが木材の上を飛ばされているのが傷跡からわかります。
出来事はほんの一瞬です。
この軌道上に手や足があったら怪我は避けられません。
その威力はかなりのものになります。
2分30秒頃にキックバックが起きています。
何を言っているかはわかりませんが(苦笑)危険な現象ということはわかります。
ただ、このキックバックですが、十分に注意していれば避けられる現象ではあります。
キックバックから身を守るために。
キックバックは色々な原因で起こってしまいます。
ですので、キックバックが起きても大丈夫なように普段から気をつけて作業する必要があります。
・切断している丸のこの真後ろに身体を入れない。
キックバックする際、材料が固定されていれば丸のこは後ろに飛ばされます。
丸のこを切り進める方向から真後ろに手を置いたり、足を置いていると、丸鋸の刃が飛んできて怪我をする可能性があります。
切り進める直線上には体は置かないようにしてください。
・切断している材の前に立たない。
丸のこ側が飛ばされれば丸のこは後ろに飛んでいきますが、逆に切断した材が軽いものであったり固定がされていなければ、材の方が飛ばされるという危険な状態になります。
その勢いは想像以上の物があり、かなり飛んで行く可能性もあります。
テーブルソーのような固定された強力な丸のこの場合、木材が弾丸のように飛んでいきます。
この2点、といいますか、丸のこの切断ラインの直線上には立たないことで、キックバックが起きても、今の丸のこであれば安全に対処できると思います。
”今の”としたのは、
刃にブレーキがついている。
安全カバーが付いている。
という前提です。
一昔前の丸のこではトリガー(スイッチ)を離してもしばらく刃が回転し続けるものであったり、危険な刃が切断時以外に剥き出しにならないように安全カバーが付いているものがありますが、この全カバーが邪魔なため、閉まらないように固定してしまい、そのため、常に刃がむき出し状態になっている丸のこを良く見かけるからです。
それら安全装置が無ければ、不意な丸のこのキックバックにより、被害が大きくなる可能性があります。
ぜひ購入の際はこの辺りを気をつけていただければと思います。
どうしてキックバックは起こるのか。
こちらも大事な項目ですよね。
突然、不意な力が発生するため、作業しているととてもびっくりしますし、また高速回転している刃がついた道具を使用しているときにびっくりすることが危険でもあります。
キックバックはできれば起こしたくありません。
まず一番は、キックバックは刃に負荷がかかることで発生します。
・切っている最中に刃を傾けない。
いやいや、そんなことしないよ^^
と思うかもしれませんが、単純作業をしていたり、油断していると結構やってしまいます。
丸のこを必要以上に傾けることで、刃に負荷がかかりキックバックを起こしてしまうことがあります。
特に疲れているときなど注意です。
また繰り返し作業も注意です。
このように切り欠きを作るために、何度も一定方向に切り込みを入れるのですが、3kgの重さの丸のこを何度も動かしていると、段々最後まで切りきらずに手を戻そうとしてしまうことがあります。
完全に刃が抜けてない状態で戻そうとするとあらぬ方向に刃が傾き、キックバックを発生させてしまう可能性があります。
・切り終わった木材の行方
台の上で材を切る場合、切り終わりにポロッと落ちるように切ることが多いですが、ポロっと落ちる瞬間、材は刃の内側方向に落ちます。
その木材が刃にひっかかり、材をふっとばすということも有るようです。
また、反った木材や、重たい材の場合、切断していくことで木がより曲がり、刃を挟み込んでしまうこともあります。
がちっと挟み込まれた高速回転していた刃の反動は、そのまま丸のこを持つ手にかかり、思わぬ反動にびっくりしてしまうこともあります。
・切りやすい姿勢を取ること
そして最後に一番大事なことは、安定した姿勢で切ることです。
しっかり姿勢を取るとことで、力を込めてまっすぐ丸のこを動かせますし、身体が危険な場所にあることも避けられます。
高いところを横向きに切断するときなども注意です。
プロは両手で丸のこを支えながらカットすることもあるそうですが、慣れないうちはやらないほうが無難です。
顔の目の前で高速回転する刃を見ているのは生きた心地がしません^^;
疲れている時など、どうしても気が抜けてしまう時にキックバックの事故は起きてしまうようです。
・用途に合っていない物を切らない。
丸のこは刃を変えれば金属であったり、樹脂であったりと色々切ることができます。
ですが、これでもいけるんじゃない?と試してみるのは危険です。
特に、樹脂は柔らかいから大丈夫!と木工用の刃で切ったりすると、その樹脂の弾力性から、丸のこが跳ね飛ばされてしまうこともあります。
十分周りにも注意しながら試してください。
丸のこの安全な使い方まとめ
丸のこで一番危ない現象がキックバックです。
ですがそのキックバックは気をつけていれば発生させることもありませんし、起こったとしても注意していれば避けることもできます。
ただ、気をつけなければ行けないのはキックバックだけではありません。
コードの巻き込みやその他使い方、初心者の丸のこの選び方などコチラで紹介していますので、また参考にしてください。
注意さえすればとても便利な丸のこなので、ぜひ使ってみてください。
危ないですが慣れてしまえば問題は無さそう。
油断している時がまた危険ですけどね。それでは(*^^*)
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