DIYしたウッドデッキの寿命と経年劣化は?3年経過して状態を確認してみよう!

ウッドデッキ 経年劣化

3年ほど前にDIYで制作したウッドデッキですが、時間が経つことでどの様になってきたでしょうか。

ウッドデッキを作る時に色々と気にしていたのが、そのウッドデッキの耐久性。

ウッドデッキを作っている様子はあっても、その後どうなっていくのか?というところが非常に気になっていましたので、今回レポートしてみたいと思います。

20年経っても大丈夫とのことで、ハードウッドのイタウバで作ったウッドデッキですが、木の状態、塗装の状態、屋根に張った中空ポリカーボネイトの状況なども紹介したいと思います。

ハードウッドとソフトウッド混在で作ったウッドデッキの耐久性(3年後)

我が家のウッドデッキは単一の木材ではなく、適材適所で木材を買えて制作しています。

床板:イタウバ
根太:薬液注入のサザンイエローパイン
束柱:ウェスタンレッドシダー
パーゴラ:ウェスタンレッドシダー
塗装:ウッドガード二度塗り

ウッドデッキ 経年劣化

それぞれの状態を確認していきたいと思います。

床板の反り具合(ハードウッド:イタウバ)

床板は人が乗る場所ですので、劣化の具合がかなり気になる場所です。

イタウバで作成した床板の現在の状態です。

ウッドデッキ 経年劣化

3年経過しても反りや捻りはほとんど変わりありません。(上の写真に比べて色が薄く見えますが、光の加減です。塗装については後ほど。。。)

反り具合や乗ってみてたわみがひどくなった、などということもなく、ササクレなども刺さるようなレベルのものはありませんので、素足でウッドデッキの上に乗っても大丈夫です。

ウッドデッキ 経年劣化

やはりこの辺りはハードウッドのイタウバ。かなり強度が高そうです。

 

板を外してみましたが、裏側は塗装しておりません。光が当たらないのでイタウバの色がそのまま残っています。

ウッドデッキ イタウバ 劣化

 

根太が当たっている部分だけやはり水が溜まりやすいのか、少し変色しています。

 

使用しているSUS410のステンレス釘はなぜだか一つだけ先端が少し錆びているようでした。

ウッドデッキ ステンレス

 

穴は下穴を開けて、釘頭が収まるように削り込んでいましたが、きっちり釘で押さえられているようです。

 

ウッドデッキ ステンレス

 

根太の状態(ソフトウッド:サザンイエローパイン)

根太はウッドデッキの床板や幕板を支えている部分です。

床板はハードウッドのイタウバですが、根太はサザンイエローパインというソフトウッド。

根太は赤丸をつけた部分なのですが、外側からはほとんど見えません。

ですので一度床板を外してみたいと思います。

サザンイエローパインは薬液を加圧注入しており、防腐性能はかなり高くなっているものを使用しています。

ウッドデッキ 経年劣化

 

束柱との接地している部分が気になります。

 

ウッドデッキ 経年劣化

写真がボケてしまってすみません^^;

白いものが腐朽菌かと思いましたが、虫が何か繭のようなものを作っていたようです。

 

ウッドデッキ 経年劣化

中心部分の補強と束柱が集中している場所が心配でしたが、大丈夫のようです。

 

ウッドデッキの束柱(ソフトウッド:ウェスタンレッドシダー)

続いて見ていく場所はウッドデッキ全体を支える束柱です。

束柱に使用されているウェスタンレッドシダーはソフトウッドでありながら、元々高耐久の木材として有名な木です。

この写真の上部分の幕板は日光によって塗装の色が薄くなってしまっていますが、日の当たりにくい基礎に近い部分は紫外線による劣化は少なそうです。

 

ウッドデッキ 劣化

ただ束柱の屋根に近い部分は結構塗装が取れてきています。

日の当たる部分は塗り直しが必要そうです。

 

塗装の劣化状況(ウッドガード ダーク)

ウッドデッキの塗装はウッドガードという塗料を使用しました。

すべて2度塗りをしていました。

ウッドデッキ 劣化

この写真は作成当時の写真です。

使用している塗料はこちら。

お値段もお手頃で、耐久性もそこそこあるのでおすすめです^^

 

塗料についてはさすがに3年経過していますので結構色が落ちてきています。

ウッドデッキ 劣化

特に目立つのはやはり、日を直接受ける南側。

良く見ると取れた塗装部分の下は白銀化しています。元々が茶色の木材(ウェスタンレッドシダー)なのですが、色が抜けてしまっています。

触ってみた感じでは、乾燥しているなと思いますが、スカスカになっているとかそういうことはありません。

強度は十分に保ってくれているようです。

 

フェンス(ソフトウッド:ウェスタンレッドシダー)

既成品をサイズを合わせて取り付けたウェスタンレッドシダー製のフェンス。

ウッドデッキ フェンス 劣化

かなり日の当たりやすい場所にあるため、色は結構落ちてしまっています。

元々の木材も細いため、一番最初にボロボロになりそうですので、再塗装はしておいたほうが長持ちしそうです。

強度的には問題なさそうです。

 

屋根(パーゴラ)(ソフトウッド:ウェスタンレッドシダー)

続いて屋根の骨組み部分を見ていきます。

ウッドデッキ ポリカ 劣化

こちらは中空ポリカーボネイトで屋根が作成されており、紫外線をカットしています。

 

ウッドデッキ ポリカ 劣化

 

そのためか、ポリカに覆われている部分は先ほどのような塗装の落ちがほとんどありません。

先端に近い梁の部分でも、以前とあまり変わりないように見えます。

ただ、ポリカで覆われていない上に出ている部分。

ウッドデッキ 劣化

屋根の骨組みを受けている木材なのですが、ここの上面はかなり塗装が取れていました。

また、紫外線にかなりやられているようで。白銀化も進んでいます。

 

ただ、ここから穴が空いてきたりということはありません。元々ウェスタンレッドシダーは塗装なしでも10年ほどは持つ木材なのでそれほど心配していませんが、本当なら紫外線を受ける部分は再塗装したいですね。

 

中空ポリカーボネイトで作った屋根の状況

透明な中空ポリカーボネイトは下から見た感じだと、特に傷んでいるような様子はありません。

ウッドデッキ ポリカ 劣化

 

鳥が結構歩いているので足跡とかついてたりします^^;

ただ一度雨漏りをしてきたことがありました。

原因はココ。

ウッドデッキ ポリカ 劣化

屋根を上から見てみると、打ち付けてあったステンレスの傘釘が浮いてきていました。

恐らく風雨を受けて少しずつ中空ポリカが振動することで、傘釘が浮いてきたのかなと思います。

このままではポリカの屋根毎剥がれてしまう可能性があるため、金槌でコンコンしておきました。

ウッドデッキ ポリカ 劣化

傘釘に付いているスポンジもかなり痩せていましたが、しっかり下まで打ち付ければ雨漏りは止まりました。

ポリカ自身はさすがに丈夫ですね。

ちょっと気にしているのはこちら。

ウッドデッキ ポリカ 劣化

見栄えと水切り?とで取り付けた補強のためのアルミテープですが、すっかりぼろぼろになっています。

ポリカ先端部分はどうしてもゴミが溜まりやすくなってしまうため、それを隠す意味でもいいのですが、ぼろぼろになった部分に水が貯まってしまうようです。

ポリカの劣化には特に影響は無さそうですが、どちらでも良かったかなと思います。

 

ウッドデッキ床下の雑草の様子

床下は防草シートを敷き詰めているのですが、時間とともに飛んできた砂などが堆積して、そこに少しだけ草が生えてきているようです。

ウッドデッキ 防草

ただ、主に日陰だからか、それほど草は生えてきません。

生えてきても大抵デッキの外枠に近い、日が当たるところだけですので、草を抜いたり枯らしたりすることはできます。

一番の強敵は隣からどんどん入ってくる芝生かもですね^^

ウッドデッキ 劣化

ですが、そこは入ってこないように枯らしています。

3年経ってメンテナンスは必要か?

ウッドデッキのメインである床板の部分は丈夫なハードウッドを使用しているため、素足で歩いても問題はありませんでしたが、やはり見栄えの点で塗装しておくときれいになるかなと思います。

またその他の場所でも、とりあえず剥げてしまっている塗装の部分については再塗装が必要かなと思います。ソフトウッドは塗装をし直すことで、耐久性を伸ばしてくれますので、紫外線の当たる部分についてはしっかり塗っておこうかと思います。

 

幾度となく台風なども来ていますが、がっちり立ってくれていて、歪みなども無いように見えます。

ハンモックをぶら下げて、だらーっとするような時期は過ぎてしまいましたが、こちらについても大人が乗っても大丈夫です。

ウッドデッキ ウェスタンレッドシダー 劣化

南側にあるウッドデッキなのでかなり紫外線に当てられていますが、直射日光を遮ってくれたり、雨を防いでくれたりと活躍してくれていますので、このままずっと使い続けたいです。

また経年劣化の状況も報告し続けていければと思います。

DIYでも高耐久で低コスト イタウバでウッドデッキ!中空ポリカの屋根を1から作る全製作工程のまとめ。
DIY初心者ですが、ウッドデッキの構造から材料、作り方を色々と考えながら、低コストで作成してみました。また屋根も中空ポリカで制作していますので、耐久性も快適性もいい感じです。ぜひ参考にしてください。

それでは(*^^*)

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